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公開番号
2024163908
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-22
出願番号
2024095330,2023079606
出願日
2024-06-12,2023-05-12
発明の名称
シート包装体
出願人
大王製紙株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B65D
83/08 20060101AFI20241115BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】コンパクト化しても、シートの柔らかさが維持され、取出性が低下しにくいシート包装体を提供すること。
【解決手段】複数枚のシートが積層された直方体状のシート積層体と、前記シート積層体を収容する樹脂フィルム製の包装袋と、前記包装袋の天面に形成されて前記シートが引き出される取出口と、を有するシート包装体であって、前記シート包装体は、前記シート積層体が締め付けられた状態で前記包装袋に収容され、前記シートのCD方向の乾燥引張強度が、100cN以上170cN以下であり、前記シートの厚み方向の圧縮仕事量WCが、110gf・cm/cm
2
以上180gf・cm/cm
2
以下である、シート包装体。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
複数枚のシートが積層された直方体状のシート積層体と、前記シート積層体を収容する樹脂フィルム製の包装袋と、前記包装袋の天面に形成されて前記シートが引き出される取出口と、を有するシート包装体であって、
前記シート包装体は、前記シート積層体が締め付けられた状態で前記包装袋に収容され、
前記シートのCD方向の乾燥引張強度が、100cN以上170cN以下であり、
前記シートの厚み方向の圧縮仕事量WCが、110gf・cm/cm
2
以上180gf・cm/cm
2
以下である、シート包装体。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
前記包装袋を構成する樹脂フィルムの厚みに対する前記圧縮仕事量WCの比が、2.8以上4.5以下である、請求項1に記載のシート包装体。
【請求項3】
前記シート包装体の高さに対する前記圧縮仕事量WCの比が、1.8以上3.4以下である、請求項1に記載のシート包装体。
【請求項4】
前記シート積層体の高さに対する前記圧縮仕事量WCの比が、1.8以上3.2以下である、請求項1に記載のシート包装体。
【請求項5】
前記シートのソフトネス測定装置TSAにより測定したハンドフィール値HFが、60以上である、請求項1に記載のシート包装体。
【請求項6】
前記シートのソフトネス測定装置TSAにより測定した柔らかさピークTS7が、15以下である、請求項1に記載のシート包装体。
【請求項7】
前記シートのソフトネス測定装置TSAにより測定した滑らかさピークTS750が、15以下である、請求項1に記載のシート包装体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート包装体に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ティシューペーパー等の衛生薄葉紙は、そのウェブが厚紙の箱に収容されたカートンタイプが普及しているが、運搬、保管、廃棄、環境負荷、コスト等の観点から、近年は、樹脂フィルム製の包装袋にウェブが収容されたフィルムパックの需要が高まっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、フィルムパックの個包装体は、さらにフィルム状の包装袋に複数収容された集合包装体として流通する(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-177901号公報
特開2021-54517号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
運搬効率の向上やフィルム樹脂原料の使用量削減等の観点から、フィルムパックのコンパクト化が求められているが、フィルムパックをコンパクト化すると、シートがつぶれて堅くなったり、取出し時にシートが詰まって取出しにくい場合がある。
【0006】
本発明の課題は、コンパクト化しても、シートの柔らかさが維持され、取出性が低下しにくいシート包装体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る第1の態様は、複数枚のシートが積層された直方体状のシート積層体と、前記シート積層体を収容する樹脂フィルム製の包装袋と、前記包装袋の天面に形成されて前記シートが引き出される取出口と、を有するシート包装体であって、前記シート包装体は、前記シート積層体が締め付けられた状態で前記包装袋に収容され、前記シートのCD方向の乾燥引張強度が、100cN以上170cN以下であり、前記シートの厚み方向の圧縮仕事量WCが、110gf・cm/cm
2
以上180gf・cm/cm
2
以下である、シート包装体を提供する。
【0008】
第1の態様では、シートのCD方向の乾燥引張強度が、100cN以上170cN以下であり、シートの厚み方向の圧縮仕事量WCが、110gf・cm/cm
2
以上180gf・cm/cm
2
以下であることで、シート積層体が締め付けられた状態で包装袋に収容されていても、シートがつぶれにくく、取出し時にシートが詰まりにくい。そのため、第1の態様によれば、シート包装体をコンパクト化しても、シートの柔らかさが維持され、シートの取出性の低下を抑制することができる。
【0009】
本発明に係る第2の態様は、前記包装袋を構成する樹脂フィルムの厚みに対する前記圧縮仕事量WCの比が、2.8以上4.5以下である、第1の態様に記載のシート包装体を提供する。
【0010】
第2の態様では、包装袋を構成する樹脂フィルムの厚みに対する圧縮仕事量WCの比を2.8以上4.5以下にすることで、取出し時のシートの詰まりをさらに抑制することができる。そのため、第2の態様によれば、シート包装体をコンパクト化しても、シートの柔らかさを維持しながら、シートの取出性の低下を防ぐことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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