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公開番号2024141550
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023053273
出願日2023-03-29
発明の名称取付ゴム部材
出願人住友理工株式会社
代理人弁理士法人笠井中根国際特許事務所,個人,個人
主分類B60R 13/08 20060101AFI20241003BHJP(車両一般)
要約【課題】取付用軸部を取付対象部材の装着孔に対して押込みによって挿通させて、取付対象部材へ容易に装着することができる、新規な構造の車両用の取付ゴム部材を提供する。
【解決手段】車両の取付対象部材46の表面に取り付けられる車両用の取付ゴム部材10であって、取付対象部材46への取付面18から取付方向に向かって突出して取付対象部材46の装着孔66に挿通される取付用軸部14を備えており、取付用軸部14は、取付対象部材46の装着孔66の内部に位置せしめられる首部22を備えており、取付用軸部14は、取付対象部材46の装着孔66から裏面への突出部分において外周面上に突出して裏面に係止される係止部32を周方向で複数備えており、首部22には、係止部32の基端側を周方向に延びる溝状凹所30が形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の取付対象部材の表面に取り付けられる車両用の取付ゴム部材であって、
前記取付対象部材の前記表面に重ね合わされる取付面から取付方向に向かって突出して該取付対象部材の装着孔に挿通される取付用軸部を備えており、
該取付用軸部は、該取付対象部材の該装着孔の内部に位置せしめられる首部を備えており、
該取付用軸部は、該取付対象部材の該装着孔から裏面側への突出部分において外周面上に突出して該裏面に係止される係止部を周方向で複数備えており、
該首部には、該係止部の基端側を周方向に延びる溝状凹所が形成されている車両用の取付ゴム部材。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記溝状凹所が全周にわたって連続して設けられている請求項1に記載の車両用の取付ゴム部材。
【請求項3】
前記取付用軸部は、前記首部の前記溝状凹所を外れた部分が、前記係止部よりも先端側に位置する挿通先端部よりも大径とされている請求項1又は2に記載の車両用の取付ゴム部材。
【請求項4】
前記係止部が設けられた位置での縦断面において、前記装着孔よりも内周へ凹んだ前記溝状凹所の面積が、該係止部の該装着孔よりも外周へ突出する部分の面積の60%以上とされている請求項1又は2に記載の車両用の取付ゴム部材。
【請求項5】
前記溝状凹所の溝幅寸法は、前記係止部の前記取付用軸部の外周面からの突出高さ寸法に対して、60~150%の範囲内に設定されている請求項1又は2に記載の車両用の取付ゴム部材。
【請求項6】
前記取付用軸部の基端側には、該取付用軸部を前記装着孔に挿入するための外力が及ぼされる押込用操作部が、該取付用軸部の軸方向延長上に一体形成されている請求項1又は2に記載の車両用の取付ゴム部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両において取付対象部材の表面に取り付けられて使用されるヒートインシュレータやストッパゴム等の取付ゴム部材に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、自動車等の車両では、部材表面に対して別体の取付ゴム部材を取り付けて用いられることが多い。具体的には、例えばパワーユニット等の振動部材やサスペンションアーム等の揺動部材において部材間の相対的な変位量を緩衝的に制限するためのストッパゴムや、エンジンの熱から防振装置等を保護するためのヒートインシュレータなどが用いられている。特開2005-249062号公報(特許文献1)には、かかる取付ゴム部材の一例として、バウンドストッパ(ストッパゴム)が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-249062号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、自動車等の車両では、走行時の振動などによる脱落を回避するために取付ゴム部材を取付対象部材へ確実に取り付ける必要があり、また、接着等の面倒な処理も採用し難い。そこで、上記特許文献1に記載されているように、取付対象部材に形成された嵌込孔へ挿通されるゴム突起を取付ゴム部材に一体形成し、当該ゴム突起に設けた傘状の抜け防止部を取付対象部材の裏面における嵌込孔の開口周縁部へ係止させる構造が提案されている。このような係止構造では、取付作業者が取付対象部材の裏面側へ手を回して嵌込孔へ挿通されたゴム突起の先端を裏面側へ引っ張ることで、傘状の抜け防止部を取付対象部材の嵌込孔から裏面へ抜け出させて係止させることができる。
【0005】
ところが、車両の構造上の理由や製造上の理由などから、取付ゴム部材を取付対象部材に対して事前に取り付けることが困難な場合もあり、また、車両では各種部材の取付スペースが限られていることから、特に取付対象部材がユニットや車両本体へ組み付けられた状態では、取付対象部材の裏面側へ手を回して作業することが難しい場合がある。
【0006】
なお、かかるゴム突起を、取付対象部材の嵌込孔に対して表面側から押圧して押し込むことも検討した。しかし、傘状に広がった抜け防止部を表面側から押圧して嵌込孔へ入れ込むことさえ難しく、たとえ嵌込孔へ表面側から抜け防止部を入れ込み得たとしても、抜け防止部が嵌込孔の内周面へ強く押し当たって大きな摩擦抵抗が発生することから、嵌込孔内を移動させて裏面側に抜け防止部を係止させることは極めて困難であった。
【0007】
そのために、自動車等の車両において、特許文献1に記載の如き従来構造のゴム突起による係止構造では、取付ゴム部材を取付対象部材へ取り付けることが困難な場合があったのである。
【0008】
本発明の解決課題は、取付用軸部を取付対象部材の装着孔に対して押し込んで挿通することが可能とされることにより、たとえ取付対象部材の裏面側から取付用軸部を引っ張るような作業を行うことが困難な状況においても、取付対象部材へ容易に装着することができる、新規な構造のゴム部材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
以下、本発明を把握するための好ましい態様について記載するが、以下に記載の各態様は、例示的に記載したものであって、適宜に互いに組み合わせて採用され得るだけでなく、各態様に記載の複数の構成要素についても、可能な限り独立して認識及び採用することができ、適宜に別の態様に記載の何れかの構成要素と組み合わせて採用することもできる。それによって、本発明では、以下に記載の態様に限定されることなく、種々の別態様が実現され得る。
【0010】
第一の態様は、車両の取付対象部材の表面に取り付けられる車両用の取付ゴム部材であって、前記取付対象部材の前記表面に重ね合わされる取付面から取付方向に向かって突出して該取付対象部材の装着孔に挿通される取付用軸部を備えており、該取付用軸部は、該取付対象部材の該装着孔の内部に位置せしめられる首部を備えており、該取付用軸部は、該取付対象部材の該装着孔から裏面側への突出部分において外周面上に突出して該裏面に係止される係止部を周方向で複数備えており、該首部には、該係止部の基端側を周方向に延びる溝状凹所が形成されているものである。
(【0011】以降は省略されています)

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