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公開番号2024147857
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-17
出願番号2023060533
出願日2023-04-04
発明の名称非ガス型泡吐出装置に充填される外用組成物
出願人アピ株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類A61K 9/12 20060101AFI20241009BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】成分溶解性に優れ、且つ得られる泡の嵩高さ及び/又は得られる泡の保持力がより良好な、非ガス型泡吐出装置に充填される外用組成物を提供すること。
【解決手段】(A成分)炭素原子数1~3のアルコール、(B)HLB値6.0~10.0のポリエーテル変性シリコーンを含有する、非ガス型泡吐出装置に充填されるアルコール含有外用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A成分)炭素原子数1~3のアルコール、(B)HLB値6.0~10.0のポリエーテル変性シリコーンを含有する、非ガス型泡吐出装置に充填される外用組成物。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記非ガス型泡吐出装置に存在するメッシュを通すことで泡となることを特徴とする、請求項1に記載の外用組成物。
【請求項3】
前記A成分がエタノールであり、前記外用組成物中の前記A成分の含有率が30v/v%~80v/v%である、請求項1に記載の外用組成物。
【請求項4】
前記外用組成物中の前記B成分の含有率が0.5w/v%以上である、請求項1に記載の外用組成物。
【請求項5】
前記外用組成物中の前記B成分の含有率が1.5w/v%以上である、請求項1に記載の外用組成物。
【請求項6】
前記ポリエーテル変性シリコーンのHLB値が8.0~10.0である、請求項1に記載の外用組成物。
【請求項7】
前記非ガス型泡吐出装置に存在する目開き0.048mm~0.211mmのメッシュを通すことで泡となることを特徴とする、請求項1に記載の外用組成物。
【請求項8】
前記A成分がエタノールであり、前記外用組成物中の前記A成分の含有率が70v/v%以上である、請求項1、6又は7に記載の外用組成物。
【請求項9】
前記B成分がPEG-32メチルエーテルジメチコンである、請求項1及び6~8のいずれかに記載の外用組成物。
【請求項10】
前記外用組成物中の前記A成分の含有率が70~95v/v%であり、前記外用組成物中の前記B成分の含有率が0.5~5w/v%であり、前記ポリエーテル変性シリコーンのHLB値が8.0~10.0であり、且つ前記ポリエーテル変性シリコーンが線状ブロック共重合体構造のポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体である、請求項1、2、又は7に記載の外用組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、非ガス型泡吐出装置に充填される外用組成物等に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
外用剤の剤形として、例えば、軟膏剤、クリーム剤、ローション剤等がある。軟膏剤やクリーム剤は、半固形状であるので、広範囲に塗り広げ難い。また、ローション剤は、液状であるので、広範囲に塗り広げることには向いているが、使用時に液が垂れることがあり使い難い。
【0003】
一方、近年、簡便で広範囲に使用可能なフォーム剤が注目されている。フォーム剤は、吐出時は泡状態であるので液垂れが抑制されており、また液体であるので広範囲に塗り広げることにも適している。フォーム剤としては、皮膚への刺激を抑えるために、噴射剤を用いて発泡させるものではなく、ポンプ型泡吐出装置等の非ガス型泡吐出装置を用いて界面活性剤の配合により発泡させることが望ましい(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-121146号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
消毒用途を見据えた場合、エタノール等のアルコールを配合することがある。しかし、アルコールを含む場合、非ガス型泡吐出装置を用いて界面活性剤の配合により発泡させようとすると、泡の嵩高さや泡の保持力が不十分であった。また、アルコールを含む場合であっても、界面活性剤の種類によっては、成分の溶解の程度が低いことがある。
【0006】
本発明は、成分溶解性に優れ、且つ得られる泡の嵩高さ及び/又は得られる泡の保持力がより良好な、非ガス型泡吐出装置に充填されるアルコール含有外用組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は上記課題に鑑みて鋭意研究を進めた結果、(A成分)炭素原子数1~3のアルコール、(B)HLB値6.0~10.0のポリエーテル変性シリコーンを含有する、非ガス型泡吐出装置に充填される外用組成物、であれば、上記課題を解決できることを見出した。本発明者はこの知見に基づいてさらに研究を進めた結果、本発明を完成させた。即ち、本発明は、下記の態様を包含する。
【0008】
項1. (A成分)炭素原子数1~3のアルコール、(B)HLB値6.0~10.0のポリエーテル変性シリコーンを含有する、非ガス型泡吐出装置に充填される外用組成物。
【0009】
項2. 前記非ガス型泡吐出装置に存在するメッシュを通すことで泡となることを特徴とする、項1に記載の外用組成物。
【0010】
項3. 前記A成分がエタノールであり、前記外用組成物中の前記A成分の含有率が30v/v%~80v/v%である、項1又は2に記載の外用組成物。
(【0011】以降は省略されています)

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