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公開番号2024170693
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-11
出願番号2023087361
出願日2023-05-29
発明の名称吸収性物品
出願人大王製紙株式会社
代理人個人,個人
主分類A61F 13/514 20060101AFI20241204BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】経血量や色を確認しにくくせずに美観や下着感を与える。
【解決手段】ウエスト部と、吸収体が配置された股間部とからショーツ型を構成する吸収性物品であって、前記吸収性物品を、前記吸収性物品の人体と対向する肌面側から見た場合の前記吸収体が配置された領域におけるCIE1976のL^*a^*b^*色空間のL^*値が85以上であり、前記吸収性物品を前記肌面とは反対側の非肌面側から見た場合のCIE1976のL^*a^*b^*色空間のL^*値が40以下である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
ウエスト部と、吸収体が配置された股間部とからショーツ型を構成する吸収性物品であって、
前記吸収性物品を、前記吸収性物品の人体と対向する肌面側から見た場合の前記吸収体が配置された領域におけるＣＩＥ１９７６のＬ
＊
ａ
＊
ｂ
＊
色空間のＬ
＊
値が８５以上であり、前記吸収性物品を前記肌面とは反対側の非肌面側から見た場合のＣＩＥ１９７６のＬ
＊
ａ
＊
ｂ
＊
色空間のＬ
＊
値が４０以下である、吸収性物品。
続きを表示（約 400 文字）【請求項２】
前記股間部は、前記吸収性物品を着用した人体の左右方向における前記吸収体の両側に沿って立体ギャザー部を有する、請求項１に記載の吸収性物品。
【請求項３】
少なくとも前記ウエスト部は、２枚のシートが重ね合わされて構成されている、請求項１に記載の吸収性物品。
【請求項４】
前記ウエスト部は、前記２枚のシート間に伸縮部材が挟み込まれている、請求項３に記載の吸収性物品。
【請求項５】
前記吸収性物品を前記非肌面側から見た場合に色が最も濃い領域と色が最も薄い領域とのＣＩＥ１９７６のＬ
＊
ａ
＊
ｂ
＊
色空間のＬ
＊
値の差が１０以下である、請求項１に記載の吸収性物品。
【請求項６】
前記吸収体の厚みが、１．０～８．０ｍｍである、請求項１に記載の吸収性物品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、吸収性物品に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、生理用ナプキン等の吸収性物品として、ショーツ型のものが知られている（例えば、特許文献１参照）。ショーツ型の吸収性物品は、吸収体を具備しながらも全体としてショーツ型であることで、ショーツのように着用することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１６－７３５１１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、ショーツ型であるものの、使用後に血液が外側から透けて見えてしまうため、外出先で廃棄しにくいという問題点がある。特に、吸収体を具備していることで着用した場合にごわごわ感が生じてしまうことを回避するために薄型の材料を使用した場合、使用後に血液が外側から透けて見えやすくなってしまう。
【０００５】
また、ショーツ型の吸収性物品は、全体が白色やピンク色といった薄い色で構成されている場合が多い。そのため、使用後に血液が外側から透けて見えやすくなってしまうとともに、おむつを着用しているかのような感覚を与えてしまい、見栄えが悪くなってしまうという問題点がある。
【０００６】
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、経血量や色を確認しにくくせずに美観や下着感を与えることができる吸収性物品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するために本発明は、
ウエスト部と、吸収体が配置された股間部とからショーツ型を構成する吸収性物品であって、
前記吸収性物品を、前記吸収性物品の人体と対向する肌面側から見た場合の前記吸収体が配置された領域におけるＣＩＥ１９７６のＬ
＊
ａ
＊
ｂ
＊
色空間のＬ
＊
値が８５以上であり、前記吸収性物品を前記肌面とは反対側の非肌面側から見た場合のＣＩＥ１９７６のＬ
＊
ａ
＊
ｂ
＊
色空間のＬ
＊
値が４０以下である。
【０００８】
上記のように構成された本発明においては、非肌面側から見た場合のＣＩＥ１９７６のＬ
＊
ａ
＊
ｂ
＊
色空間のＬ
＊
値が４０以下であることで、使用後に血液が外側から透けにくくなる。一方、肌面側から見た場合の吸収体が配置された領域におけるＬ
＊
値が８５以上であることで、経血量や色を確認しやすい。
【０００９】
また、前記股間部が、前記吸収性物品を着用した人体の左右方向における前記吸収体の両側に沿って立体ギャザー部を有していてもよい。そのような構成においては、血液等の漏れ防止のために股間部の脚用開口部に沿う領域に糸ゴム等を配置する必要がなくなり、美観や下着感が損なわれることが回避される。
【００１０】
また、少なくとも前記ウエスト部が、２枚のシートが重ね合わされて構成されていてもよい。そのような構成においては、２枚のシートを重ね合わせることでＬ
＊
値を小さくすることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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