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公開番号2024144923
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023057103
出願日2023-03-31
発明の名称無線端末装置、無線中継装置、無線通信システム及び無線通信方法
出願人KDDI株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04B 7/08 20060101AFI20241004BHJP(電気通信技術)
要約【課題】無線中継装置の小型化や軽量化を図る。
【解決手段】無線端末装置は、無線端末装置が無線中継装置へ送信する信号の上り送信電力値と無線中継装置での上り受信信号電力値との差である伝搬損失を算出し、無線中継装置の下り利得値と伝搬損失との差である電力差分を算出し、無線端末装置が無線中継装置から受信する信号の下り受信電力値と電力差分との差である無線中継装置の基地局からの信号の下り受信電力予測値を算出する算出部と、下り受信電力予測値に基づいて無線中継装置の基地局の側のアンテナビームを制御するビーム制御情報を出力するアンテナ制御部と、ビーム制御情報を無線中継装置へ送信する上り情報伝送部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
無線中継装置を介して基地局との間で信号を送受する無線端末装置において、
前記無線中継装置から、前記無線端末装置から前記基地局へ向う上り方向の前記無線中継装置での上り受信信号電力値を示す上り受信信号電力情報と、前記基地局から前記無線端末装置へ向う下り方向の前記無線中継装置での下り利得値を示す下り利得情報と、を受信する下り情報受信部と、
前記無線端末装置が前記無線中継装置へ送信する信号の上り送信電力値と前記上り受信信号電力値との差である伝搬損失を算出し、前記下り利得値と前記伝搬損失との差である電力差分を算出し、前記無線端末装置が前記無線中継装置から受信する信号の下り受信電力値と前記電力差分との差である前記無線中継装置の前記基地局からの信号の下り受信電力予測値を算出する、算出部と、
前記下り受信電力予測値に基づいて、前記無線中継装置の前記基地局の側のアンテナビームを制御するビーム制御情報を出力するアンテナ制御部と、
前記ビーム制御情報を前記無線中継装置へ送信する上り情報伝送部と、
を備える無線端末装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記無線端末装置は、複数の前記無線中継装置を介して一又は複数の前記基地局との間で信号を送受し、複数の前記無線中継装置に対して同じビーム制御アルゴリズムを用いて前記ビーム制御情報を生成する、
請求項1に記載の無線端末装置。
【請求項3】
前記無線端末装置は、複数の前記無線中継装置を介して一又は複数の前記基地局との間で信号を送受し、複数の前記無線中継装置に対してそれぞれ異なるビーム制御アルゴリズムを用いて前記ビーム制御情報を生成する、
請求項1に記載の無線端末装置。
【請求項4】
無線端末装置と基地局との間で送受される信号を中継する無線中継装置において、
前記無線端末装置から前記基地局へ向う上り方向の前記無線中継装置での上り受信信号電力値を示す上り受信信号電力情報と、前記基地局から前記無線端末装置へ向う下り方向の前記無線中継装置での下り利得値を示す下り利得情報とを前記無線端末装置へ送信する下り情報伝送部と、
前記無線端末装置から、前記上り受信信号電力値及び前記下り利得値に基づいたビーム制御情報を受信する上り情報受信部と、
前記ビーム制御情報に基づいて、前記基地局の側のアンテナビームを切換えるビーム切換部と、
を備える無線中継装置。
【請求項5】
請求項1に記載の無線端末装置と、請求項4に記載の無線中継装置と、
を備える無線通信システム。
【請求項6】
無線端末装置が無線中継装置を介して基地局との間で信号を送受する無線通信方法であって、
前記無線端末装置が、前記無線中継装置から、前記無線端末装置から前記基地局へ向う上り方向の前記無線中継装置での上り受信信号電力値を示す上り受信信号電力情報と、前記基地局から前記無線端末装置へ向う下り方向の前記無線中継装置での下り利得値を示す下り利得情報と、を受信する下り情報受信ステップと、
前記無線端末装置が、前記無線端末装置が前記無線中継装置へ送信する信号の上り送信電力値と前記上り受信信号電力値との差である伝搬損失を算出し、前記下り利得値と前記伝搬損失との差である電力差分を算出し、前記無線端末装置が前記無線中継装置から受信する信号の下り受信電力値と前記電力差分との差である前記無線中継装置の前記基地局からの信号の下り受信電力予測値を算出する、算出ステップと、
前記無線端末装置が、前記下り受信電力予測値に基づいて、前記無線中継装置の前記基地局の側のアンテナビームを制御するビーム制御情報を出力するアンテナ制御ステップと、
前記無線端末装置が、前記ビーム制御情報を前記無線中継装置へ送信する上り情報伝送ステップと、
を含む無線通信方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、無線端末装置、無線中継装置、無線通信システム及び無線通信方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、端末と基地局間で無線信号を中継する無線中継装置が知られている。特許文献1に記載された無線中継装置は、無線中継装置内で伝送される無線周波数の通信信号を復調して基地局IDやビームIDを取得し、無線中継装置のアルゴリズムにより基地局側のビームを形成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-096459号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述した特許文献1に記載された無線中継装置では、基地局から受信した信号の復調回路などが必要であるが、その復調回路などが複雑且つ大規模であるために、無線中継装置の小型化や軽量化が難しかった。
【0005】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、無線中継装置の小型化や軽量化を図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、無線中継装置を介して基地局との間で信号を送受する無線端末装置において、前記無線中継装置から、前記無線端末装置から前記基地局へ向う上り方向の前記無線中継装置での上り受信信号電力値を示す上り受信信号電力情報と、前記基地局から前記無線端末装置へ向う下り方向の前記無線中継装置での下り利得値を示す下り利得情報と、を受信する下り情報受信部と、前記無線端末装置が前記無線中継装置へ送信する信号の上り送信電力値と前記上り受信信号電力値との差である伝搬損失を算出し、前記下り利得値と前記伝搬損失との差である電力差分を算出し、前記無線端末装置が前記無線中継装置から受信する信号の下り受信電力値と前記電力差分との差である前記無線中継装置の前記基地局からの信号の下り受信電力予測値を算出する、算出部と、前記下り受信電力予測値に基づいて、前記無線中継装置の前記基地局の側のアンテナビームを制御するビーム制御情報を出力するアンテナ制御部と、前記ビーム制御情報を前記無線中継装置へ送信する上り情報伝送部と、を備える無線端末装置である。
本発明の一態様は、上記の無線端末装置において、前記無線端末装置は、複数の前記無線中継装置を介して一又は複数の前記基地局との間で信号を送受し、複数の前記無線中継装置に対して同じビーム制御アルゴリズムを用いて前記ビーム制御情報を生成する、無線端末装置である。
本発明の一態様は、上記の無線端末装置において、前記無線端末装置は、複数の前記無線中継装置を介して一又は複数の前記基地局との間で信号を送受し、複数の前記無線中継装置に対してそれぞれ異なるビーム制御アルゴリズムを用いて前記ビーム制御情報を生成する、無線端末装置である。
【0007】
本発明の一態様は、無線端末装置と基地局との間で送受される信号を中継する無線中継装置において、前記無線端末装置から前記基地局へ向う上り方向の前記無線中継装置での上り受信信号電力値を示す上り受信信号電力情報と、前記基地局から前記無線端末装置へ向う下り方向の前記無線中継装置での下り利得値を示す下り利得情報とを前記無線端末装置へ送信する下り情報伝送部と、前記無線端末装置から、前記上り受信信号電力値及び前記下り利得値に基づいたビーム制御情報を受信する上り情報受信部と、前記ビーム制御情報に基づいて、前記基地局の側のアンテナビームを切換えるビーム切換部と、を備える無線中継装置である。
【0008】
本発明の一態様は、上記の無線端末装置と、上記の無線中継装置と、を備える無線通信システムである。
【0009】
本発明の一態様は、無線端末装置が無線中継装置を介して基地局との間で信号を送受する無線通信方法であって、前記無線端末装置が、前記無線中継装置から、前記無線端末装置から前記基地局へ向う上り方向の前記無線中継装置での上り受信信号電力値を示す上り受信信号電力情報と、前記基地局から前記無線端末装置へ向う下り方向の前記無線中継装置での下り利得値を示す下り利得情報と、を受信する下り情報受信ステップと、前記無線端末装置が、前記無線端末装置が前記無線中継装置へ送信する信号の上り送信電力値と前記上り受信信号電力値との差である伝搬損失を算出し、前記下り利得値と前記伝搬損失との差である電力差分を算出し、前記無線端末装置が前記無線中継装置から受信する信号の下り受信電力値と前記電力差分との差である前記無線中継装置の前記基地局からの信号の下り受信電力予測値を算出する、算出ステップと、前記無線端末装置が、前記下り受信電力予測値に基づいて、前記無線中継装置の前記基地局の側のアンテナビームを制御するビーム制御情報を出力するアンテナ制御ステップと、前記無線端末装置が、前記ビーム制御情報を前記無線中継装置へ送信する上り情報伝送ステップと、を含む無線通信方法である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、無線中継装置の小型化や軽量化を図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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