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公開番号2024142157
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023054191
出願日2023-03-29
発明の名称建設機械
出願人ヤンマーホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類E02F 9/00 20060101AFI20241003BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】油圧アクチュエータを有する作業装置を基台に支持した構成において、簡易な構成でありながら作業装置の支持部分における空間を通る油圧ホースの破損を防止することを可能とすること。
【解決手段】 掘削作業機1は、旋回フレーム7の前方に突設された支持ブラケット28と、支持ブラケット28に連結軸51a,51bを介して左右方向に揺動自在に支持され、掘削装置3を前後方向に回動自在に支持するスイングブラケット27と、旋回フレーム7から前方に延出され、支持ブラケット28の内部およびスイングブラケット27の内部を前後方向に通り、スイングブラケット27の内部で方向を変えて掘削装置3の基端部32aの下方を抜けて掘削装置3の背面に延びる複数の油圧ホース55と、上側の連結軸51aの上方に配置され、油圧ホース55を所定の方向に案内する案内部61を備えるものである。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
油圧アクチュエータを有する作業装置を備えた建設機械であって、
基台の前方に突設された支持ブラケットと、
前記支持ブラケットに上下に配置された上側の連結軸と下側の連結軸を介して左右方向に揺動自在に支持され、前記作業装置を前後方向に回動自在に支持するスイングブラケットと、
前記基台から前記支持ブラケットの内部に延び、前記上側の連結軸と前記下側の連結軸の間を抜けて前記支持ブラケットの前方を通り前記油圧アクチュエータに接続される油圧ホースと、
前記上側の連結軸の上方に配置され、前記油圧ホースを前記作業装置の背面の方向に案内する案内部を備える建設機械。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記案内部は、前記上側の連結軸の上面に配置されている、
請求項1に記載の建設機械。
【請求項3】
前記案内部が前記油圧ホースを斜め上方に向けて案内する、
請求項1または請求項2に記載の建設機械。
【請求項4】
前記案内部を前方から後方に向け上方に傾斜させて支持する案内部支持ブラケットと、
前記油圧ホースを固定し前記案内部支持ブラケットに支持される固定部材と、
を備える、
請求項1に記載の建設機械。
【請求項5】
前記案内部が前記作業装置の基端部と前記上側の連結軸の間に配置されている、
請求項4に記載の建設機械。
【請求項6】
前記作業装置は、前記油圧アクチュエータとして前記スイングブラケットに支持され前記作業装置を前後方向に回動させる油圧シリンダを含み、
前記油圧シリンダの後方にあって、前記案内部から前記スイングブラケットの内部に延びる油圧ホースを覆うカバー部材を備える、
請求項4または請求項5に記載の建設機械。
【請求項7】
前記油圧シリンダと対面する前記カバー部材の裏面に突設部を設け、前記突設部の端部が前記油圧ホースと前記案内部支持ブラケットの間に位置している、
請求項6に記載の建設機械。
【請求項8】
前記カバー部材の下端部が前記油圧ホースから離れる方向に折り曲げられている、
請求項7に記載の建設機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧アクチュエータの駆動により動作する作業装置を備えた建設機械に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば掘削作業機等の建設機械は、左右一対のクローラ式の走行部を有する下部走行体と、下部走行体に旋回可能に接続された上部旋回体と、上部旋回体の旋回フレームに俯仰動可能に設けられた作業装置から構成されている。また、このような建設機械では、油圧により作業装置を動作させている。
【0003】
特許文献1には、旋回フレームに作業装置を左右方向に揺動可能に支持するスイングポストを備え、上部旋回体側の油圧機器と作業装置側の油圧機器とを接続して設けられる複数の油圧ホースを、旋回フレームに上下に並べて保持する第1のホース保持具と、スイングポストに左右に並べて保持する第2のホース保持部と、を備えた建設機械が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-353400号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された建設機械では、ホース保持具を2つ必要とすることから、部品点数が増える分、コストが高くなるだけでなく、構造も複雑化し油圧ホースの引き回しが煩雑になるという問題が生じる。
【0006】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、油圧アクチュエータを有する作業装置を基台に支持した構成において、簡易な構成でありながら作業装置の支持部分における空間を通る油圧ホースの破損を防止することが可能な建設機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る建設機械は、油圧アクチュエータを有する作業装置を備えた建設機械であって、基台の前方に突設された支持ブラケットと、前記支持ブラケットに上下に配置された上側の連結軸と下側の連結軸を介して左右方向に揺動自在に支持され、前記作業装置を前後方向に回動自在に支持するスイングブラケットと、前記基台から前記支持ブラケットの内部に延び、前記上側の連結軸と前記下側の連結軸の間を抜けて前記支持ブラケットの前方を通り前記油圧アクチュエータに接続される油圧ホースと、前記上側の連結軸の上方に配置され、前記油圧ホースを前記作業装置の背面の方向に案内する案内部を備えるものである。
【0008】
本発明の他の態様に係る建設機械は、前記建設機械において、前記案内部は、前記上側の連結軸の上面に配置されている、ものである。
【0009】
本発明の他の態様に係る建設機械は、前記建設機械において、前記案内部が前記油圧ホースを斜め上方に向けて案内する、ものである。
【0010】
本発明の他の態様に係る建設機械は、前記建設機械において、前記案内部を前方から後方に向け上方に傾斜させて支持する案内部支持ブラケットと、前記油圧ホースを固定し前記案内部支持ブラケットに支持される固定部材と、を備えるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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