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公開番号2024144910
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023057085
出願日2023-03-31
発明の名称試験装置および試験方法
出願人富士通株式会社
代理人インフォート弁理士法人,個人,個人,個人
主分類G06F 11/263 20060101AFI20241004BHJP(計算;計数)
要約【課題】複数の試験シナリオを連続して実施する試験方法の効率を改善する。
【解決手段】試験装置は、保存部、試験実行部、および処理部を備える。保存部には、複数の試験シナリオが登録された試験シナリオリスト、各試験シナリオに含まれる試験処理を表すシナリオ構成情報、および各試験処理が試験対象において実行されたときに発生し得る異常の種別を表す異常管理情報が保存される。試験実行部は、試験シナリオリストに登録されている試験シナリオに従って試験対象に対して試験を実行する。処理部は、第1の試験シナリオに基づく試験において第1の異常が発生したときに、異常管理情報に基づいて第1の異常と同じ種別の異常が発生する試験処理を表す関連試験処理を特定し、シナリオ構成情報に基づいて関連試験処理を含む試験シナリオを特定する。試験実行部は、処理部により特定された試験シナリオをスキップする。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
複数の試験シナリオが登録された試験シナリオリスト、各試験シナリオに含まれる試験処理を表すシナリオ構成情報、および各試験処理が試験対象において実行されたときに発生し得る異常の種別を表す異常管理情報を保存する保存部と、
前記試験シナリオリストに登録されている試験シナリオに従って前記試験対象に対して試験を実行する試験実行部と、
前記複数の試験シナリオの中の第1の試験シナリオに基づく試験において第1の異常が発生したときに、前記異常管理情報に基づいて前記第1の異常と同じ種別の異常が発生する試験処理を表す関連試験処理を特定し、前記シナリオ構成情報に基づいて前記関連試験処理を含む試験シナリオを特定する処理部と、を備え、
前記試験実行部は、前記試験シナリオリストに登録されている試験シナリオのうちで前記処理部により特定された試験シナリオをスキップする
ことを特徴とする試験装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
各試験シナリオの状態は、前記試験シナリオリストにおいて実行フラグを用いて管理され、
前記実行フラグにより表される試験シナリオの状態は、当該試験シナリオが未だ実施されていないことを表す第1の状態、当該試験シナリオに係わる試験が完了したことを表す第2の状態、当該試験シナリオに係わる試験において異常が発生したことを表す第3の状態、および当該試験シナリオをスキップすることを表す第4の状態を含み、
前記処理部は、特定した試験シナリオの実行フラグを前記第4の状態に更新し、
前記試験実行部は、前記試験シナリオリストにおいて前記実行フラグが前記第4の状態を表す試験シナリオをスキップする
ことを特徴とする請求項1に記載の試験装置。
【請求項3】
前記実行フラグにより表される試験シナリオの状態は、当該試験シナリオに係わる試験において一時的な要因に起因する異常が発生したことを表す第5の状態を含み、
前記試験実行部は、前記実行フラグが前記第5の状態を表す試験シナリオに基づく試験を、前記一時的な要因が解消した後に実行する
ことを特徴とする請求項2に記載の試験装置。
【請求項4】
前記異常管理情報は、試験処理と所定の条件との組合せに対して発生し得る異常の種別を表し、
前記複数の試験シナリオの中の第2の試験シナリオに基づく試験において第2の異常が発生したときに、前記処理部は、前記所定の条件で前記第2の異常と同じ種別の異常が発生する試験処理を表す関連試験処理を特定し、前記シナリオ構成情報に基づいて前記関連試験処理を含む試験シナリオを特定する
ことを特徴とする請求項1に記載の試験装置。
【請求項5】
前記複数の試験シナリオの中の第3の試験シナリオ中の第1の試験処理に基づく試験の結果が所定の試験判定基準を満たさないときに、前記シナリオ構成情報に基づいて前記第1の試験処理を含む試験シナリオを特定する第2の処理部と、を備え、
前記試験実行部は、前記試験シナリオリストに登録されている試験シナリオのうちで前記第2の処理部により特定された試験シナリオをスキップする
ことを特徴とする請求項1に記載の試験装置。
【請求項6】
複数の試験シナリオが登録された試験シナリオリスト、各試験シナリオに含まれる試験処理を表すシナリオ構成情報、および各試験処理が試験対象において実行されたときに発生し得る異常の種別を表す異常管理情報を利用して、前記試験対象の試験を行う試験方法であって、
前記試験シナリオリストに登録されている試験シナリオに従って前記試験対象に対して試験を実行し、
前記複数の試験シナリオの中の第1の試験シナリオに基づく試験において第1の異常が発生したときに、前記異常管理情報に基づいて前記第1の異常と同じ種別の異常が発生する試験処理を表す関連試験処理を特定し、
前記シナリオ構成情報に基づいて前記関連試験処理を含む試験シナリオを特定し、
前記試験シナリオリストに登録されている試験シナリオを1つずつ順番に実施する工程において、特定された前記試験シナリオをスキップする
ことを特徴とする試験方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の試験シナリオを連続して実施する試験装置および試験方法に係わる。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
通信機器または通信システムは、多くのケースにおいて、出荷前に、動作を確認するための試験が行われる。ところが、近年では、通信機器の機能が複雑になってきており、実施すべき試験項目が増加している。このような状況において試験を効率的に行うために、ネットワーク通信機器の試験を自動的に行う自動試験方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-234232号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のように、試験項目が増加すると、一連の試験手順の中で同じまたは類似する試験が繰り返し実行されることがある。そして、このようなケースにおいては、ある試験で異常が検出されたときに、後続する他の試験においても同様の理由で異常が検出されることがある。よって、この場合、無駄な試験が実行されるので、試験効率が悪い。加えて、無駄な電力を消費する。なお、この問題は、通信機器または通信システムの試験においてのみ生じるものではなく、任意の機器またはシステムを試験する際に生じ得る。
【0005】
本発明の1つの側面に係わる目的は、複数の試験シナリオを連続して実施する試験方法の効率を改善することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1つの態様に係わる試験装置は、複数の試験シナリオが登録された試験シナリオリスト、各試験シナリオに含まれる試験処理を表すシナリオ構成情報、および各試験処理が試験対象において実行されたときに発生し得る異常の種別を表す異常管理情報を保存する保存部と、前記試験シナリオリストに登録されている試験シナリオに従って前記試験対象に対して試験を実行する試験実行部と、前記複数の試験シナリオの中の第1の試験シナリオに基づく試験において第1の異常が発生したときに、前記異常管理情報に基づいて前記第1の異常と同じ種別の異常が発生する試験処理を表す関連試験処理を特定し、前記シナリオ構成情報に基づいて前記関連試験処理を含む試験シナリオを特定する処理部と、を備える。前記試験実行部は、前記試験シナリオリストに登録されている試験シナリオのうちで前記処理部により特定された試験シナリオをスキップする。
【発明の効果】
【0007】
上述の態様によれば、複数の試験シナリオを連続して実施する試験方法の効率が改善する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係わる試験装置の一例を示す図である。
試験シナリオの一例を示す図である。
試験シナリオリストの一例を示す図である。
シナリオ構成情報の一例を示す図である。
異常コードテーブルの一例を示す図である。
試験装置の処理の一例を示すフローチャートである。
異常コード処理部の処理の一例を示すフローチャートである。
異常終了に応じて試験シナリオリストを更新する手順の一例を示す図である。
異常終了に応じて試験シナリオリストを更新する手順の他の例を示す図(その1)である。
異常終了に応じて試験シナリオリストを更新する手順の他の例を示す図(その2)である。
一時的な要因に起因する異常に応じて試験シナリオリストを更新する手順の一例を示す図である。
試験結果処理部の処理の一例を示すフローチャートである。
試験結果に応じて試験シナリオリストを更新する手順の一例を示す図である。
試験装置および試験対象システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、本発明の実施形態に係わる試験装置の一例を示す。この実施例では、試験対象システム2は、O-RAN仕様に準拠する無線基地局を構成するRU(Radio Unit)およびDU(Distributed Unit)である。RUは、1または複数のアンテナを備え、ユーザ端末から無線信号を受信すると共に、ユーザ端末に無線信号を送信する。DUは、受信信号の復調、送信信号の変調、およびMAC(Media Access Control)層の通信制御などを行う。すなわち、この実施例では、フロントホールインタフェースの試験が行われる。
【0010】
ただし、試験対象システム2においては、DUの代わりに疑似DU(P-DU)が実装される。P-DUは、実際に使用されるDUの機能に加えて、試験装置と通信を行うためのインタフェースを備える。すなわち、P-DUは、試験装置から与えられる指示に従ってRUとの間で試験通信を行うことができる。また、P-DUは、試験結果を試験装置に通知することができる。なお、P-DUは、本発明の実施形態に係わる試験を行う機能を備えたDUを含むものとする。
(【0011】以降は省略されています)

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