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公開番号2024143750
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023056573
出願日2023-03-30
発明の名称外装袋および包装体
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B65D 33/01 20060101AFI20241003BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 本開示は外装袋の被包装物と接する面自体の滑り止め性能を向上させることにより、外装袋内に収容した被包装物の移動による破袋を防止する外装袋用積層体、外装袋および包装体の提供を目的とする。
【解決手段】 本開示は、包装材料30により形成され、表面11及び裏面12を有する外装袋10であって、包装材料30は、外面側から内面側へ順に、紙基材層と、紙基材層の少なくとも一部に形成される熱可塑性樹脂層とを備え、外装袋10は、第1端部13と、第1端部と対向する第2端部14と、合掌部17と、第1端部、第2端部及び合掌部において包装材料の内面同士を接合するシール部と、包装材料30の内面同士を接合しない非シール部23とを備え、非シール部23に開口部から入った空気を排除する排出孔16を形成することにより、上記の課題を解決する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
被包装物を収納するための開口部を有する外装袋であって、
包装材料により形成され、表面及び裏面を有する外装袋であって、
前記包装材料は、外面側から内面側へ順に、紙基材層と、前記紙基材層の少なくとも一部に形成される熱可塑性樹脂層とを備え、
前記紙基材層は、コート紙であり、
前記外装袋は、第1端部と、
前記第1端部と第1方向において対向する第2端部と、
前記第1端部から前記第2端部まで前記第1方向に沿って延び、前記表面側において前記包装材料が重ねられた合掌部と、
前記第1端部、前記第2端部及び前記合掌部において前記包装材料の前記内面同士を接合するシール部と、前記包装材料の前記内面同士を接合しない非シール部とを備え、前記非シール部に前記開口部から入った空気を排除する排出孔を形成する、外装袋。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記非シール部は、前記熱可塑性樹脂層の非形成領域、または、抗ヒートシール剤の形成領域である、請求項1に記載の外装袋。
【請求項3】
前記紙基材層の透気度が10秒/100cc以上20000秒/100cc以下の範囲にあるコート紙である、請求項1に記載の外装袋。
【請求項4】
前記外装袋の裏面に滑り止め層が形成される、請求項1に記載の外装袋。
【請求項5】
請求項1に記載の外装袋に前記被包装物を充填してなる包装体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、外装袋および包装体に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から食品の成分に由来する特性や品質保持の観点から一次包装材としてプラスチックフィルムで個別包装された複数の包装袋がまとめられ、より大きなピロー型のプラスチック製の外装袋に収納されることが多い。
【0003】
上記のピロー型の包装袋は、一枚のフィルムの両端を熱溶着して貼り合わせて背シール部を形成し筒状にした後に、一定間隔で背シール部と交差する方向に熱溶着して端縁シール部を形成して切断した枕形状の包装袋である。
【0004】
特許文献1には、延伸フィルムの一方の面にシーラント層を積層する積層フィルムを用いたピロー型の包装袋が開示されている。
【0005】
特許文献2には、袋内の空気等のガス抜きのために包装袋の表面に露呈しない位置に切込みを複数穿設した通気性を有するピロー型包装袋が開示されている。また、表面に目立たないような微細な孔を多数穿設した包装袋が知られている。
【0006】
ところで、プラスチック製の包装袋は、フィルム強度等の点で優れているが、近年の環境問題の高まりにより、プラスチックフィルムの使用を避ける傾向にあり、紙製の包装袋の開発が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2008-1372号公報
特開昭59-115254号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、紙製の外装袋は、袋内の空気を充分に抜かずに、複数の物品を外装袋に収納して密封すると、段ボール等の梱包材に複数の外装袋を安定して梱包することが困難であった。
【0009】
本開示は、このような課題に鑑みてなされたものであり、複数の物品を外装袋に収納して密封する際、袋内の空気を充分に抜かなくても、外装袋を安定して重ねて梱包できる外装袋および包装体の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
すなわち、一実施の形態による外装袋は、被包装物を収納するための開口部を有する外装袋であって、包装材料により形成され、表面及び裏面を有する外装袋であって、前記包装材料は、外面側から内面側へ順に、紙基材層と、前記紙基材層の少なくとも一部に形成される熱可塑性樹脂層とを備え、前記紙基材層は、コート紙であり、前記外装袋は、第1端部と、前記第1端部と第1方向において対向する第2端部と、前記第1端部から前記第2端部まで前記第1方向に沿って延び、前記表面側において前記包装材料が重ねられた合掌部と、前記第1端部、前記第2端部及び前記合掌部において前記包装材料の前記内面同士を接合するシール部と、前記包装材料の前記内面同士を接合しない非シール部とを備え、前記非シール部に前記開口部から入った空気を排除する排出孔を形成する。
(【0011】以降は省略されています)

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