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公開番号
2024139590
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-09
出願番号
2023050600
出願日
2023-03-27
発明の名称
廃棄物選別装置
出願人
極東開発工業株式会社
代理人
弁理士法人はなぶさ特許商標事務所
,
弁理士法人落合特許事務所
主分類
B09B
5/00 20060101AFI20241002BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約
【課題】破砕機で被破砕物を破砕することで生じた多数の破砕片が投入される筐体内で、破砕片を重廃棄物と軽廃棄物とに選別する廃棄物選別装置において、筐体内でエア選別に利用されたエアが吸気口、ブロワ及び排気口を経て再び筐体内に還流、循環し、そのエア流に混じる粉塵が大気に放出されにくくしてバグフィルタ等の粉塵除去設備を小型、小容量化した上で、筐体内を負圧状態に保ち易くして、筐体の廃棄物排出口からの粉塵流出を更に抑制する。
【解決手段】重廃棄物72を筐体40内の重廃棄物ラインL2に、また軽廃棄物71を軽廃棄物ラインL1に誘導する一次選別機S1と、筐体40に設けた吸気口7iに吸込側Biが、また排気口8oに吐出側Boが接続されるブロワBとを備え、重廃棄物72に混じる軽廃棄物71を軽廃棄物ラインL1側に押し出すエア流asが筐体40内に生じ、ブロワBから排気口8oに向かうエアの一部を大気開放装置Kが大気に逃がす。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
破砕機(D)で被破砕物(BM)を破砕することで生じた多数の破砕片(70)が投入される筐体(40)と、その筐体(40)内で前記破砕片(70)を重廃棄物(72)と軽廃棄物(71)とに選別して、重廃棄物(72)を該筐体(40)内の重廃棄物ライン(L2)に、また軽廃棄物(71)を該筐体(40)内の軽廃棄物ライン(L1)にそれぞれ誘導する選別機(S1)とを備えた廃棄物選別装置において、
前記筐体(40)に設けられて該筐体(40)内に開口する吸気口(7i)に吸込側(Bi)が接続され、且つ前記重廃棄物ライン(L2)寄りで前記筐体(40)に設けられて該筐体(40)内に開口する排気口(8o)に吐出側(Bo)が接続されるブロワ(B)を備え、
前記吸気口(7i)及び前記排気口(8o)は、前記選別機(S1)で前記重廃棄物ライン(L2)側に誘導された重廃棄物(72)に混じる軽廃棄物(71)を前記軽廃棄物ライン(L1)側に押し出すエア流(as)が前記ブロワ(B)の作動時に前記排気口(8o)を起点として前記筐体(40)内に生じるように配置され、
前記ブロワ(B)の吐出側(Bo)と前記排気口(8o)との間には、該ブロワ(B)から前記排気口(8o)に向かうエアの一部を大気に逃がす大気開放装置(K)が接続されることを特徴とする、廃棄物選別装置。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
前記吸気口(7i)は、前記軽廃棄物ライン(L1)寄りで前記筐体(40)に配設されることを特徴とする、請求項1に記載の廃棄物選別装置。
【請求項3】
複数の前記排気口(8o′)が、前記筐体(40)に互いに間隔をおいて設けられることを特徴とする、請求項1又は2に記載の廃棄物選別装置。
【請求項4】
前記複数の排気口(8o′)は、前記筐体(40)の壁面に沿って水平方向に互いに間隔をおいて設けられることを特徴とする、請求項3に記載の廃棄物選別装置。
【請求項5】
前記複数の排気口(8o′)は、前記筐体(40)の壁面に沿って上下方向に互いに間隔をおいて数設けられることを特徴とする、請求項3に記載の廃棄物選別装置。
【請求項6】
前記破砕機(D)から前記筐体(40)内に投入される前記破砕片(70)の投入重量を検出可能な投入重量検出装置(SE)と、その投入重量検出装置(SE)の検出結果に基づいて前記大気開放装置(K)によるエアの大気開放量を増減制御可能な制御装置(CU)とを備え、
前記制御装置(CU)は、前記投入重量検出装置(SE)が検出する投入重量が所定値より大きい場合は前記大気開放量を通常より増やし、また所定値より小さい場合は前記大気開放量を通常より減らすことを特徴とする、請求項1又は2に記載の廃棄物選別装置。
【請求項7】
前記破砕機(D)から前記筐体(40)内に投入される前記破砕片(70)の投入重量を検出可能な投入重量検出装置(SE)と、その投入重量検出装置(SE)の検出結果、並びに前記被破砕物(BM)の可燃物含量に基づいて前記大気開放装置(K)によるエアの大気開放量を増減制御可能な制御装置(CU)とを備え、
前記制御装置(CU)は、前記被破砕物(BM)の可燃物含量が多い場合において、特に前記投入重量検出装置(SE)が検出する投入重量が所定値より大きい場合は前記大気開放量を通常より減らすことを特徴とする、請求項1又は2に記載の廃棄物選別装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、破砕機で被破砕物を破砕することで生じた多数の破砕片が投入される筐体を有し、その筐体内で破砕片を重廃棄物と軽廃棄物とに選別する選別機を具備した廃棄物選別装置に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
上記した破砕機及び廃棄物選別装置を含む破砕選別システムは、例えば特許文献1に開示されるように従来公知である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-313966号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のシステムでは、破砕機及び一次選別機等で生じた粉塵や破砕片と共に吸引したエアを、最終選別機たるサイクロン17に導入して、そこで浮遊物と沈降物とに選別し、そのサイクロン17から大量の浮遊物、粉塵と一緒に出たエアが、バグフィルタ19を経てブロワ21側に吸引されて、そのまま大気に放出される。この場合、サイクロン17を出たエアは、一次選別機等に還流されずにブロワ21からそのまま大気に放出されるため、そのエアに混じる大量の浮遊物や粉塵を除去すべく大規模・大容量のバグフィルタ19を配備する必要があり、設置コストが嵩む等の課題がある。また最終選別機たるサイクロン17は、その内部を上記エアが単に通り抜けるだけであって、その内部が負圧状態に積極的に保たれる状態ではないため、サイクロン17の、大気開放状態の沈降物排出口からは、沈降物と一緒に粉塵が少なからず流出する懸念がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、従来構造の問題を解決可能とした廃棄物選別装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明は、破砕機で被破砕物を破砕することで生じた多数の破砕片が投入される筐体と、その筐体内で前記破砕片を重廃棄物と軽廃棄物とに選別して、重廃棄物を該筐体内の重廃棄物ラインに、また軽廃棄物を該筐体内の軽廃棄物ラインにそれぞれ誘導する選別機とを備えた廃棄物選別装置において、前記筐体に設けられて該筐体内に開口する吸気口に吸込側が接続され、且つ前記重廃棄物ライン寄りで前記筐体に設けられて該筐体内に開口する排気口に吐出側が接続されるブロワを備え、前記吸気口及び前記排気口は、前記選別機で前記重廃棄物ライン側に誘導された重廃棄物に混じる軽廃棄物を前記軽廃棄物ライン側に押し出すエア流が前記ブロワの作動時に前記排気口を起点として前記筐体内に生じるように配置され、前記ブロワの吐出側と前記排気口との間には、該ブロワから前記排気口に向かうエアの一部を大気に逃がす大気開放装置が接続されることを第1の特徴とする。
【0007】
また本発明は、第1の特徴に加えて、前記吸気口は、前記軽廃棄物ライン寄りで前記筐体に配設されることを第2の特徴とする。
【0008】
また本発明は、第1又は第2の特徴に加えて、複数の前記排気口が、前記筐体に互いに間隔をおいて設けられることを第3の特徴とする。
【0009】
また本発明は、第3の特徴に加えて、前記複数の排気口は、前記筐体の壁面に沿って水平方向に互いに間隔をおいて設けられることを第4の特徴とする。
【0010】
また本発明は、第3の特徴に加えて、前記複数の排気口は、前記筐体の壁面に沿って上下方向に互いに間隔をおいて設けられることを第5の特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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