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公開番号
2024142773
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023055088
出願日
2023-03-30
発明の名称
舗装端部清掃機
出願人
世紀東急工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E01H
1/08 20060101AFI20241003BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】舗装打ち換え時における打ち換え対象領域と非打ち換え対象領域との間に現れる舗装端部を確実に清掃することで、打ち継ぎ目における新旧の舗装の接着性を向上させ、当該打ち継ぎ目から内部への雨水等の浸入を防ぎ、舗装の耐久性の向上を図ることができる舗装端部清掃機を提供する。
【解決手段】進行方向前方に配置され、進行方向後方に向けて空気を噴出する送風口11と、進行方向後方に配置され、土砂を吸引する吸引口12と、送風口11と吸引口12との間であって、舗装の打ち換え工事に当たって、打ち換え対象領域G1と非打ち換え対象領域G2との境界に現れる舗装端部Eに対して、回転軸が平行となるように配置され、回転しない状態で毛先が舗装端部に対向する位置に配置される、土砂を掻き出す回転ブラシ13と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
進行方向前方に配置され、進行方向後方に向けて空気を噴出する送風口と、
前記進行方向後方に配置され、土砂を吸引する吸引口と、
前記送風口と前記吸引口との間であって、舗装の打ち換え工事に当たって、打ち換え対象領域と非打ち換え対象領域との境界に現れる舗装端部に対して、回転軸が平行となるように配置され、回転しない状態で毛先が前記舗装端部に対向する位置に配置される、前記土砂を掻き出す回転ブラシと、
を備えることを特徴とする舗装端部清掃機。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記送風口と、前記吸引口と、前記回転ブラシとを収容する筐体を有し、
前記筐体と前記打ち換え対象領域の地面との距離を調整する筐体移動部を備えることを特徴とする請求項1に記載の舗装端部清掃機。
【請求項3】
前記送風口は、前記進行方向後方に向けて、前記回転ブラシの回転方向と順方向となる方向に前記空気を噴出することが可能な位置に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の舗装端部清掃機。
【請求項4】
前記吸引口は、前記打ち換え対象領域と対向する前記筐体の下面からの距離が、前記送風口の前記下面からの距離よりも長いことを特徴とする請求項2に記載の舗装端部清掃機。
【請求項5】
前記進行方向前方であって、前記送風口よりも前方に前記舗装端部を乾燥させる乾燥機が配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の舗装端部清掃機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施の形態は、舗装端部清掃機に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、アスファルト混合物を敷設した路面の場合、使用により凹んだり欠けたり等、様々な疵が付く場合がある。そのような場合には、路面を補修するために、傷んだ部分のアスファルト混合物をはがして、改めて敷設し直す工事(打ち換えの工事)が行われる。
【0003】
アスファルト混合物を打ち換える場合に、打ち換えて新たに敷設されることになるアスファルト混合物とこれまでのアスファルト混合物との間を清掃することが行われる。これは清掃を行わず、或いは、清掃が十分ではない場合、打ち換えた新たに敷設されたアスファルト混合物とこれまでのアスファルト混合物とが十分に接着されず、両者の間(継ぎ目部)が開く、ひび割れが生ずる、或いは、雨水等が浸み込む等、舗装の早期劣化を招くことになりかねないからである。
【0004】
清掃は例えば、人が箒で泥やゴミを落とす、といった方法の他、例えば、路面清掃車が用いられることがある。路面清掃車はその名の通り、路面を清掃するための車であるが、多くの場合、路面の端部を清掃するためのブラシが設けられている。例えば、以下に示す特許文献1の路面清掃車にも車体の側方にブラシが設けられている。
【0005】
特許文献1に開示されている路面清掃車におけるブラシは、清掃の対象である路面に対して回転軸が概ね垂直であって、ブラシが回転していない時はブラシも路面に向けて垂れ下がるように配置されている。このブラシは、車体に近いブラシの端部が固定されている一方、路面に接するブラシの端部は何にも固定されていない状態であることから、ブラシが回転すると、路面に接するブラシの端部が遠心力により広がり、広い範囲を清掃することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-089260号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述した路面の補修のためにアスファルト混合物をはがした後清掃を行う場合、アスファルト混合物をはがすと、打ち換えのために新たにアスファルト混合物を敷設する路面とこれまでのアスファルト混合物の路面との間には、両方の路面をつなぐ、概ね垂直な面が現れる。この面が清掃の対象面となる。そして打ち替えによる新たなアスファルト混合物を敷設するために清掃を行うに当たって路面清掃車を用いる場合、上述した車体側面のブラシを回転させて上述した対象面の清掃を行うことになる。
【0008】
しかしながら、ブラシが回転することで路面に接するブラシの端部が広がって対象面に接触するが、ブラシの回転数によって当該端部の広がり具合も変化するため、端部が対象面に接触する位置も変化する。従ってこのような路面清掃車を用いた清掃の場合、清掃されない部分が生じたり、或いは、清掃が行き届かなかったりすることが考えられ、上述したようなその後の舗装の劣化を招来しかねない。
【0009】
そこで本発明においては、舗装打ち換え時における打ち換え対象領域と非打ち換え対象領域との間に現れる舗装端部を確実に清掃することで、打ち継ぎ目における新旧の舗装の接着性を向上させ、当該打ち継ぎ目から内部への雨水等の浸入を防ぎ、舗装の耐久性の向上を図ることができる舗装端部清掃機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の実施の形態における舗装端部清掃機は、進行方向前方に配置され、進行方向後方に向けて空気を噴出する送風口と、進行方向後方に配置され、土砂を吸引する吸引口と、送風口と吸引口との間であって、舗装の打ち換え工事に当たって、打ち換え対象領域と非打ち換え対象領域との境界に現れる舗装端部に対して、回転軸が平行となるように配置され、回転しない状態で毛先が前記舗装端部に対向する位置に配置される、土砂を掻き出す回転ブラシとを備える。
(【0011】以降は省略されています)
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