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公開番号2024122429
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029962
出願日2023-02-28
発明の名称貯湯給湯システム
出願人株式会社ノーリツ
代理人個人
主分類F24H 4/02 20220101AFI20240902BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】故障したガス給湯器で加熱できない状態でも給湯設定温度の給湯を行うことができるように構成した貯湯給湯システムを提供すること。
【解決手段】ヒートポンプユニット(4)で加熱した湯水を貯湯する貯湯タンク(2)及び貯湯タンク(2)の湯水と上水を混合して出湯する混合弁(14)を備えた貯湯ユニット(3)と、貯湯ユニット(3)から出湯された湯水をその湯水温度に応じて加熱して又は非加熱で給湯するガス給湯器(5)と、貯湯ユニット(3)とガス給湯器(5)による給湯運転を制御する制御手段と、給湯運転の給湯設定温度の設定操作を行うための操作端末(19)を有する貯湯給湯システム(1)において、制御手段は、ガス給湯器(5)で加熱不能となる故障が検知された場合に、操作端末(19)を介してガス給湯器(5)から非加熱で給湯する応急運転モードへの移行に関する報知を行い、応急運転モードに移行した場合に給湯設定温度の設定可能な上限温度を応急運転モードへの移行前よりも低温に制限する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ヒートポンプユニットで加熱した湯水を貯湯する貯湯タンク及びこの貯湯タンクの湯水と上水を混合して出湯する混合弁を備えた貯湯ユニットと、前記貯湯ユニットから出湯された湯水をその湯水温度に応じて加熱して又は非加熱で給湯するガス給湯器と、前記貯湯ユニットと前記ガス給湯器による給湯運転を制御する制御手段と、前記給湯運転の給湯設定温度の設定操作を行うための操作端末を有する貯湯給湯システムにおいて、
前記制御手段は、前記ガス給湯器で加熱不能となる故障が検知された場合に、前記操作端末を介して前記ガス給湯器から非加熱で給湯する応急運転モードへの移行に関する報知を行い、前記応急運転モードに移行した場合に、前記給湯設定温度の設定可能な上限温度を前記応急運転モードへの移行前よりも低温に制限することを特徴とする貯湯給湯システム。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記ガス給湯器は、前記給湯運転の給湯流量を調整する給湯流量調整手段を有し、
前記制御手段は、前記応急運転モードに移行した場合に、前記給湯流量調整手段の調整によって給湯の上限流量を前記応急運転モードへの移行前よりも低流量に制限することを特徴とする請求項1に記載の貯湯給湯システム。
【請求項3】
前記制御手段は、前記応急運転モードに移行した後で前記ガス給湯器が電源復帰した場合に、前記操作端末を介して前記応急運転モードの解除に関する報知を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の貯湯給湯システム。
【請求項4】
前記制御手段は、前記応急運転モードに移行した後で前記ガス給湯器の故障が検知されなくなった場合に、前記操作端末を介して前記応急運転モードの解除に関する報知を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の貯湯給湯システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主熱源機としてヒートポンプユニットと、補助熱源機としてガス給湯器を有し、給湯には主にヒートポンプユニットで加熱して貯湯タンクに貯湯した湯水を使用する貯湯給湯システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、ヒートポンプユニットで加熱して貯湯タンクに貯湯した湯水を給湯に使用し、貯湯タンクに給湯可能な温度の湯水がない場合にガス給湯器で加熱して給湯する貯湯給湯システムが広く利用されている。ヒートポンプユニットは、ガス給湯器と比べて熱効率に優れているが、湯水の加熱に時間を要するので予め貯湯タンクに加熱した湯水を貯湯しておく必要がある。
【0003】
ガス給湯器は、例えば貯湯タンクに貯湯した湯水を使い切った湯切れの場合や、貯湯タンクの湯水温度よりも高温の給湯を行う場合に、燃料として供給されるガスの燃焼熱によって湯水を加熱して給湯する。それ故、貯湯給湯システムは、電力とガスを併用することによって、熱効率を向上させながら様々な使用態様に応じて給湯することができる。
【0004】
例えば自然災害又は事故によってガスの供給が停止された場合、貯湯給湯システムが使用できる熱源はヒートポンプユニットのみになるので、貯湯タンクの湯切れが発生すると給湯設定温度で給湯できなくなる。そのため特許文献1には、ガスの供給が停止している場合に、貯湯タンクに貯湯する熱量を通常よりも増加させるように貯湯運転を行って、湯切れを発生し難くする貯湯給湯システムが開示されている。
【0005】
一方、貯湯給湯システムの設置環境や使用態様によっては、貯湯給湯システムの各部で消耗、劣化が進行して故障する場合がある。例えば特許文献2には、ガス給湯器が故障して加熱できない場合に、貯湯タンクに貯湯する熱量を通常よりも増加させるように貯湯運転を行う貯湯給湯システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第5592429号公報
特許第5874413号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1,2の貯湯給湯システムは、貯湯される熱量が増えるので湯切れが発生し難くなり、湯切れが発生するまでは、ガス給湯器で加熱できなくても通常時と概ね同様に給湯することができる。しかし、特許文献1では、ユーザがガス給湯器で加熱しないガス禁止モード又はガス指定禁止モードを予め選択していない場合には、ガス給湯器が故障していてもガスの供給が止まっていないので、貯湯タンクに貯湯する熱量は増加しない。そのため、ガス給湯器が故障した場合に対応するものではない。
【0008】
一方、特許文献2はガス給湯器の故障を検知して、貯湯タンクに貯湯する熱量を自動的に増加させる。しかし、湯切れが発生するまでユーザがガス給湯器の故障を認識できない虞があり、故障が長期間放置されたままになる虞がある。そして、ガス給湯器の故障を認識できないまま、給湯設定温度が貯湯された湯水温度よりも高温に設定されて給湯された場合に、ユーザが望む温度の給湯にならず、不信感を与える虞がある。
【0009】
そこで、本発明は、故障したガス給湯器で加熱できない状態でも給湯設定温度の給湯を行うことができるように構成した貯湯給湯システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1の発明の貯湯給湯システムは、ヒートポンプユニットで加熱した湯水を貯湯する貯湯タンク及びこの貯湯タンクの湯水と上水を混合して出湯する混合弁を備えた貯湯ユニットと、前記貯湯ユニットから出湯された湯水をその湯水温度に応じて加熱して又は非加熱で給湯するガス給湯器と、前記貯湯ユニットと前記ガス給湯器による給湯運転を制御する制御手段と、前記給湯運転の給湯設定温度の設定操作を行うための操作端末を有する貯湯給湯システムにおいて、前記制御手段は、前記ガス給湯器で加熱不能となる故障が検知された場合に、前記操作端末を介して前記ガス給湯器から非加熱で給湯する応急運転モードへの移行に関する報知を行い、前記応急運転モードに移行した場合に、前記給湯設定温度の設定可能な上限温度を前記応急運転モードへの移行前よりも低温に制限することを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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