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公開番号2024146217
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023058994
出願日2023-03-31
発明の名称吐出容器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人
主分類B65D 47/40 20060101AFI20241004BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】内容物の吐出後にサックバックとシールを良好に実現できる吐出容器を提供する。
【解決手段】容器本体2と吐出キャップ3とを有し、吐出キャップ3は、上側に位置する上側天壁7aと、上側天壁7aよりも下側に位置する下側天壁8aと、弁体9と、付勢部10とを有し、上側天壁7aは吐出口11を有し、下側天壁8aはシール部12を有し、弁体9は、空気がシール部12を通って容器本体2内に流入することをシール位置に移動することで抑制でき、且つ、容器本体2内の内容物が吐出口11に向けてシール部12から流出することをシール位置から移動することで許容でき、付勢部10は、正立姿勢状態で弁体9をシール位置まで付勢し、シール部12と弁体9との少なくとも一方は、弁体9がシール位置時に内容物がシール部12を通って容器本体2内に流入することを許容する溝部13を有し、溝部13は、少なくとも1つの溝13aからなる、吐出容器1。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
容器本体と吐出キャップとを有し、
前記容器本体は、口部、胴部及び底部をこの順に有し、内層体と外層体とによって形成され、且つ、導入口を有し、
前記導入口は、前記容器本体に収容される液状の内容物の吐出に伴う前記内層体の容積を減少させる変形と前記外層体の弾性変形からの復元とによって、前記内層体と前記外層体との間に空気を導入し、
前記吐出キャップは、正立姿勢状態での上側に位置する上側天壁と、前記上側天壁よりも前記正立姿勢状態での下側に位置する下側天壁と、弁体と、付勢部とを有し、前記容器本体の前記口部に装着され、
前記上側天壁は吐出口を有し、
前記下側天壁は環状のシール部を有し、
前記弁体は、空気が前記シール部を通って前記容器本体内に流入することを前記弁体が前記シール部に接するシール位置に移動することで抑制でき、且つ、前記容器本体内の前記内容物が前記吐出口に向けて前記シール部から流出することを前記シール位置から移動することで許容でき、
前記付勢部は、前記正立姿勢状態での下側に向けて前記弁体を前記シール位置まで付勢し、
前記シール部と前記弁体との少なくとも一方は、前記弁体が前記シール位置にある時に前記内容物が前記シール部を通って前記容器本体内に流入することを許容する溝部を有し、
前記溝部は、V字状の流路断面形状を有する少なくとも1つの溝からなる、吐出容器。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記溝部の総流路断面積は0.01~0.1mm

であり、
前記溝の深さは0.06~0.12mmである、請求項1に記載の吐出容器。
【請求項3】
前記吐出キャップは、前記上側天壁と前記下側天壁との間に取り付けられる弁支持部を有し、
前記付勢部は、前記弁支持部と前記弁体とを連ねる弾性体によって形成される、請求項1に記載の吐出容器。
【請求項4】
前記付勢部は、前記弁支持部と前記弁体の外周部における前記正立姿勢状態での上部とを連ねる、請求項3に記載の吐出容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は吐出容器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
容器本体と吐出キャップとを有し、容器本体は、口部、胴部及び底部をこの順に有し、内層体と外層体とによって形成され、且つ、導入口を有し、導入口は、容器本体に収容される液状の内容物の吐出に伴う内層体の容積を減少させる変形と外層体の弾性変形からの復元とによって、内層体と外層体との間に空気を導入し、吐出キャップは、正立姿勢状態での上側に位置する上側天壁と、上側天壁よりも正立姿勢状態での下側に位置する下側天壁と、弁体とを有し、容器本体の口部に装着され、上側天壁は吐出口を有し、下側天壁は環状のシール部を有し、弁体は、空気がシール部を通って容器本体内に流入することを弁体がシール部に接するシール位置に移動することで抑制でき、且つ、容器本体内の内容物が吐出口に向けてシール部から流出することをシール位置から移動することで許容できる、吐出容器が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-180775号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記構成を有する吐出容器は、吐出口から吐出されずに残った内容物をできるだけ多く且つ速やかにシール部を通して容器本体内に向けて引き込む(「サックバック」ともいう)ことができるのが、吐出口から内容物が零れることを抑制する等の観点から好ましい。また、上記構成を有する吐出容器は、内容物の吐出後に弁体ができるだけ速やかにシール位置に復帰でき、シール部でのできるだけ安定したシールを実現できるのが、空気の流入を抑制して内容物の品質を良好に維持する等の観点から好ましい。
【0005】
そこで本発明の目的は、内容物の吐出後にサックバックとシールを良好に実現できる吐出容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は以下のとおりである。
【0007】
[1]
容器本体と吐出キャップとを有し、
前記容器本体は、口部、胴部及び底部をこの順に有し、内層体と外層体とによって形成され、且つ、導入口を有し、
前記導入口は、前記容器本体に収容される液状の内容物の吐出に伴う前記内層体の容積を減少させる変形と前記外層体の弾性変形からの復元とによって、前記内層体と前記外層体との間に空気を導入し、
前記吐出キャップは、正立姿勢状態での上側に位置する上側天壁と、前記上側天壁よりも前記正立姿勢状態での下側に位置する下側天壁と、弁体と、付勢部とを有し、前記容器本体の前記口部に装着され、
前記上側天壁は吐出口を有し、
前記下側天壁は環状のシール部を有し、
前記弁体は、空気が前記シール部を通って前記容器本体内に流入することを前記弁体が前記シール部に接するシール位置に移動することで抑制でき、且つ、前記容器本体内の前記内容物が前記吐出口に向けて前記シール部から流出することを前記シール位置から移動することで許容でき、
前記付勢部は、前記正立姿勢状態での下側に向けて前記弁体を前記シール位置まで付勢し、
前記シール部と前記弁体との少なくとも一方は、前記弁体が前記シール位置にある時に前記内容物が前記シール部を通って前記容器本体内に流入することを許容する溝部を有し、
前記溝部は、V字状の流路断面形状を有する少なくとも1つの溝からなる、吐出容器。
【0008】
[2]
前記溝部の総流路断面積は0.01~0.1mm

であり、
前記溝の深さは0.06~0.12mmである、[1]に記載の吐出容器。
【0009】
[3]
前記吐出キャップは、前記上側天壁と前記下側天壁との間に取り付けられる弁支持部を有し、
前記付勢部は、前記弁支持部と前記弁体とを連ねる弾性体によって形成される、[1]又は[2]に記載の吐出容器。
【0010】
[4]
前記付勢部は、前記弁支持部と前記弁体の外周部における前記正立姿勢状態での上部とを連ねる、[3]に記載の吐出容器。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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