特許ウォッチ

公開番号2024119656
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-03
出願番号2023026712
出願日2023-02-22
発明の名称空調装置
出願人ダイキン工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F24F 1/0014 20190101AFI20240827BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】設備工事をすることなく、室内空調を行うことができる空調装置を提供する。
【解決手段】室内の上方において開口している吸込口21と、吸込口21から吸い込まれた空気を加熱した温風を室内に放出する温風口11と、吸込口21から吸い込まれた空気を冷却して室内の下方に放出する冷風口12を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
室内の上方において開口している吸込口と、
前記吸込口から吸い込まれた空気を加熱した温風を室内に放出する温風口と、
前記吸込口から吸い込まれた空気を冷却して室内の下方に放出する冷風口を備える空調装置。
続きを表示（約 590 文字）【請求項２】
前記温風口は、室内の上方の位置に配設されている請求項１に記載の空調装置。
【請求項３】
前記吸込口及び前記温風口は上下方向に離隔している請求項１又は２に記載の空調装置。
【請求項４】
前記吸込口は前記温風口よりも下方に配設されている請求項３に記載の空調装置。
【請求項５】
可搬型である請求項１又は２に記載の空調装置。
【請求項６】
前記吸込口から吸い込まれた空気に対して清浄処理を行う清浄処理部を備える請求項１又は２に記載の空調装置。
【請求項７】
前記吸込口から吸い込まれた空気を加熱又は冷却するヒートポンプシステムを備える請求項１又は２に記載の空調装置。
【請求項８】
前記吸込口は２つであり、
一方は前記温風口と連通しており、他方は前記冷風口と連通している請求項１又は２に記載の空調装置。
【請求項９】
前記吸込口及び前記温風口は前記室内の居住人の頭部以上の位置に開口している請求項１又は２に記載の空調装置。
【請求項１０】
前記室内の居住人の姿勢が臥床位又は床座位である場合、
前記吸込口及び前記温風口は床上１ｍ以上の位置に開口している請求項１又は２に記載の空調装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は空調装置に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
室内空調方法として置換空調方式と成層空調方式とが広く知られている。これらの空調方式では、室内の上方の空気を室外に放出し、室外の空気と共に、温度調整、清浄処理などを施した後、室内に供給する。
【０００３】
暖気が上昇する際に汚染物質も一緒に上昇するため、上述した空調方式では、汚染物質を含む室内上方の暖気を室外に放出し、温度調整、清浄処理などが施された清潔な冷気が室内に供給される。
【０００４】
特許文献１では、天井側に設けられた吹出口から冷房用空気を下方に向けて直線的に吹き降ろすと共に、工作機械のような発熱体からの加熱された空気を吹き降ろされる前記冷房用空気と衝突させることなく直線的に上昇させる空調システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特許第５８７２０８１号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
上述した置換空調方式又は成層空調方式を用いて室内空調を行う場合、壁面の下部又は床に、室内へ空気を供給するための送風口を設け、また、天井に室内の上方の空気を室外に放出するための放出口を設ける必要があるから、大規模な設備工事が必要となる。
しかしながら、特許文献１の空調システムは、このような問題に対して検討しておらず、解決できない。
【０００７】
本開示は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、設備工事をすることなく、室内空調を行うことができる空調装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本開示の第１の観点に係る空調装置は、室内の上方において開口している吸込口と、前記吸込口から吸い込まれた空気を加熱した温風を室内に放出する温風口と、前記吸込口から吸い込まれた空気を冷却して室内の下方に放出する冷風口を備える。
【０００９】
本開示の第２の観点に係る空調装置は、第１の観点に係る空調装置であって、前記温風口は、室内の上方の位置に配設されている。
【００１０】
本開示の第３の観点に係る空調装置は、第１又は第２の観点に係る空調装置であって、前記吸込口及び前記温風口は上下方向に離隔している。
（【００１１】以降は省略されています）

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