TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024142524
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023054682
出願日2023-03-30
発明の名称ワイヤーハーネス
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人上野特許事務所
主分類H01R 13/46 20060101AFI20241003BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】絶縁電線の特性への影響を小さく抑えながら、小型の電気接続部材を絶縁電線に取り付けることができるワイヤーハーネスを提供する。
【解決手段】導体21と、前記導体21の外周を被覆する絶縁被覆と、を有する絶縁電線2と、電線収容部42を有する付加部材3と、を備え、前記絶縁電線2は、軸線方向に沿って、大径部2aと、前記大径部2aよりも外径が小さくなった小径部2bとを有し、前記付加部材3の前記電線収容部42は、前記大径部2aを収容不能である一方、前記小径部2bを収容可能であり、前記付加部材3は、前記電線収容部42に前記絶縁電線2の前記小径部2bを収容した状態で、前記絶縁電線2に取り付けられている、ワイヤーハーネス1とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
導体と、前記導体の外周を被覆する絶縁被覆と、を有する絶縁電線と、
電線収容部を有する付加部材と、を備え、
前記絶縁電線は、軸線方向に沿って、大径部と、前記大径部よりも外径が小さくなった小径部とを有し、
前記付加部材の前記電線収容部は、前記大径部を収容不能である一方、前記小径部を収容可能であり、
前記付加部材は、前記電線収容部に前記絶縁電線の前記小径部を収容した状態で、前記絶縁電線に取り付けられている、ワイヤーハーネス。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記付加部材において、前記電線収容部は、前記絶縁電線の前記小径部の外径よりも大きく、前記大径部の外径よりも小さい内径を有する貫通孔として形成されており、
前記絶縁電線は、前記小径部において、前記電線収容部に挿入されている、請求項1に記載のワイヤーハーネス。
【請求項3】
前記絶縁電線は、軸線方向の端末部に前記小径部を備え、
前記付加部材は、コネクタである、請求項1または請求項2に記載のワイヤーハーネス。
【請求項4】
前記小径部においては、前記導体の外径および前記絶縁被覆の厚さの少なくとも一方が、前記大径部よりも小さくなっている、請求項1または請求項2に記載のワイヤーハーネス。
【請求項5】
前記小径部においては、前記導体の外径および前記絶縁被覆の厚さの両方が、前記大径部よりも小さくなっている、請求項4に記載のワイヤーハーネス。
【請求項6】
前記小径部の外径が、前記大径部の外径に対して、3%以上小さくなっている、請求項1または請求項2に記載のワイヤーハーネス。
【請求項7】
前記小径部における前記絶縁被覆の厚さが、前記大径部における前記絶縁被覆の厚さに対して、10%以上小さくなっている、請求項1または請求項2に記載のワイヤーハーネス。
【請求項8】
前記絶縁被覆の厚さのばらつきが、前記小径部において、前記大径部よりも小さくなっている、請求項1または請求項2に記載のワイヤーハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ワイヤーハーネスに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
電気・電子機器の内部や機器間の電気接続に絶縁電線が用いられるが、それらの絶縁電線は、コネクタ等の電気接続部材を取り付けられた状態で用いられることが多い。自動車に搭載される機器等において、コネクタ等の電気接続部材の小型化が進んでいるが、電気接続部材を小型化するためには、電気接続部材において絶縁電線を収容する箇所の寸法も、縮小する必要が生じる場合が多い。この場合に、絶縁電線に無理な負荷を印加することなく、その寸法が縮小された収容箇所に絶縁電線を収容するためには、絶縁電線の外径を小さくする必要がある。例えば、絶縁電線の端末部にコネクタを取り付けたワイヤーハーネスにおいて、コネクタを構成するコネクタハウジングの端面に電線挿入孔を設けておき、絶縁電線をその電線挿入孔に挿入した状態で、絶縁電線にコネクタハウジングを固定する形態がとられる場合がある。この形態において、コネクタハウジングを小型化するために、電線挿入孔の径も小さくした場合に、絶縁電線に無理な負荷を印加することなく、その電線挿入孔に絶縁電線を挿入するためには、絶縁電線の外径を、挿入孔の内径以下とする必要がある。このように、コネクタ等の電気接続部材における電線収容箇所の寸法に合わせて、絶縁電線を小径化する手段として、特許文献1には、導体における素線の撚り構造を工夫することに加えて、導体断面積や絶縁被覆の厚さを所定の上限以下に制限する方法が挙げられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-123089号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように、コネクタ等の電気接続部材の小型化に対応して、絶縁電線を細径化するために、導体断面積や絶縁被覆の厚さを小さく抑えるとすれば、絶縁電線の特性に影響が生じる可能性がある。例えば、絶縁被覆を薄くすると、絶縁電線において絶縁被覆が果たす保護性能が低くなってしまう可能性がある。すると、絶縁被覆の保護性能を補うために、絶縁電線の外周に保護性能の高い外装材を配置する等の対策を講じる必要が生じる。できるだけ絶縁電線の特性への影響を小さくしながら、小型化した電気接続部材を絶縁電線に取り付けられるようにすることが望まれる。
【0005】
以上に鑑み、絶縁電線の特性への影響を小さく抑えながら、小型の電気接続部材を絶縁電線に取り付けることができるワイヤーハーネスを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のワイヤーハーネスは、導体と、前記導体の外周を被覆する絶縁被覆と、を有する絶縁電線と、電線収容部を有する付加部材と、を備え、前記絶縁電線は、軸線方向に沿って、大径部と、前記大径部よりも外径が小さくなった小径部とを有し、前記付加部材の前記電線収容部は、前記大径部を収容不能である一方、前記小径部を収容可能であり、前記付加部材は、前記電線収容部に前記絶縁電線の前記小径部を収容した状態で、前記絶縁電線に取り付けられている。
【発明の効果】
【0007】
本開示のワイヤーハーネスは、絶縁電線の特性への影響を小さく抑えながら、小型の電気接続部材を絶縁電線に取り付けることができるワイヤーハーネスとなる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の一実施形態にかかるワイヤーハーネスを示す部分断面図である。
図2Aおよび図2Bはそれぞれ、上記ワイヤーハーネスを構成する絶縁電線を示す斜視図および側面図である。図2Bには、ワイヤーハーネスの電線挿入孔との寸法の関係も合わせて示している。
図3は、ワイヤーハーネスを模したモデル試料の縦断面写真である。
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。本開示のワイヤーハーネスは、以下の構成を有している。
【0010】
[1]本開示のワイヤーハーネスは、導体と、前記導体の外周を被覆する絶縁被覆と、を有する絶縁電線と、電線収容部を有する付加部材と、を備え、前記絶縁電線は、軸線方向に沿って、大径部と、前記大径部よりも外径が小さくなった小径部とを有し、前記付加部材の前記電線収容部は、前記大径部を収容不能である一方、前記小径部を収容可能であり、前記付加部材は、前記電線収容部に前記絶縁電線の前記小径部を収容した状態で、前記絶縁電線に取り付けられている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
複円環アレーアンテナ
14日前
日星電気株式会社
同軸ケーブル
6日前
オムロン株式会社
入力装置
14日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
5日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
14日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
14日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
14日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
14日前
日本バイリーン株式会社
電極支持体
7日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
19日前
個人
安全プラグ安全ソケット
1日前
株式会社村田製作所
磁性部品
26日前
オムロン株式会社
電磁継電器
13日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
5日前
株式会社ダイヘン
開閉器
5日前
マクセル株式会社
配列用マスク
5日前
マクセル株式会社
配列用マスク
5日前
TDK株式会社
電子部品
13日前
古河電池株式会社
非水電解質二次電池
26日前
日本無線株式会社
ホーンアンテナ
14日前
住友化学株式会社
積層基板
26日前
住友化学株式会社
積層基板
26日前
ソニーグループ株式会社
発光素子
13日前
ヒューグル開発株式会社
拡張装置
5日前
三菱電機株式会社
端子構造
5日前
ホシデン株式会社
多方向入力装置
5日前
ローム株式会社
半導体装置
5日前
日本無線株式会社
レーダアンテナ
13日前
オムロン株式会社
電磁継電器
13日前
株式会社ヨコオ
アンテナ装置
7日前
オムロン株式会社
電磁継電器
13日前
日本航空電子工業株式会社
コネクタ
5日前
富士電機株式会社
半導体装置
5日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
13日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
19日前
オムロン株式会社
継電器
5日前
続きを見る