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公開番号2024143734
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023056551
出願日2023-03-30
発明の名称半導体集積回路
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人
主分類G01R 27/02 20060101AFI20241003BHJP(測定;試験)
要約【課題】1個の設定ピンで、2つのパラメータを設定可能な半導体集積回路を提供する。
【解決手段】半導体集積回路100は、設定ピンSETを備える。設定ピンSETには、外部の固定電圧ライン2との間に、外部抵抗R1および外部キャパシタC1が並列に接続される。パラメータ取得回路200は、設定ピンSETと接続され、外部抵抗R1の抵抗値と外部キャパシタC1の容量値によって規定される第1パラメータPARAM1および第2パラメータPARAM2を取得する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外部の固定電圧ラインとの間に、外部抵抗および外部キャパシタを並列に接続すべき設定ピンと、
前記設定ピンと接続され、前記外部抵抗の抵抗値と前記外部キャパシタの容量値によって規定される第1パラメータおよび第2パラメータを取得するパラメータ取得回路と、
を備える、半導体集積回路。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記パラメータ取得部は、
前記設定ピンに電流を供給する電流源と、
前記設定ピンに生ずる電圧の波形にもとづいて、前記第1パラメータおよび前記第2パラメータを取得する測定回路と、
を含む、請求項1に記載の半導体集積回路。
【請求項3】
前記電流は、直流の定電流である、請求項2に記載の半導体集積回路。
【請求項4】
前記測定回路は、前記設定ピンに生ずる電圧のピークレベルに応じて前記第1パラメータを取得する、請求項3に記載の半導体集積回路。
【請求項5】
前記測定回路は、前記設定ピンに生ずる電圧が、そのピークレベルに対して所定係数を乗じたしきい値に達するまでの時間にもとづいて前記第2パラメータを取得する、請求項3または4に記載の半導体集積回路。
【請求項6】
前記測定回路は、
前記設定ピンに生ずる電圧を異なるしきい値と比較する複数のコンパレータと、
前記複数のコンパレータの出力を処理するデコーダ回路と、
を含む、請求項3または4に記載の半導体集積回路。
【請求項7】
前記測定回路は、
A/Dコンバータと、
前記A/Dコンバータの出力を処理するデジタル処理回路と、
を含む、請求項3または4に記載の半導体集積回路。
【請求項8】
前記電流は、単一周波数の交流電流である、請求項2に記載の半導体集積回路。
【請求項9】
前記測定回路は、前記設定ピンに生ずる電圧の振幅に応じて前記第1パラメータを取得する、請求項8に記載の半導体集積回路。
【請求項10】
前記測定回路は、前記設定ピンに生ずる電圧と、前記電流の位相差に応じて、前記第2パラメータを取得する、請求項8または9に記載の半導体集積回路。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体集積回路に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
半導体集積回路の動作モード、状態、反応速度をはじめとするパラメータ(以下、パラメータと総称する)などを、半導体集積回路の外部から設定したいという要望がある。UARTやI2Cなどのインタフェースを利用すると、このような設定が容易であるが、制御対象となる半導体集積回路の外部に、UARTやI2Cに対応したインタフェースを用意しなければならず、アプリケーションによっては採用しにくい場合がある。
【0003】
UARTやI2Cなどのインタフェースを利用しない手法として、半導体集積回路に設定用のピン(設定ピンという)を設け、設定ピンの電気的状態に応じて設定を変更可能とするものがある。
【0004】
たとえば、設定ピンには、設定値に応じた電圧が印加される。半導体集積回路は、その電圧値を測定し、設定値を変更する。あるいは設定ピンには、設定値に応じた抵抗値を有する外部抵抗が接続される。半導体集積回路は、抵抗値を測定し、測定した抵抗値にもとづいて設定値を変更する。
【0005】
設定ピンを利用した手法では、設定ピン1個につき、1個のパラメータしか設定することができない。したがって設定したいパラメータが複数ある場合には、パラメータの個数だけ、設定ピンの個数が増えることとなる。パッケージの種類によってはピンを増やす余裕がない場合もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-271022号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本開示は係る課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、1個の設定ピンで、2つのパラメータを設定可能な半導体集積回路の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示のある態様の半導体集積回路は、外部の固定電圧ラインとの間に、外部抵抗および外部キャパシタを並列に接続すべき設定ピンと、設定ピンと接続され、外部抵抗の抵抗値と外部キャパシタの容量値によって規定される第1パラメータおよび第2パラメータを取得するパラメータ取得回路と、を備える。
【0009】
なお、以上の構成要素を任意に組み合わせたもの、構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明あるいは本開示の態様として有効である。さらに、この項目(課題を解決するための手段)の記載は、本発明の欠くべからざるすべての特徴を説明するものではなく、したがって、記載されるこれらの特徴のサブコンビネーションも、本発明たり得る。
【発明の効果】
【0010】
本開示のある態様によれば、単一の設定ピンで、2つのパラメータを設定できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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