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公開番号2024141882
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023053743
出願日2023-03-29
発明の名称原稿給送装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人ぱてな
主分類B65H 3/06 20060101AFI20241003BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】簡素な構成で分離ローラの交換作業を容易に実施できる原稿給送装置を提供する。
【解決手段】原稿給送装置1において、駆動軸60は、分離ローラ42よりも回転軸心X42方向の一方に位置する第1軸61であって、幅狭部61Sを有する第1軸61と、分離ローラ42よりも回転軸心X42方向の他方に位置する第2軸62と、を有する。原稿給送装置1は、第1軸61を回転軸心X42周りに回転可能に支持する軸受70をさらに備える。ホルダアーム50は、軸受70を支持するとともに、第1軸61が回転軸心X42の径方向に移動するときに、特定の第1位相関係で幅狭部61Sが通過可能な第1溝51Sを有する第1支持部51であって、軸受70を回転軸心X42方向に移動させることにより軸受70を着脱可能な第1支持部51と、第2軸62を回転軸心X42周りに回転可能に支持する第2支持部52と、を有する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
原稿を給送する給送ローラと、
回転軸心周りに回転し、前記給送ローラによって給送される原稿を1枚ずつに分離しつつ搬送する分離ローラと、
前記回転軸心を中心とし、前記分離ローラに駆動力を伝達する駆動軸と、
前記駆動軸を挿通させ、前記回転軸心周りに揺動可能に前記駆動軸に支持されるとともに、前記給送ローラを回転可能に支持するホルダアームと、
を備えた原稿給送装置であって、
前記駆動軸は、前記分離ローラよりも前記回転軸心方向の一方に位置する第1軸であって、外周部分を削除して形成される平行な2つの面を持つ幅狭部を有する前記第1軸と、
前記分離ローラよりも前記回転軸心方向の他方に位置する第2軸と、
を有し、
前記第1軸を前記回転軸心周りに回転可能に支持する軸受をさらに備え、
前記ホルダアームは、前記軸受を支持するとともに、前記第1軸が前記回転軸心の径方向に移動するときに、特定の第1位相関係で前記幅狭部が通過可能な第1溝を有する第1支持部であって、前記軸受を前記回転軸心方向に移動させることにより前記軸受を着脱可能な前記第1支持部と、
前記第2軸を前記回転軸心周りに回転可能に支持する第2支持部と、
を有していることを特徴とする原稿給送装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記給送ローラによって給送される原稿を前記分離ローラを経由して案内する搬送ガイドと、
前記搬送ガイドを覆う閉鎖位置と、前記搬送ガイドを開放する開放位置と、の間で移動可能なカバーと、
をさらに備え、
前記軸受は、前記第1軸を内挿しつつ前記第1支持部よりも前記回転軸心方向の前記一方に突出し、前記回転軸心を中心とする第3軸を有し、
前記ホルダアームは、前記第2支持部よりも前記回転軸心方向の前記他方に位置し、前記回転軸心を中心とする第4軸を有し、
前記カバーは、前記第3軸を前記回転軸心周りに回転可能に支持する第3支持部であって、前記軸受を前記回転軸心方向に移動させることにより前記軸受を着脱可能な前記第3支持部と、
前記第4軸を前記回転軸心周りに回転可能に支持する第4支持部と、
を有している請求項1記載の原稿給送装置。
【請求項3】
前記軸受は、前記第1支持部に支持された状態で、前記第1溝に嵌合する突起を有している請求項2記載の原稿給送装置。
【請求項4】
前記第3支持部は、前記軸受が前記回転軸心方向に移動するときに、特定の第2位相関係で前記突起が通過可能な第2溝を有している請求項3記載の原稿給送装置。
【請求項5】
前記第1軸が前記回転軸心の前記径方向に移動するときに、特定の第3位相関係で前記幅狭部が前記第2溝を通過可能である請求項4記載の原稿給送装置。
【請求項6】
前記駆動軸は、前記第1軸から前記回転軸心方向の前記一方に突出する第1嵌合部を有し、
前記駆動力を発生する駆動源と、
前記カバーに前記回転軸心周りに回転可能に支持され、前記回転軸心方向の前記一方に伝達ギヤを有し、前記回転軸心方向の前記他方に前記第1嵌合部と嵌合する第2嵌合部を有する伝達軸であって、前記カバーが前記閉鎖位置にある状態で、前記駆動源から伝達される前記駆動力が前記伝達ギヤに入力され、前記駆動軸に前記駆動力を伝達する前記伝達軸と、
をさらに備え、
前記カバーは、前記伝達ギヤよりも前記回転軸心方向の前記他方において前記伝達軸を回転可能に支持する第5支持部であって、前記伝達軸を前記回転軸心方向に移動させることにより前記伝達軸を着脱可能な前記第5支持部を有している請求項2乃至5のいずれか1項記載の原稿給送装置。
【請求項7】
前記伝達軸は、前記伝達軸が前記回転軸心方向に移動するときに前記第5支持部を通過可能な被規制部を有し、
前記カバーは、前記伝達軸に向けて突出し、前記被規制部が前記回転軸心方向に移動することを規制する規制部を有し、
前記規制部は、前記回転軸心方向に直交する方向の力が作用することにより、前記被規制部に対する規制を解除可能に構成されている請求項6記載の原稿給送装置。
【請求項8】
前記規制部は、前記カバーに一体に形成された片持ち梁であって、前記力が作用することにより、前記片持ち梁の先端側が前記被規制部から離隔するように弾性変形して前記被規制部に対する規制を解除する請求項7記載の原稿給送装置。
【請求項9】
設定値を超えるトルクが作用すると入力側が出力側に対してスリップしてトルクを伝達しなくなるトルクリミッタをさらに備え、
前記トルクリミッタは、前記入力側に入力側係合部を有するとともに、前記出力側に出力側係合部を有し、
前記伝達軸は、前記入力側係合部と係合する第1係合部を有し、
前記軸受は、前記出力側係合部と係合する第2係合部を有している請求項6記載の原稿給送装置。
【請求項10】
前記トルクリミッタは、前記回転軸心を中心として前記入力側及び前記出力側を貫通する貫通穴を有する円筒形状であり、
前記駆動軸の前記第1嵌合部と前記伝達軸の前記第2嵌合部とは、前記貫通穴内で嵌合している請求項9記載の原稿給送装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は原稿給送装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来の原稿給送装置の一例が開示されている。この原稿給送装置は、ナジャーローラ、フィードローラ、第2の駆動軸及び保持フレームを備えている。
【0003】
ナジャーローラは、原稿を給送する。フィードローラは、回転軸心周りに回転し、ナジャーローラによって給送される原稿を1枚ずつに分離しつつ搬送する。
【0004】
特許文献1の図13に示すように、第2の駆動軸は、回転軸心を中心とし、フィードローラに駆動力を伝達する。保持フレームは、第2の駆動軸を挿通させ、回転軸心周りに揺動可能に第2の駆動軸に支持されるとともに、ナジャーローラを回転可能に支持している。
【0005】
特許文献1の図17に示すように、保持フレームは、駆動フレーム及び支持フレームを有している。駆動フレームは、フィードローラよりも回転軸心方向の一方において、第2の駆動軸を支持している。支持フレームは、フィードローラよりも回転軸心方向の他方において、第2の駆動軸を支持している。
【0006】
フィードローラは、長期の使用により磨耗するため、交換可能であることが好ましい。このため、この原稿給送装置では、特許文献1の図16に示すように、ナジャーローラ、フィードローラ、第2の駆動軸及び保持フレームを含むユニットをサイドカバーから取り外した後、特許文献1の図18に示すように、駆動フレーム及び支持フレームを分解することにより、フィードローラを交換可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2017-24850号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、上記従来の原稿給送装置では、フィードローラを含むユニットを取り外して分解する必要があるため、フィードローラの交換のための部品構成が複雑であり、フィードローラの交換作業に手間がかかるという問題がある。
【0009】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、簡素な構成で分離ローラの交換作業を容易に実施できる原稿給送装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の原稿給送装置は、原稿を給送する給送ローラと、
回転軸心周りに回転し、前記給送ローラによって給送される原稿を1枚ずつに分離しつつ搬送する分離ローラと、
前記回転軸心を中心とし、前記分離ローラに駆動力を伝達する駆動軸と、
前記駆動軸を挿通させ、前記回転軸心周りに揺動可能に前記駆動軸に支持されるとともに、前記給送ローラを回転可能に支持するホルダアームと、
を備えた原稿給送装置であって、
前記駆動軸は、前記分離ローラよりも前記回転軸心方向の一方に位置する第1軸であって、外周部分を削除して形成される平行な2つの面を持つ幅狭部を有する前記第1軸と、
前記分離ローラよりも前記回転軸心方向の他方に位置する第2軸と、
を有し、
前記第1軸を前記回転軸心周りに回転可能に支持する軸受をさらに備え、
前記ホルダアームは、前記軸受を支持するとともに、前記第1軸が前記回転軸心の径方向に移動するときに、特定の第1位相関係で前記幅狭部が通過可能な第1溝を有する第1支持部であって、前記軸受を前記回転軸心方向に移動させることにより前記軸受を着脱可能な前記第1支持部と、
前記第2軸を前記回転軸心周りに回転可能に支持する第2支持部と、
を有していることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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