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公開番号2024141914
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023053793
出願日2023-03-29
発明の名称廃棄物処理システム及び廃棄物処理方法
出願人UBE三菱セメント株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B09B 3/35 20220101AFI20241003BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約【課題】廃棄物を安定的に処理する。
【解決手段】
一側面に係る廃棄物処理システムは、可燃物を含む廃棄物を粗破砕する第1破砕機と、粗破砕された廃棄物を搬送方向に搬送する搬送装置と、搬送装置から受けた廃棄物を細破砕する第2破砕機と、制御装置と、を備え、第2破砕機は、廃棄物を破砕する破砕具と、破砕具を駆動する駆動源と、駆動源の負荷を検出する負荷検出装置とを含み、制御装置は、駆動源の負荷が基準値よりも大きいときに、第2破砕機へ供給される廃棄物の量が減少するように第1破砕機又は搬送装置を制御する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
可燃物を含む廃棄物を粗破砕する第1破砕機と、
粗破砕された前記廃棄物を搬送方向に搬送する搬送装置と、
前記搬送装置から受けた前記廃棄物を細破砕する第2破砕機と、
制御装置と、
を備え、
前記第2破砕機は、前記廃棄物を破砕する破砕具と、前記破砕具を駆動する駆動源と、前記駆動源の負荷を検出する負荷検出装置とを含み、
前記制御装置は、前記駆動源の負荷が基準値よりも大きいときに、前記第2破砕機へ供給される前記廃棄物の量が減少するように前記第1破砕機又は前記搬送装置を制御する、廃棄物処理システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第2破砕機は、
前記搬送装置から受けた前記廃棄物を一時的に貯留するホッパと、
前記ホッパ内に貯留された前記廃棄物の高さに関する情報を取得する第1レベル計と、
を更に備え、
前記制御装置は、前記ホッパ内の前記廃棄物の高さが第1基準レベルよりも高いときに、前記第2破砕機へ供給される前記廃棄物の量が減少するように前記第1破砕機又は前記搬送装置を制御する、請求項1に記載の廃棄物処理システム。
【請求項3】
風力によって粗破砕された前記廃棄物から異物を選別する風力選別装置を更に備える、請求項1又は2に記載の廃棄物処理システム。
【請求項4】
粗破砕された前記廃棄物を一時的に貯留するバッファタンクを更に備える、請求項1又は2に記載の廃棄物処理システム。
【請求項5】
前記バッファタンクは、前記バッファタンク内に貯留された前記廃棄物の高さに関する情報を取得する第2レベル計を更に備え、
前記制御装置は、前記バッファタンク内の前記廃棄物の高さが第2基準レベルよりも高いときに前記第1破砕機を停止させる、請求項4に記載の廃棄物処理システム。
【請求項6】
前記第2破砕機は、一軸式の破砕機である、請求項1又は2に記載の廃棄物処理システム。
【請求項7】
可燃物を含む廃棄物を第1破砕機で粗破砕する工程と、
粗破砕された前記廃棄物を第2破砕機で細破砕する工程と、
前記第2破砕機の駆動源の負荷を検出する工程と、
前記駆動源の負荷が基準値よりも高いときに、前記第2破砕機へ供給される前記廃棄物の量を減少させる工程と、
を含む、廃棄物処理方法。
【請求項8】
前記第2破砕機に供給された前記廃棄物を一時的に貯留するホッパ内の前記廃棄物の高さに関する情報を取得する工程と、
前記ホッパ内の前記廃棄物の高さが第1基準レベルよりも高いときに、前記第2破砕機に供給される前記廃棄物の量を減少させる工程と、
を更に含む、請求項7に記載の廃棄物処理方法。
【請求項9】
前記第1破砕機によって粗破砕された前記廃棄物を一時的に貯留するバッファタンク内の前記廃棄物の高さに関する情報を取得する工程と、
前記バッファタンク内の前記廃棄物の高さが第2基準レベルよりも高いときに、前記第1破砕機を停止させる工程と、
を更に含む、請求項7又は8に記載の廃棄物処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、廃棄物処理システム及び廃棄物処理方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
環境負荷を低減するために、廃棄物中の可燃物を破砕して代替燃料として利用する試みが行われている。例えば、特許文献1は、衣服を加熱する加熱装置と、加熱により脆化した衣服を破砕する破砕装置と、燃料として利用可能な低比重物と金属を含む高比重物に破砕物を選別する第1選別装置と、第1選別装置により選別された高比重物をさらに金属種毎に選別する第2選別装置と、を備えるリサイクル装置について記載されている。選別された低比重物は、サーマルリサイクル用の燃料として使用され、選別された高比重物中は有価金属としてリサイクルされる。
【0003】
また、特許文献2には、回転により被破砕物を破砕する破砕装置と、この破砕装置を回転駆動させる可変容量型の流体圧モータと、流体圧モータの負荷圧の大きさに対応して流体圧モータに供給される流体の流量を制御する電磁比例弁と、流体圧モータの負荷圧の大きさに応じて流体圧モータの容量の大小を切替える電磁切替弁と、を備える破砕機について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-140329号公報
特開2010-69388号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
廃棄物を所望の寸法に破砕するために、複数の破砕機を用いて廃棄物を段階的に破砕することが考えられる。一般的に、廃棄物を細破砕する細破砕機は、廃棄物を粗破砕する粗破砕機よりも処理能力が低いため、粗破砕機から細破砕機に多量の廃棄物が供給され、細破砕機に過剰な負荷がかかることがある。特に、廃棄物に破砕しにくい難破砕物が混入している場合には、細破砕機の負荷が増大しやすい。細破砕機に過剰な負荷がかかると、当該細破砕機の稼働が停止し、廃棄物の連続的な処理が困難になる恐れがある。
【0006】
そこで本開示は、廃棄物を安定的に処理することができる廃棄物処理システム及び廃棄物処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一側面に係る廃棄物処理システムは、可燃物を含む廃棄物を粗破砕する第1破砕機と、粗破砕された廃棄物を搬送方向に搬送する搬送装置と、搬送装置から受けた廃棄物を細破砕する第2破砕機と、制御装置と、を備え、第2破砕機は、廃棄物を破砕する破砕具と、破砕具を駆動する駆動源と、駆動源の負荷を検出する負荷検出装置とを含み、制御装置は、駆動源の負荷が基準値よりも大きいときに、第2破砕機へ供給される廃棄物の量が減少するように第1破砕機又は搬送装置を制御する。
【0008】
本態様では、第2破砕機の駆動源の負荷が基準値よりも大きいときに、第2破砕機へ供給される廃棄物の量が減少するので、第2破砕機の負荷が抑制される。したがって、第2破砕機を連続稼動させることが可能となり、廃棄物を安定的に処理することができる。
【0009】
一態様では、第2破砕機は、搬送装置から受けた廃棄物を一時的に貯留するホッパと、ホッパ内に貯留された廃棄物の高さに関する情報を取得する第1レベル計と、を更に備え、制御装置は、ホッパ内の廃棄物の高さが第1基準レベルよりも高いときに、第2破砕機へ供給される廃棄物の量が減少するように第1破砕機又は搬送装置を制御してもよい。ホッパ内の廃棄物の高さが第1基準レベルよりも高い場合には、第2破砕機に供給される廃棄物の量が過剰であると考えられる。本態様では、ホッパ内の廃棄物の高さが第1基準レベルよりも高い場合に第2破砕機へ供給される廃棄物の量が減少するので、第2破砕機の負荷が抑制される。
【0010】
一態様では、風力によって粗破砕された廃棄物から異物を選別する風力選別装置を更に備えていてもよい。本態様では、風力選別装置によって廃棄物から異物が除去されるので、第2破砕機の負荷を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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