TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024147415
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-16
出願番号2023060420
出願日2023-04-03
発明の名称調理器用ガラストッププレート
出願人鳴海製陶株式会社
代理人弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類H05B 6/12 20060101AFI20241008BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】赤外線センサの温度検知精度を向上させると共に、装飾性を備えた調理器用ガラストッププレートを提供する。
【解決手段】赤外線センサ3を備えた調理器1の上部に配置する調理器用ガラストッププレート10であって、ガラス基板11と、ガラス基板11の裏面11B側に設けられるとともに、赤外線吸収剤および顔料を含む、赤外線吸収装飾層12と、を備え、ガラストッププレート10が調理器1に配置された状態で、赤外線吸収装飾層12には、ガラス基板11の厚さ方向について赤外線センサ3と重なる位置に、ガラス基板11が露出する赤外線吸収装飾層窓部14Aが形成されており、ガラス基板11の表面11A側から測定した、JIS 8781-4:2013に準拠して測定される明度L*が50以上であり、ガラス基板11の表面11A側から測定した波長940nmの赤外線の反射率が25%未満である、調理器用ガラストッププレート10。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
赤外線センサを備えた調理器の上部に配置する調理器用ガラストッププレートであって、
表面および裏面を備えるガラス基板と、
前記ガラス基板の前記裏面側に設けられるとともに、赤外線を吸収する赤外線吸収剤および顔料を含む、赤外線吸収装飾層と、を備え、
前記ガラストッププレートが前記調理器に配置された状態で、前記赤外線吸収装飾層には、前記ガラス基板の厚さ方向について前記赤外線センサと重なる位置に、前記ガラス基板が露出する赤外線吸収装飾層窓部が形成されており、
前記ガラス基板の前記表面側から測定した、JIS 8781-4:2013に準拠して測定される明度L

が50以上であり、
前記ガラス基板の前記表面側から測定した波長940nmの赤外線の反射率が25%未満である、調理器用ガラストッププレート。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
さらに、赤外線を吸収する赤外線吸収剤を含む赤外線吸収層を備え、
前記赤外線吸収層には、前記ガラス基板の厚さ方向について前記赤外線センサと重なる位置に、前記ガラス基板が露出する赤外線吸収層窓部が形成されている、請求項1に記載の調理器用ガラストッププレート。
【請求項3】
赤外線センサを備えた調理器の上部に配置するための調理器用ガラストッププレートであって、
表面および裏面を備えるガラス基板と、
前記ガラス基板の前記裏面側に設けられるとともに、顔料を含む装飾層と、
赤外線を吸収する赤外線吸収剤を含む、少なくとも1つの赤外線吸収層と、を備え、
前記ガラストッププレートが前記調理器に配置された状態で、
前記装飾層には、前記ガラス基板の厚さ方向について前記赤外線センサと重なる位置に、前記ガラス基板が露出する装飾層窓部が形成されており、
前記赤外線吸収層には、前記ガラス基板の厚さ方向について前記赤外線センサと重なる位置に、前記ガラス基板が露出する赤外線吸収層窓部が形成されており、
前記ガラス基板の前記表面側から測定した、JIS 8781-4:2013に準拠して測定される明度L

が50以上であり、
前記ガラス基板の前記表面側から測定した波長940nmの赤外線の反射率が25%未満である、調理器用ガラストッププレート。
【請求項4】
前記赤外線吸収層は、前記ガラス基板の前記表面または前記裏面に設けられている、請求項2または3に記載の調理器用ガラストッププレート。
【請求項5】
さらに、前記赤外線吸収装飾層の裏面側に、遮光性を有する遮光層を備え、
前記遮光層には、前記ガラス基板の厚さ方向について前記赤外線センサと重なる位置に、前記ガラス基板が露出する遮光層窓部が形成されている、請求項1に記載の調理器用ガラストッププレート。
【請求項6】
さらに、前記装飾層の裏面側に、遮光性を有する遮光層を備え、
前記ガラストッププレートが前記調理器に配置された状態で、前記遮光層には、前記ガラス基板の厚さ方向について前記赤外線センサと重なる位置に、前記ガラス基板が露出する遮光層窓部が形成されている、請求項3に記載の調理器用ガラストッププレート。
【請求項7】
前記赤外線吸収剤は、波長780nm~2μmの赤外線を吸収可能である、請求項1から3のいずれか一項に記載の調理器用ガラストッププレート。
【請求項8】
前記赤外線吸収剤は、金属六ホウ化物、またはタングステン酸塩から選ばれる一種または二種以上の化合物である、請求項1から3のいずれか一項に記載の調理器用ガラストッププレート。
【請求項9】
前記赤外線吸収剤が、六ホウ化ランタンである、請求項8に記載の調理器用ガラストッププレート。
【請求項10】
前記六ホウ化ランタンの含有量は、0.005[g/m

]以上である、請求項9に記載の調理器用ガラストッププレート。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、調理器用ガラストッププレートに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、調理器において、鍋等の調理器具から出力される赤外線強度を赤外線センサで検知することにより、調理器具の温度を検知する技術が知られている(特許文献1参照)。この技術によれば、調理器具の底から放射される赤外線を直接検知することにより、熱応答性に優れた温度検知を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平3-184295号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術において、照明器具等のように、調理器具と異なる部材から発せられる赤外線が、赤外線センサに入射する場合がある。例えば、調理器の上面に配置されたガラストッププレートに、照明器具から発せられた赤外線が入射し、この赤外線がガラストッププレート内で多重反射することにより、赤外線センサにまで到達してしまう場合がある。すると、調理器具から発せられる赤外線を正確に測定することができなくなる恐れがある。
【0005】
上記の課題を解決するために、ガラストッププレートの表面に、照明器具からの赤外線を遮光するための遮光層を設けることが考えられる。しかし、ガラストッププレートの表面に遮光層を設けると、ガラストッププレートの色調が暗くなってしまう。すると、例えば白色系の明るい色調の装飾を施すことができなくなる等、ガラストッププレートの装飾性が制約されてしまう。
【0006】
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、赤外線センサの温度検知精度を向上させると共に、装飾性を備えた調理器用ガラストッププレートを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、
赤外線センサを備えた調理器の上部に配置する調理器用ガラストッププレートであって、
表面および裏面を備えるガラス基板と、
前記ガラス基板の前記裏面側に設けられるとともに、赤外線を吸収する赤外線吸収剤および顔料を含む、赤外線吸収装飾層と、を備え、
前記ガラストッププレートが前記調理器に配置された状態で、前記赤外線吸収装飾層には、前記ガラス基板の厚さ方向について前記赤外線センサと重なる位置に、前記ガラス基板が露出する赤外線吸収装飾層窓部が形成されており、
前記ガラス基板の前記表面側から測定した、JIS 8781-4:2013に準拠して測定される明度L

が50以上であり、
前記ガラス基板の前記表面側から測定した波長940nmの赤外線の反射率が25%未満である、調理器用ガラストッププレートにある。
【0008】
本発明の他の態様は、
赤外線センサを備えた調理器の上部に配置するための調理器用ガラストッププレートであって、
表面および裏面を備えるガラス基板と、
前記ガラス基板の前記裏面側に設けられるとともに、顔料を含む装飾層と、
赤外線を吸収する赤外線吸収剤を含む、少なくとも1つの赤外線吸収層と、を備え、
前記ガラストッププレートが前記調理器に配置された状態で、
前記装飾層には、前記ガラス基板の厚さ方向について前記赤外線センサと重なる位置に、前記ガラス基板が露出する装飾層窓部が形成されており、
前記赤外線吸収層には、前記ガラス基板の厚さ方向について前記赤外線センサと重なる位置に、前記ガラス基板が露出する赤外線吸収層窓部が形成されており、
前記ガラス基板の前記表面側から測定した、JIS 8781-4:2013に準拠して測定される明度L

が50以上であり、
前記ガラス基板の前記表面側から測定した波長940nmの赤外線の反射率が25%未満である、調理器用ガラストッププレートにある。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様および他の態様によれば、ガラス基板の表面側から測定した、JIS 8781-4:2013に準拠して測定される明度L

が50以上であるので、ガラストッププレートに、白系顔料またはシルバー系顔料等の明るい色調の装飾を施すことができる。これにより、ガラストッププレートの装飾性を向上させることができる。
【0010】
また、本発明の一態様および他の態様によれば、ガラス基板の表面側から測定した波長940nmの赤外線の反射率が25%未満であるので、ガラストッププレートの外部から照射された赤外線を、ガラストッププレートの内部で多重反射する間に減衰させることができる。これにより、赤外線センサの検知精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

鳴海製陶株式会社
調理器用ガラストッププレート
9日前
鳴海製陶株式会社
ボーンチャイナ製品の製造方法
7か月前
東レ株式会社
表面処理装置
1か月前
日星電気株式会社
面状ヒータ
15日前
日本精機株式会社
電子回路装置
9日前
イビデン株式会社
配線基板
7日前
イビデン株式会社
配線基板
18日前
イビデン株式会社
配線基板
8日前
イビデン株式会社
配線基板
1か月前
イビデン株式会社
配線基板
1か月前
イビデン株式会社
配線基板
1か月前
JOHNAN株式会社
回路基板
1日前
TDK株式会社
回路基板
15日前
匠堂合同会社
電気設備の固定台
25日前
個人
出力アップ 電磁調理器について
1か月前
東芝ライテック株式会社
照明装置
15日前
東レエンジニアリング株式会社
実装装置
15日前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
シャープ株式会社
照明装置
1か月前
サンコール株式会社
バスバー
25日前
TDK株式会社
複合電子部品
1か月前
原田工業株式会社
電子回路ユニット
14日前
株式会社富士通ゼネラル
電子機器収納ラック
10日前
株式会社クラベ
コード状ヒータと面状ヒータ
1か月前
新光電気工業株式会社
配線基板
15日前
東芝ライテック株式会社
照明装置
14日前
東芝ライテック株式会社
照明装置
24日前
東芝ライテック株式会社
照明装置
21日前
株式会社明治ゴム化成
磁性体含有シート
1か月前
東レ株式会社
表面処理装置および表面処理方法
1か月前
東芝ライテック株式会社
照明装置
25日前
株式会社アイシン
回路基板
今日
ヤマハ発動機株式会社
部品供給装置
14日前
キヤノン株式会社
回路基板、画像形成装置
1か月前
TDK株式会社
アンテナモジュール
14日前
続きを見る