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公開番号2024143354
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023055984
出願日2023-03-30
発明の名称塵芥収集車
出願人新明和工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65F 3/00 20060101AFI20241003BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】塵芥収集車において、排出板の位置をより容易に確認する。
【解決手段】塵芥収集車10は、塵芥収容箱12と、塵芥収容箱12の内部に塵芥を積み込む積込装置と、塵芥収容箱12の内部を前後に仕切るように設けられ、積み込まれた塵芥の量に応じて塵芥収容箱12の内部を前後方向に移動する排出板15と、排出板15の前後方向の位置を検出する位置検出装置40と、塵芥収容箱12の左側面に設けられ、位置検出装置40によって検出された排出板15の前後方向の位置を示すゲージ52を表示する左側表示装置50と、塵芥収容箱12の右側面に設けられ、位置検出装置40によって検出された排出板15の前後方向の位置を示すゲージを表示する右側表示装置と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
後方に向かって開口した開口部が設けられた塵芥収容箱と、
前記塵芥収容箱の後方に設けられ、前記開口部から前記塵芥収容箱の内部に塵芥を積み込む積込装置と、
前記塵芥収容箱の内部を前後に仕切るように設けられ、積み込まれた塵芥の量に応じて前記塵芥収容箱の内部を前後方向に移動する排出板と、
前記排出板を後方に移動させて、積み込まれた塵芥を前記塵芥収容箱から排出する排出装置と、
前記排出板の前後方向の位置を検出する位置検出装置と、
前記塵芥収容箱の左側面に設けられ、前記位置検出装置によって検出された前記排出板の前後方向の位置を示すゲージを表示する左側表示装置と、
前記塵芥収容箱の右側面に設けられ、前記位置検出装置によって検出された前記排出板の前後方向の位置を示すゲージを表示する右側表示装置と、を備えた、
塵芥収集車。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記左側表示装置および前記右側表示装置は、前記積込装置が駆動している積込作業中と、前記排出装置が駆動している排出作業中とを含む塵芥収集車の状態を文字で表示するように構成された電光表示装置であり、前記積込作業中にのみ、前記文字とともに前記ゲージを表示する、
請求項1に記載の塵芥収集車。
【請求項3】
前記左側表示装置および前記右側表示装置は、上下方向よりも前後方向に長く、
前記ゲージは、上下方向よりも前後方向に長く、前記塵芥収容箱の内部空間のうち前記排出板よりも前方の空間と後方の空間との比率を、点灯色または点灯非点灯で前後に区別して表す、
請求項1に記載の塵芥収集車。
【請求項4】
前記左側表示装置は、前記塵芥収容箱の内部空間のうち前記排出板よりも前方の空間の比率を前方側のゲージで表すとともに、前記排出板よりも後方の空間の比率を後方側のゲージで表すように構成され、
前記右側表示装置は、前記左側表示装置とはゲージの表示を反転させて表示するように構成され、前記塵芥収容箱の内部空間のうち前記排出板よりも前方の空間の比率を前方側のゲージで、前記排出板よりも後方の空間の比率を後方側のゲージで表す、
請求項3に記載の塵芥収集車。
【請求項5】
前記左側表示装置および前記右側表示装置は、前記積込装置が駆動している積込作業中であることを文字で表示するように構成された電光表示装置であり、前記積込作業中であることを表す文字とともに前記ゲージを表示する、
請求項4に記載の塵芥収集車。
【請求項6】
前記左側表示装置および前記右側表示装置は、複数の点灯色で前記ゲージを点灯させることが可能に構成され、前記排出板の位置に対応して予め定められた点灯色で前記ゲージを点灯させる、
請求項3に記載の塵芥収集車。
【請求項7】
後方から前記塵芥収容箱に接続された塵芥投入箱と、
前記塵芥投入箱の後面に設けられ、前記位置検出装置によって検出された前記排出板の前後方向の位置を表す表示を表示する後方表示装置と、をさらに備えた、
請求項1に記載の塵芥収集車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は塵芥収集車に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
車台上に塵芥収容箱を搭載した塵芥収集車が従来から知られている。例えば特許文献1には、塵芥収容箱と、塵芥が投入される塵芥投入箱と、投入された塵芥を塵芥収容箱に積み込む積込装置と、前後方向に移動可能に塵芥収容箱内に設けられた排出板と、を備えた塵芥収集車が記載されている。排出板は塵芥収容箱内を前後に仕切っている。排出板は、塵芥を収容する際には次第に前方に移動され、塵芥を排出する際には油圧シリンダにより後方に移動される。かかる排出板の後方への移動により、塵芥収容箱に収容された塵芥を排出することができる。
【0003】
特許文献1に記載の塵芥収集車は、排出板の前後方向位置を検知する位置検知手段と、塵芥投入箱に取り付けられ、検知された排出板の位置を後方に向けて表示する表示器と、をさらに備えている。作業者は、表示器の表示を確認することにより、塵芥の積載量を把握することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-037527号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、塵芥収集車において、排出板の位置をより容易に確認することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の塵芥収集車は、後方に向かって開口した開口部が設けられた塵芥収容箱と、前記塵芥収容箱の後方に設けられ、前記開口部から前記塵芥収容箱の内部に塵芥を積み込む積込装置と、前記塵芥収容箱の内部を前後に仕切るように設けられ、積み込まれた塵芥の量に応じて前記塵芥収容箱の内部を前後方向に移動する排出板と、前記排出板を後方に移動させて、積み込まれた塵芥を前記塵芥収容箱から排出する排出装置と、前記排出板の前後方向の位置を検出する位置検出装置と、前記塵芥収容箱の左側面に設けられ、前記位置検出装置によって検出された前記排出板の前後方向の位置を示すゲージを表示する左側表示装置と、前記塵芥収容箱の右側面に設けられ、前記位置検出装置によって検出された前記排出板の前後方向の位置を示すゲージを表示する右側表示装置と、を備えている。
【0007】
上記塵芥収集車によれば、塵芥収容箱の左側面に設けられた左側表示装置と右側面に設けられた右側表示装置とに排出板の前後方向の位置を示すゲージが表示される。そのため、塵芥収集車の左右どちらから見ても、ゲージにより、直感的に排出板の位置を把握できる。これにより、排出板の位置をより容易に確認することができる。
【0008】
本発明の好ましい一態様によれば、前記左側表示装置および前記右側表示装置は、前記積込装置が駆動している積込作業中と、前記排出装置が駆動している排出作業中とを含む塵芥収集車の状態を文字で表示するように構成された電光表示装置であり、前記積込作業中にのみ、前記文字とともに前記ゲージを表示する。
【0009】
かかる態様によれば、積込作業中以外のときにはゲージは表示されない。そのため、左側表示装置および右側表示装置のゲージの場所に他の情報を表示することができる。
【0010】
本発明の好ましい一態様によれば、前記左側表示装置および前記右側表示装置は、上下方向よりも前後方向に長い。前記ゲージは、上下方向よりも前後方向に長く、前記塵芥収容箱の内部空間のうち前記排出板よりも前方の空間と後方の空間との比率を、点灯色または点灯非点灯で前後に区別して表す。
(【0011】以降は省略されています)

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