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公開番号2024144929
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023057112
出願日2023-03-31
発明の名称貯湯式給湯機
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類F24H 15/429 20220101AFI20241004BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】浴槽追い焚き運転と給湯運転が重複した場合に、実給湯温度と設定給湯温度との乖離を生じさせないようにする上で有利になる貯湯式給湯機を提供する。
【解決手段】本開示に係る貯湯式給湯機は、貯湯タンクと、追い焚き熱交換器と、貯湯タンクから供給される温水と、当該温水よりも温度が低い水とを混合させる給湯用混合弁と、水回路装置と、を備える。水回路装置は、加熱手段により加熱された温水を貯湯タンクに流入させることなく追い焚き熱交換器に流入させ、追い焚き熱交換器から流出した温水を加熱手段に流入させる第一回路と、貯湯タンクから流出した温水を追い焚き熱交換器に流入させ、追い焚き熱交換器から流出した温水を給湯用混合弁に流入させる第二回路とを形成可能である。給湯及び追い焚き同時運転時において、第一回路による第一運転を実施可能である。第一運転を実施しない場合には第二回路による第二運転を実施する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水を加熱する加熱手段と、
前記加熱手段により加熱された湯を貯留する貯湯タンクと、
浴槽から循環する浴水を加熱可能な追い焚き熱交換器と、
前記浴槽と前記追い焚き熱交換器との間で前記浴水を循環させる風呂ポンプと、
前記貯湯タンクから供給される温水と、当該温水よりも温度が低い水とを混合させる給湯用混合弁と、
水を循環させる循環ポンプを有する水回路装置と、
を備え、
前記水回路装置は、前記加熱手段により加熱された温水を前記貯湯タンクに流入させることなく前記追い焚き熱交換器に流入させ、前記追い焚き熱交換器から流出した温水を前記加熱手段に流入させる第一回路と、前記貯湯タンクから流出した温水を前記追い焚き熱交換器に流入させ、前記追い焚き熱交換器から流出した温水を前記給湯用混合弁に流入させる第二回路とを形成可能であり、
給湯及び追い焚き同時運転時において、前記第一回路による第一運転を実施可能であり、前記第一運転を実施しない場合には前記第二回路による第二運転を実施する貯湯式給湯機。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記給湯用混合弁から流出する湯の温度である実給湯温度を検知する給湯温度検知手段と、
前記実給湯温度と、ユーザが指定した設定給湯温度との標準偏差を基準と比較し、前記標準偏差が前記基準よりも大きい場合には前記第一運転を実施し、前記標準偏差が前記基準よりも小さい場合には前記第二運転を実施する制御部と、
を備える請求項1に記載の貯湯式給湯機。
【請求項3】
前記給湯用混合弁から流出する湯の温度である実給湯温度を検知する給湯温度検知手段と、
前記実給湯温度と、ユーザが指定した設定給湯温度との差分を基準と比較し、前記差分が前記基準よりも大きい場合には前記第一運転を実施し、前記差分が前記基準よりも小さい場合には前記第二運転を実施する制御部と、
を備える請求項1に記載の貯湯式給湯機。
【請求項4】
前記給湯用混合弁から流出する湯の流量である給湯流量を検知する給湯流量検知手段と、
前記循環ポンプにより前記追い焚き熱交換器に循環する温水の流量である浴槽追い焚き流量を検知する浴槽追い焚き流量検知手段と、
前記給湯流量と前記浴槽追い焚き流量との差分を基準と比較し、前記差分が前記基準よりも大きい場合には前記第一運転を実施し、前記差分が前記基準よりも小さい場合には前記第二運転を実施する制御部と、
を備える請求項1に記載の貯湯式給湯機。
【請求項5】
前記浴槽の水温である浴槽水温を検知する浴槽水温検知手段と、
前記浴槽水温と、ユーザが指定した設定浴槽追い焚き温度との差分を基準と比較し、前記差分が前記基準よりも大きい場合には前記第一運転を実施し、前記差分が前記基準よりも小さい場合には前記第二運転を実施する制御部と、
を備える請求項1に記載の貯湯式給湯機。
【請求項6】
前記第一運転から前記第二運転に切り替えた後に再度前記第一運転に切り替える場合には、前記加熱手段の停止後から所定の時間が経過するまでは前記第一運転に切り替えない請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の貯湯式給湯機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、貯湯式給湯機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、浴槽追い焚き後の中温水を給湯に利用することで沸き上げ効率を低下させることなく運転を実施することが可能なシステムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-226695号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の運転制御では、浴槽追い焚き運転と給湯運転が重複した場合において、追い焚き後の中温水が直接給湯運転へ使用されるため、追い焚き後の中温水と設定給湯温度との差分が大きい場合、ユーザ側へ供給される温水の湯温が設定温度から乖離し、実給湯温度が設定給湯温度を満足しないという課題がある。
【0005】
本開示は、上述のような課題を解決するためになされた。本開示の目的は、浴槽追い焚き運転と給湯運転が重複した場合に、実給湯温度と設定給湯温度との乖離を生じさせないようにする上で有利になる貯湯式給湯機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る貯湯式給湯機は、水を加熱する加熱手段と、加熱手段により加熱された湯を貯留する貯湯タンクと、浴槽から循環する浴水を加熱可能な追い焚き熱交換器と、浴槽と追い焚き熱交換器との間で浴水を循環させる風呂ポンプと、貯湯タンクから供給される温水と、当該温水よりも温度が低い水とを混合させる給湯用混合弁と、水を循環させる循環ポンプを有する水回路装置と、を備え、水回路装置は、加熱手段により加熱された温水を貯湯タンクに流入させることなく追い焚き熱交換器に流入させ、追い焚き熱交換器から流出した温水を加熱手段に流入させる第一回路と、貯湯タンクから流出した温水を追い焚き熱交換器に流入させ、追い焚き熱交換器から流出した温水を給湯用混合弁に流入させる第二回路とを形成可能であり、給湯及び追い焚き同時運転時において、第一回路による第一運転を実施可能であり、第一運転を実施しない場合には第二回路による第二運転を実施するものである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、本開示の目的は、浴槽追い焚き運転と給湯運転が重複した場合に、実給湯温度と設定給湯温度との乖離を生じさせないようにする上で有利になる貯湯式給湯機を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る貯湯式給湯機を示す図である。
実施の形態1の制御フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、説明を簡略化または省略する。以下の説明において、「水」、「湯」、「温水」、「湯水」等の記載は、原則として、液体の水を意味し、冷水から熱湯までもが含まれうるものとする。また、以下に示す実施の形態に示した構成は、本開示に係る技術的思想の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本開示に記載の複数の技術的思想を組み合わせることも可能である。また、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略または変更することも可能である。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による貯湯式給湯機100を示す図である。図1に示すように、貯湯式給湯機100は、ヒートポンプサイクルを利用する加熱手段117と、貯湯タンク102を有する貯湯ユニット118と、リモコン144とを備える。加熱手段117は、電力を消費して水を加熱する加熱手段に相当する。加熱手段117と貯湯ユニット118とは、屋外に設置される。リモコン144は、屋内に設置される。
(【0011】以降は省略されています)

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