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公開番号2024147974
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-17
出願番号2023060781
出願日2023-04-04
発明の名称車車間通信システム、送信装置及び受信装置
出願人スズキ株式会社
代理人個人
主分類G08G 1/09 20060101AFI20241009BHJP(信号)
要約【課題】割り込みを望まない範囲を他の車両に伝えられるようにする。
【解決手段】第1の車両(1)に搭載された送信装置(100)と、第2の車両(2)に搭載された受信装置(200)とが通信する車車間通信システムであって、前記送信装置(100)は、前記第1の車両(1)の前方及び後方のうちの少なくともいずれか一方での車両の割り込みを禁止する範囲である割り込み禁止範囲の情報を前記受信装置(200)に送信し、前記受信装置(200)は、前記送信装置(100)から送信された前記割り込み禁止範囲の情報を受信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の車両に搭載された送信装置と、第2の車両に搭載された受信装置とが通信する車車間通信システムであって、
前記送信装置は、前記第1の車両の前方及び後方のうちの少なくともいずれか一方での車両の割り込みを禁止する範囲である割り込み禁止範囲の情報を前記受信装置に送信し、
前記受信装置は、前記送信装置から送信された前記割り込み禁止範囲の情報を受信することを特徴とする車車間通信システム。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記送信装置は、前記割り込み禁止範囲を設定する設定手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車車間通信システム。
【請求項3】
前記設定手段は、前記割り込み禁止範囲を、前記第1の車両の所定の部位を始点とする距離で表すことを特徴とする請求項2に記載の車車間通信システム。
【請求項4】
前記送信装置は、前記第1の車両の乗員からの割り込み禁止範囲の入力を受け付ける入力手段を備えたことを特徴とする請求項2又は3に記載の車車間通信システム。
【請求項5】
前記設定手段は、割り込み禁止範囲下限値を設定し、
前記入力手段で入力した前記割り込み禁止範囲と、前記割り込み禁止範囲下限値とを比較して、距離の長い方を、前記受信装置に送信する前記割り込み禁止範囲とすることを特徴とする請求項4に記載の車車間通信システム。
【請求項6】
前記設定手段は、前記第1の車両の車速に応じて、前記割り込み禁止範囲下限値を変更することを特徴とする請求項5に記載の車車間通信システム。
【請求項7】
前記設定手段は、前記第1の車両の車両重量に応じて、前記割り込み禁止範囲下限値を変更することを特徴とする請求項5に記載の車車間通信システム。
【請求項8】
第1の車両に搭載され、第2の車両に搭載された受信装置と通信する送信装置であって、
前記第1の車両の前方及び後方のうちの少なくともいずれか一方での車両の割り込みを禁止する範囲である割り込み禁止範囲を設定する設定手段と、
前記設定手段で設定した前記割り込み禁止範囲の情報を前記受信装置に送信する送信手段とを備えたことを特徴とする送信装置。
【請求項9】
第2の車両に搭載され、第1の車両に搭載された送信装置と通信する受信装置であって、
前記送信装置から送信された、前記第1の車両の前方及び後方のうちの少なくともいずれか一方での車両の割り込みを禁止する範囲である割り込み禁止範囲の情報を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信した前記割り込み禁止範囲の情報に基づいて、前記第2の車両の乗員に対して通知を行う通知手段とを備えたことを特徴とする受信装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車車間通信システム、送信装置及び受信装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
車車間通信システムに関する技術として、特許文献1には、同一車線に並ぶ複数の他車両のうちの何れかの他車両の前方に自車両が割込む場合に、通信部が受信する意思情報を用いて複数の他車両の乗員における割込みに対する許可の有無を検知する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-121107号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、割り込みされる側の車両が割り込みを許可しているか否かを検知することができる。しかしながら、割り込みを許可しないとした車両においても、当該車両の前方の遠い位置での割り込みであれば、許容できるということがありえる。また、割り込みを許可するとした車両においても、当該車両の前方の近い位置での割り込みがあったときは、不快に感じることがありえる。
【0005】
本発明はかかる実情に鑑みてなされたものであり、割り込みを望まない範囲を他の車両に伝えられるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の車車間通信システムは、第1の車両に搭載された送信装置と、第2の車両に搭載された受信装置とが通信する車車間通信システムであって、前記送信装置は、前記第1の車両の前方及び後方のうちの少なくともいずれか一方での車両の割り込みを禁止する範囲である割り込み禁止範囲の情報を前記受信装置に送信し、前記受信装置は、前記送信装置から送信された前記割り込み禁止範囲の情報を受信することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、割り込みを望まない範囲を他の車両に伝えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例に係る車車間通信システムの構成を示す図である。
実施例に係る送信装置及び受信装置の機能構成を示す図である。
実施例に係る送信装置及び受信装置が実行する処理を示すフローチャートである。
割り込み禁止範囲設定処理を示すフローチャートである。
第2の車両の表示装置の表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施形態に係る車車間通信システムは、第1の車両(1)に搭載された送信装置(100)と、第2の車両(2)に搭載された受信装置(200)とが通信する車車間通信システムであって、前記送信装置(100)は、前記第1の車両(1)の前方及び後方のうちの少なくともいずれか一方での車両の割り込みを禁止する範囲である割り込み禁止範囲の情報を前記受信装置(200)に送信し、前記受信装置(200)は、前記送信装置(100)から送信された前記割り込み禁止範囲の情報を受信する。
このように、送信装置(100)が割り込み禁止範囲の情報を送信し、受信装置(200)が割り込み禁止範囲の情報を受信するようにしたので、割り込みを望まない範囲を他の車両(第2の車両(2))に伝えることができる。言い方を変えれば、第2の車両(2)の乗員は、割り込みが許容される範囲を認識することができる。これにより、第1の車両(1)の乗員が不快に感じる範囲での割り込みを減らすことができる。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施例について説明する。
図1に、実施例に係る車車間通信システムの構成例を示す。
図1に示すように、本実施例では、第1の車両1と第2の車両2との間で無線通信を行う例を述べる。第1の車両1は左側車線を走行しており、第2の車両2は右側車線を走行している。
第1の車両1には、無線通信モジュールを備えた送信装置100が搭載される。送信装置100は、自車両である第1の車両1の前方での車両の割り込みを禁止する範囲である割り込み禁止範囲の情報を、第2の車両2に搭載された受信装置200に送信する。割り込み禁止範囲は、割り込みを望まない範囲ともいえる。また、第1の車両1には、前方カメラ1a及び後方カメラ1bが搭載される。
第2の車両2には、無線通信モジュールを備えた受信装置200が搭載される。受信装置200は、送信装置100から送信された割り込み禁止範囲の情報を受信する。また、第2の車両2には、前方カメラ2a及び後方カメラ2bが搭載される。
(【0011】以降は省略されています)

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