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公開番号
2024113543
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-22
出願番号
2023018610
出願日
2023-02-09
発明の名称
石油ストーブ
出願人
株式会社コロナ
代理人
主分類
F24C
5/16 20060101AFI20240815BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】設計自由度を高め部品の共通化が可能な石油ストーブを提供する。
【解決手段】芯燃焼部50と、芯燃焼部50に載置した燃焼筒30と、燃焼筒30の外周に燃焼筒30と間隔を隔てて配設した安全ガード11と、安全ガード11に係止した吊り手40と、安全ガード11の内側に突出した吊り手40の端部40aより燃焼筒30側に配置され、燃焼筒30側に垂直に立設した側面部21cを備える保護部21dとを備え、側面部21cの燃焼筒30側の下端21bは、燃焼筒30が転倒したとき、燃焼筒30の上部より下方に位置することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
本体と、
前記本体の下部に備えた芯燃焼部と、
前記芯燃焼部に載置した燃焼筒と、
前記燃焼筒の外周に前記燃焼筒と間隔を隔てて配設した安全ガードと、
前記安全ガードに係止した吊り手と、
前記安全ガードの内側に突出した前記吊り手の端部より前記燃焼筒側に配置され、前記燃焼筒側に垂直に立設した側面部を備える保護部と、
を備え、
前記側面部の前記燃焼筒側の下端は、前記燃焼筒が転倒したとき、前記燃焼筒の上部より下方に位置する
ことを特徴とする石油ストーブ。
続きを表示(約 78 文字)
【請求項2】
前記側面部の前記燃焼筒側の上端は、前記吊り手の端部より上方に位置する
ことを特徴とする請求項1に記載の石油ストーブ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は石油ストーブに関し、特に石油ストーブの消火性能の向上に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、この種の石油ストーブは、芯燃焼部と当該芯燃焼部に燃焼筒を載置して構成されており、機具本体の転倒時に、燃焼筒が芯燃焼部から確実に離脱して、消火時間を短くしようとする工夫がなされてきた。
例えば、特許文献1に示す石油ストーブには、比較的背が高い燃焼筒を安定して載置するために、燃焼筒の下部が他より大きく外側に拡がった載置部を備えており、このような燃焼筒が器具本体の転倒時に、芯燃焼部の透孔を有した反射板と芯燃焼部の火皿部との間に、燃焼筒の載置部が引っかかり、燃焼筒が芯燃焼部から離脱できず消火時間が長くなるのを防止するため、反射板の透孔前面側に、引っかかりを防止する係合防止壁を設けたものが示されている。
【0003】
しかし、近年の石油ストーブの燃焼筒は、特許文献1に示す石油ストーブが備えた燃焼筒の下部が他より大きく外側に拡がった載置部を、備えていないものが多い。これは、外側に拡がった載置部を備えなくとも十分に安定して使用できるまでに製造技術が向上し、使用者の使用環境も十分に水平が確保できる場所で使用されていることが理由と考えられる。
【0004】
ところで、燃焼筒の高さが比較的低い場合は、燃焼筒の下部が他より大きく外側に拡がった載置部が必要なく、さらに燃焼筒上部の本体内の空間に燃焼筒が離脱するのに十分な空間が存在し(例えば、特許文献2)、転倒時に燃焼筒が芯燃焼部から十分な距離に離脱されるため、消火時間が長くなるような問題は発生しないものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実公昭62‐30642号公報
実開平3-128214号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一方、とりわけ小型でコンパクトな石油ストーブでは、片手でも運搬できるよう、吊り手が搭載されていることが多い。図7に示すように、このような吊り手の端部が安全ガードの内側に突出している場合、比較的背の高い燃焼筒を使用すると、転倒時に燃焼筒が芯燃焼部から離脱する際に、この吊り手の端部に引っかかり燃焼筒が芯燃焼部から十分な距離に離脱できず、燃焼筒の下部と芯燃焼部との間に空気が流れ込みにくくなり、完全消火まで時間がかかる虞があった。そのため、吊り手の位置を本体最上部の天板の位置に係止させるなどの対応が検討できるが、吊り手の取り付け位置の自由度が低くなり、部品の共通化もできなくなるという不具合があり、改善の余地があった。
【0007】
本発明はかかる背景を鑑みてなされたものであり、設計自由度を高め部品の共通化が可能な石油ストーブを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、請求項1では、本体と、前記本体の下部に備えた芯燃焼部と、前記芯燃焼部に載置した燃焼筒と、前記燃焼筒の外周に前記燃焼筒と間隔を隔てて配設した安全ガードと、前記安全ガードに係止した吊り手と、前記安全ガードの内側に突出した前記吊り手の端部より前記燃焼筒側に配置され、前記燃焼筒側に垂直に立設した側面部を備える保護部と、を備え、前記側面部の前記燃焼筒側の下端は、前記燃焼筒が転倒したとき、前記燃焼筒の上部より下方に位置することを特徴とした。
【0009】
請求項2では、前記側面部の前記燃焼筒側の上端は、前記吊り手の端部より上方に位置することを特徴とした。
【発明の効果】
【0010】
この本発明によれば、設計自由度を高め部品の共通化が可能な石油ストーブを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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