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公開番号
2024145256
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023057536
出願日
2023-03-31
発明の名称
シート包装体およびシート集合包装体
出願人
大王製紙株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B65D
83/08 20060101AFI20241004BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】コンパクト化とシートの取出性低下の抑制を両立するシート包装体を提供すること。
【解決手段】複数枚のシートが積層された直方体状のシート積層体と、前記シート積層体を収容する樹脂フィルム製の包装袋と、前記包装袋の天面に形成されて前記シートが引き出される取出口と、を有するシート包装体であって、前記シート包装体は、前記シート積層体が締め付けられた状態で前記包装袋に収容されたものであり、前記シート包装体の容積が、前記包装袋に収容される前の前記シート積層体の容積に対して90%以上99%以下であり、シート包装体。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
複数枚のシートが積層された直方体状のシート積層体と、前記シート積層体を収容する樹脂フィルム製の包装袋と、前記包装袋の天面に形成されて前記シートが引き出される取出口と、を有するシート包装体であって、
前記シート包装体は、前記シート積層体が締め付けられた状態で前記包装袋に収容されたものであり、
前記シート包装体の容積が、前記包装袋に収容される前の前記シート積層体の容積に対して90%以上99%以下である、シート包装体。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記シート包装体の高さ方向の硬さRHが、4%以上10%以下である、請求項1に記載のシート包装体。
【請求項3】
前記シート包装体の短手方向の硬さRSが、2%以上5%以下である、請求項1に記載のシート包装体。
【請求項4】
前記シート包装体の長手方向の硬さRLが、0.1%以上4%以下である、請求項1に記載のシート包装体。
【請求項5】
前記シート包装体の長手方向において、前記取出口の長さが前記天面の長さに対して20%以上90%以下であり、
前記シート包装体の短手方向において、前記取出口の幅が前記天面の幅に対して20%以上40%以下である、請求項1に記載のシート包装体。
【請求項6】
前記取出口の形状が、平面視で瓢箪形状またはダンベル形状である、請求項1に記載のシート包装体。
【請求項7】
前記シートが保湿剤を含有する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のシート包装体。
【請求項8】
複数枚のシートが積層された直方体状のシート積層体と、前記シート積層体を収容する樹脂フィルム製の包装袋と、前記包装袋の天面に形成されて前記シートが引き出される取出口と、を有するシート包装体が複数集積された集合体と、
前記集合体を収容する樹脂フィルム製の集合包装袋と、を有するシート集合包装体であって、
前記シート集合包装体は、前記集合体が締め付けられた状態で前記集合包装袋に収容されたものであり、
前記シート集合包装体の容積が、前記集合包装袋に収容される前の前記集合体の容積に対して85%以上95%以下である、シート集合包装体。
【請求項9】
前記シート集合包装体の高さ方向の硬さARHが、2%以上6%以下である、請求項8に記載のシート集合包装体。
【請求項10】
前記集合体は、前記シート包装体の高さ方向に、一方の前記シート包装体の底面が他方の前記シート包装体の前記天面に対面するように、2個以上10個以下の前記シート包装体が集積されている、請求項8に記載のシート集合包装体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート包装体およびシート集合包装体に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ティシュペーパー等の衛生薄葉紙は、そのウェブが厚紙の箱に収容されたカートンタイプが普及しているが、運搬、保管、廃棄、環境負荷、コスト等の観点から、近年は、樹脂フィルム製の包装袋にウェブが収容されたフィルムパックの需要が高まっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、フィルムパックの個包装体は、さらにフィルム状の包装袋に複数収容された集合包装体として流通する(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-177901号公報
特開2021-54517号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
運搬効率の向上やフィルム樹脂原料の使用量削減等の観点から、フィルムパックのコンパクト化が必須の課題となっているが、フィルムパックをコンパクト化すると、シートがつぶれ、取出し時にシートが詰まったり、破れやすくなる。
【0006】
本発明の課題は、コンパクト化とシートの取出性低下の抑制を両立するシート包装体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る第1の態様は、複数枚のシートが積層された直方体状のシート積層体と、前記シート積層体を収容する樹脂フィルム製の包装袋と、前記包装袋の天面に形成されて前記シートが引き出される取出口と、を有するシート包装体であって、前記シート包装体は、前記シート積層体が締め付けられた状態で前記包装袋に収容されたものであり、前記シート包装体の容積が、前記包装袋に収容される前の前記シート積層体の容積に対して90%以上99%以下である、シート包装体を提供する。
【0008】
第1の態様では、シート包装体の容積が包装袋に収容される前のシート積層体の容積に対して90%以上99%以下であることで、シート積層体が締め付けられた状態で包装袋に収容されていても、シートがつぶれにくく、シートの詰まりや破れを防ぐことができる。そのため、第1の態様によれば、コンパクト化とシートの取出性低下の抑制を両立するシート包装体を提供することができる。
【0009】
本発明に係る第2の態様は、前記シート包装体の高さ方向の硬さRHが、4%以上10%以下である、第1の態様に記載のシート包装体を提供する。
【0010】
本明細書において、シート包装体の高さ方向の硬さRHとは、シート包装体をシート積層体の積層方向が地面と垂直になるように置いた状態で、シート包装体の上面中央に圧縮試験機(カトーテック株式会社製、KES-G5)により100gf/2cm
2
(初期検知1.0gf/2cm
2
)の荷重をかけたときの、シート包装体の垂直方向における荷重前の長さ(AH)に対する荷重前の長さ(AH)と荷重後の長さ(BH)の差(AH-BH)の割合[(AH-BH)/(AH)]×100(%)を示す。
(【0011】以降は省略されています)
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