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公開番号2024146364
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023059211
出願日2023-03-31
発明の名称複合容器及び複合容器の製造方法
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65D 25/20 20060101AFI20241004BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】樹脂製容器からラベル部材を容易に剥離することが可能な、複合容器及び複合容器の製造方法を提供する。
【解決手段】複合容器10Aは、胴部11と、胴部11の下方に設けられた底部20とを有する樹脂製容器10と、樹脂製容器10の外側に設けられ、胴部11の少なくとも一部を覆うラベル部材40とを備えている。樹脂製容器10のうち、ラベル部材40の側縁43に重なる位置に、内側へ窪む凹部30が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
胴部と、前記胴部の下方に設けられた底部とを有する樹脂製容器と、
前記樹脂製容器の外側に設けられ、前記胴部の少なくとも一部を覆うラベル部材とを備え、
前記樹脂製容器のうち、前記ラベル部材の側縁に重なる位置に、内側へ窪む凹部が形成されている、複合容器。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記凹部は、前記ラベル部材の下縁に重なっている、請求項1に記載の複合容器。
【請求項3】
前記ラベル部材は、紙を含む、請求項1に記載の複合容器。
【請求項4】
前記ラベル部材は、ポリエチレンテレフタレートを含む、請求項1に記載の複合容器。
【請求項5】
前記樹脂製容器は、シート成形体である、請求項1に記載の複合容器。
【請求項6】
胴部と、前記胴部の下方に設けられた底部とを有する樹脂製容器と、前記樹脂製容器の外側に設けられ、前記胴部の少なくとも一部を覆うラベル部材とを備える複合容器の製造方法において、
キャビティ型とシート押し込み治具とを準備する工程と、
前記キャビティ型の内面に前記ラベル部材を装着する工程と、
前記ラベル部材が装着された前記キャビティ型と、前記シート押し込み治具とによって、シート材料に対してシート成形を施すことにより、前記シート材料から前記樹脂製容器を作製する工程とを備え、
前記キャビティ型は、前記胴部の上部に対応する胴部型と、前記胴部の下部及び前記底部に対応する第1底部型及び第2底部型とを備え、
前記シート材料から前記樹脂製容器を作製する工程において、前記第1底部型の内面は、前記ラベル部材の側縁に重なるとともに、前記第2底部型の内面よりも内側に位置する、複合容器の製造方法。
【請求項7】
前記キャビティ型の内面に前記ラベル部材を装着する工程において、前記ラベル部材を筒状にするとともに、前記ラベル部材の下縁と前記キャビティ型の内面との間に隙間が形成されるように、前記キャビティ型の内面に前記ラベル部材を装着する、請求項6に記載の複合容器の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、複合容器及び複合容器の製造方法に関する。
続きを表示(約 880 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、食品等の内容物を収容する容器として、合成樹脂を使用した容器が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。特許文献1及び特許文献2には、インモールド成形されたラベル付き容器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第2579361号公報
特開2004-256165号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、環境負荷の低減を目的として、使用済みの容器から樹脂材料をリサイクルする場合がある。この場合、特許文献1及び特許文献2に示すようなラベル付き容器では、樹脂製容器とラベルとを分別して廃棄することが求められている。このため、樹脂製容器からラベルを容易に剥離できる容器が求められている。
【0005】
本開示はこのような点を考慮してなされたものであり、樹脂製容器からラベル部材を容易に剥離することが可能な、複合容器及び複合容器の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の実施の形態は、以下の[1]~[7]に関する。
【0007】
[1]胴部と、前記胴部の下方に設けられた底部とを有する樹脂製容器と、前記樹脂製容器の外側に設けられ、前記胴部の少なくとも一部を覆うラベル部材とを備え、前記樹脂製容器のうち、前記ラベル部材の側縁に重なる位置に、内側へ窪む凹部が形成されている、複合容器。
【0008】
[2]前記凹部は、前記ラベル部材の下縁に重なっている、[1]に記載の複合容器。
【0009】
[3]前記ラベル部材は、紙を含む、[1]又は[2]に記載の複合容器。
【0010】
[4]前記ラベル部材は、ポリエチレンテレフタレートを含む、[1]又は[2]に記載の複合容器。
(【0011】以降は省略されています)

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