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公開番号
2024138535
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-08
出願番号
2024115068,2022042001
出願日
2024-07-18,2022-03-17
発明の名称
磁気コンポーネント
出願人
乾坤科技股ふん有限公司
代理人
SK弁理士法人
,
個人
,
個人
主分類
H01F
37/00 20060101AFI20241001BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】組み立て精度を高めることが可能な、射出成形を利用して作成する磁気コンポーネントを提供する。
【解決手段】磁気コンポーネントは、第1コアコンポーネント10と、第2コアコンポーネント12と、少なくとも1つのコイルとを含む。第1コアコンポーネントは、射出成形プロセスによってコアセット26の第1部分26aをカバーする第1成形ボビン100を含む。第2コアコンポーネントは、射出成形プロセスによってコアセットの第2部分26bをカバーする第2成形ボビン120を含む。第1コアコンポーネントは、第2コアコンポーネントと組み合わされて、第1ピラーと第2ピラーとを形成する。第1ピラーと第2ピラーとのそれぞれは、磁気コンポーネントの外側又は内側への方向に互いに積層された複数のコア260を含む。少なくとも1つのコイルは、第1ピラーと第2ピラーとのうちの少なくとも1つに巻かれる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のコアを備えるコアセットと、
前記コアセットの少なくとも一部をカバーして第1ピラーと第2ピラーを形成するボビンと、
前記第1ピラーと前記第2ピラーとのうちの少なくとも1つに巻かれている少なくとも1つのコイルと、
前記ボビンの前記第1ピラーと前記第2ピラーとの少なくとも1つの内面に形成され、少なくとも1つの前記コイルの少なくとも一部を収容するように構成されている少なくとも1つの凹部と、
少なくとも1つの前記凹部に対応する位置に配置され、少なくとも1つの前記コイルに隣接する温度センサと
を備える磁気コンポーネント。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
射出成形プロセスによって前記コアセットの第1部分をカバーする前記ボビンの第1成形ボビンを含む、第1コアコンポーネントと、
射出成形プロセスによって前記コアセットの第2部分をカバーする前記ボビンの第2成形ボビンを含む、第2コアコンポーネントであり、
前記第1コアコンポーネントは、前記第2コアコンポーネントに組み付けられて、前記第1ピラーと前記第2ピラーとを形成し、前記第1ピラーと前記第2ピラーとのそれぞれは、磁気コンポーネントの外側への方向に互いに積み重ねられた複数のコアを含み、
前記第1ピラーのジョイントは第1ギャップを有し、前記第2ピラーのジョイントは第2ギャップを有し、前記第1ギャップは前記第2ギャップよりも大きい、
前記第1ピラーの長さは前記第2ピラーの長さよりも大きい、第2コアコンポーネントと、
を備える磁気コンポーネントであり、
前記第1成形ボビンまたは/および前記第2成形ボビンの一部が、第1外部構造と第2外部構造に形成され、
前記第1外部構造は、前記第1コアコンポーネントまたは前記第2コアコンポーネントの前記第1ピラーの前記ジョイントにあり、前記複数のコアの間に設けられ、複数の前記コアの公差を吸収する第1厚みを有し、
前記第2外部構造は、前記第1コアコンポーネントまたは前記第2コアコンポーネントの前記第2ピラーの前記ジョイントにあり、前記複数のコアの間に設けられ、複数の前記コアの公差を吸収する第2厚みを有し、
前記第1外部構造の第1厚みは、前記第2外部構造の第2厚みよりも大きく、
前記第1外部構造と前記第2外部構造とは、複数の前記コアの公差が前記第1コアコンポーネントと前記第2コアコンポーネントとの形状に影響を与えることを防止するように構成されている、請求項1に記載の磁気コンポーネント。
【請求項3】
前記第1コアコンポーネントの形状は、前記第2コアコンポーネントの形状と同一である、請求項1に記載の磁気コンポーネント。
【請求項4】
前記第1ピラーと前記第2ピラーとの前記ジョイントのそれぞれは、開口を有し、前記コアのうちの1つは前記開口から露出される、請求項1に記載の磁気コンポーネント。
【請求項5】
さらに、
基部と、
前記第1コアコンポーネントを前記基部に固定するように構成されている第1固定コンポーネントと、
前記第2コアコンポーネントを前記基部に固定するように構成されている第2固定コンポーネントとを備え、
前記第1コアコンポーネントと前記第2コアコンポーネントとのジョイントは、固定されずに互いに対面している、請求項1記載の磁気コンポーネント。
【請求項6】
前記第2ピラーの前記ジョイントにある2つの隣接するコアが、前記第2ギャップがゼロとなるように互いに接触する、請求項1記載の磁気コンポーネント。
【請求項7】
さらに、
前記第1ギャップの中に配置されている第1スペーサ構造と、
前記第2ギャップの中に配置されている第2スペーサ構造であり、前記第1スペーサ構造の厚みは、第2スペーサ構造の厚みよりも大きい、第2スペーサ構造とを備えている、請求項1記載の磁気コンポーネント。
【請求項8】
前記第1スペーサ構造と前記第2スペーサ構造とが、射出成形プロセスによって形成される射出成形材料である、請求項7記載の磁気コンポーネント。
【請求項9】
前記第1スペーサ構造と前記第2スペーサ構造とが、スペーサシートである、請求項7に記載の磁気コンポーネント。
【請求項10】
前記コアセットは、巻線部と非巻線部とを有し、前記巻線部の第1幅は、前記非巻線部の第2幅よりも大きく、前記巻線部の第3幅は、前記非巻線部の第4幅よりも小さく、前記第1幅と前記第3幅との積は、前記第2幅と前記第4幅との積に等しい、請求項1記載の磁気コンポーネント。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁気コンポーネントに関し、さらに詳細には、コアセットをカバーする成形ボビンを形成するのに射出成形プロセスを利用する、磁気コンポーネントに関する。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
磁気コンポーネントは、エネルギーを蓄え、エネルギーを変換し、電気をアイソレートするために使用される重要な電気コンポーネントである。ほとんどの回路では、常に磁気コンポーネントが取り付けられている。一般に、磁気コンポーネントは、主にリアクトルと、変圧器と、インダクタとを備えている。従来の磁気コンポーネントでは、ボビンと、コアと、スペーサとが接着によって組み付けられる。しかし、組み立て工程は、コンポーネントの数が多すぎるため複雑である。コンポーネントの公差の累積は、アセンブリの全体的な公差を過度に大きくしてしまう。従って、ネジ締め位置の制御が困難であり、電気的特性が悪く、外観が斜めになり、サイズが小型化できず、ポッティング接着剤の量が増加し、プロセス時間が増加してしまう。その結果、コスト又はサイズの無駄が生じる。
【発明の概要】
【0003】
本発明は、上記問題を解決するために、コアセットをカバーする成形ボビンを形成するのに射出成形プロセスを利用する、磁気コンポーネントを提供する。
【0004】
本発明の一実施形態によれば、磁気コンポーネントは、第1コアコンポーネントと、第2コアコンポーネントと、少なくとも1つのコイルとを備えている。第1コアコンポーネントは、射出成形プロセスによってコアセットの第1部分をカバーする第1成形ボビンを含む。第2コアコンポーネントは、射出成形プロセスによってコアセットの第2部分をカバーする第2成形ボビンを含む。第1コアコンポーネントは、第2コアコンポーネントに組み付けられて、第1ピラーと第2ピラーとを形成し、第1ピラーと第2ピラーとのそれぞれは、磁気コンポーネントの外側への方向に互いに積み重ねられた複数のコアを含み、第1ピラーのジョイントは第1ギャップを有し、第2ピラーのジョイントは第2ギャップを有し、第1ギャップは第2ギャップよりも大きい。少なくとも1つのコイルは、第1ピラーと第2ピラーとのうちの少なくとも1つに巻かれている。
【0005】
本発明の他の実施形態によれば、磁気コンポーネントは、第1コアコンポーネントと、第2コアコンポーネントと、少なくとも1つのコイルとを備えている。第1コアコンポーネントは、射出成形プロセスによってコアセットの第1部分をカバーする第1成形ボビンを含む。第2コアコンポーネントは、射出成形プロセスによってコアセットの第2部分をカバーする第2成形ボビンを含む。第1コアコンポーネントは、第2コアコンポーネントに組み付けられて、第1ピラーと第2ピラーとを形成し、第1ピラーと第2ピラーとのそれぞれは、磁気コンポーネントの内側への方向に互いに積み重ねられた複数のコアを含み、第1ピラーの長さは第2ピラーの長さよりも大きい。少なくとも1つのコイルは、第1ピラーと第2ピラーとのうちの少なくとも1つに巻かれている。
【0006】
上述したように、本発明は、射出成形プロセスを利用して、コアセットをカバーする第1成形ボビンと第2成形ボビンとを形成し、次いで、第1コアコンポーネントを第2コアコンポーネントに組み付けて、第1ピラーと第2ピラーとを形成する。一実施形態では、本発明は、第1ギャップと第2ギャップとを第1ピラーと第2ピラーとのジョイントに形成するように、磁気コンポーネントの外側への方向に互いにコアを積み重ねてよい。この第1ギャップは第2ギャップよりも大きい。第1ギャップと第2ギャップとは、第1ピラーと第2ピラーとの間の長さの差を減少させるために、コア及び/又はスペーサシートの公差を吸収するために使用されてよい。従って、第1ピラーと第2ピラーとの長さは、組み立て後に実質的に同じになる。さらに、組み立て後のコアセット及び/又はスペーサシートセットの形状公差が小さいため、成形ボビンを一層薄くして、磁気コンポーネントの高さ又は幅を減少させることができる。別の実施形態では、本発明は、第1ピラーの長さを第2ピラーの長さよりも大きくするように、磁気コンポーネントの内側への方向に互いにコアを積み重ねてよい。それによって、第1ピラーと第2ピラーとの中のギャップの公差を減少させるか、及び/又は磁路の公差を減少させるようにする。この実施形態では、成形ボビンは、磁気コンポーネントの形状を維持するために一層厚くてよく、その結果、磁気コンポーネントは、組み立て後のコアセット及び/又はスペーサシートセットの形状公差に影響されなくなる。
【0007】
本発明のこれら及び他の目的は、種々の図及び図面に示される好ましい実施形態の以下の詳細な説明を読んだ後に、当業者には疑いなく明らかになるものである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態による磁気コンポーネントを示す斜視図である。
図1に示す第1コアコンポーネントと第2コアコンポーネントとを示す組み立て図である。
図2に示す第1コアコンポーネントと第2コアコンポーネントとを示す分解図である。
図3に示すコアセットを示す正面図である。
図4に示すコアセットを示す組み立て図である。
図5に示すコアセットを示す側面図である。
本発明の他の実施形態による磁気コンポーネントを示す断面図である。
本発明の他の実施形態による磁気コンポーネントを示す正面図である。
コイルを有さない図8に示される磁気コンポーネントを示す正面図である。
ホルダ上に配置された温度センサを示す斜視図である。
温度センサと、ホルダと、熱伝導部材とを示す分解図である。
本発明の他の実施形態による第1コアコンポーネントと第2コアコンポーネントとを示す組み立て図である。
図12に示す第1コアコンポーネントと第2コアコンポーネントとのコアセットを示す正面図である。
図13に示すコアセットを示す組み立て図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1ないし図6を参照すると、図1は、本発明の一実施形態による磁気コンポーネント1を示す斜視図であり、図2は、図1に示す第1コアコンポーネント10と第2コアコンポーネント12とを示す組み立て図であり、図3は、図2に示す第1コアコンポーネント10と第2コアコンポーネント12とを示す分解図であり、図4は、図3に示すコアセット26を示す正面図であり、図5は、図4に示すコアセット26を示す組み立て図であり、図6は、図5に示すコアセット26を示す側面図である。
【0010】
本発明の磁気コンポーネント1は、リアクトル、変圧器、インダクタ、又は他の磁気コンポーネントであってよい。図1から図3に示すように、磁気コンポーネント1は、第1コアコンポーネント10と、第2コアコンポーネント12と、少なくとも1つのコイル14と、基部16と、第1固定コンポーネント18と、第2固定コンポーネント20とを備えている。第1コアコンポーネント10は、第2コアコンポーネント12に組み付けられ、第1ピラー(柱)22と第2ピラー24とを形成する。第1固定コンポーネント18は、第1コアコンポーネント10を基部16に固定するように構成され、第2固定コンポーネント20は、第2コアコンポーネント12を基部16に固定するように構成されている。第1固定コンポーネント18及び第2固定コンポーネント20は、ネジ又はボルトであってよいが、これらに限定されない。この実施形態では、第1コアコンポーネント10と第2コアコンポーネント12とのジョイントは、固定されずに互いに対面してよく、その結果、第1コアコンポーネント10と第2コアコンポーネント12との間の空間を使用して、温度変動に起因する第1コアコンポーネント10と第2コアコンポーネント12との体積膨張を吸収することができる。コイル14は、第1ピラー22と第2ピラー24との少なくとも1つに巻かれる。この実施形態では、それぞれ第1ピラー22と第2ピラー24とに2つのコイルが巻かれる。
(【0011】以降は省略されています)
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