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公開番号2024137652
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-07
出願番号2023195473
出願日2023-11-16
発明の名称シート搬送装置および画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B65H 7/06 20060101AFI20240927BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】シート状の被搬送物の先端のセンサ到達以外を正しく検知することが困難なシート状の被搬送物においても、誤検知を防止する。
【解決手段】シート状の被搬送物を搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送される前記被搬送物の経路を形成するカーブした搬送経路と、前記搬送経路のカーブ位置に配され、前記被搬送物の有無を検知する搬送センサと、前記搬送センサの出力結果から前記被搬送物の詰まりを判断する判断部と、を備え、特定の種別の前記被搬送物が搬送される場合、前記判断部は、前記被搬送物の先端の通過を検知されてから前記被搬送物の後端が前記搬送センサを通過するまでの期間、前記被搬送物の詰まりの判断を停止する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
シート状の被搬送物を搬送する搬送部と、
前記搬送部によって搬送される前記被搬送物の経路を形成するカーブした搬送経路と、
前記搬送経路のカーブ位置に配され、前記被搬送物の有無を検知する搬送センサと、
前記搬送センサの出力結果から前記被搬送物の詰まりを判断する判断部と、
を備え、
特定の種別の前記被搬送物が搬送される場合、前記判断部は、前記被搬送物の先端の通過を検知されてから前記被搬送物の後端が前記搬送センサを通過するまでの期間、前記被搬送物の詰まりの判断を停止する、
ことを特徴とするシート搬送装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記被搬送物の詰まりの判断の停止期間は、前記被搬送物の搬送方向の長さと前記被搬送物の搬送速度に応じて予め設計された時間である、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項3】
前記判断部は、前記被搬送物の後端が前記搬送センサを通過した後、前記被搬送物の詰まりの判断を再開する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項4】
前記搬送部を制御する制御部は、前記被搬送物の搬送を開始する前に、前記被搬送物を搬送方向下流に搬送する方向に前記搬送部を駆動させる、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項5】
前記搬送センサから射出される光の光軸延長線上における前記搬送経路のガイド面は、前記搬送センサから射出される光の光軸に対して傾斜している、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項6】
前記搬送経路は、前記搬送センサに対応する位置より搬送方向上流側の搬送経路よりも、前記搬送センサに対応する位置より搬送方向下流側の搬送経路の方が、搬送経路の湾曲度合いまたは傾斜角度が大きい、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項7】
前記搬送経路には、前記被搬送物を加熱および搬送方向下流側に搬送する定着装置が配置されており、
前記搬送センサは、前記定着装置の搬送方向下流側に配置されており、前記定着装置で発生する前記被搬送物の詰りを検知するセンサを用いる、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項8】
前記搬送経路を搬送される前記被搬送物の表面と直交する方向において、前記搬送経路と対向する位置には両面搬送経路を有し、
前記搬送センサから射出される光の光軸延長線上における前記両面搬送経路のガイド面は、前記搬送センサの光軸に対して傾斜している、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項9】
請求項1ないし8の何れか一項に記載のシート搬送装置と、
被搬送物に画像を印刷する画像形成部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート搬送装置および画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、OHP用紙等の透明用紙のセンサの非検知による紙詰りの誤判断を解消するため、用紙の先端を検知してから用紙の後端がセンサを通過するよりも早いタイミングまでを紙詰りの判断を停止する紙詰り無効検知期間を設ける技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、従来技術によれば、透明用紙の用紙後端がセンサを通過するタイミングは紙詰りの判断を再開している。しかし、用紙の搬送経路が湾曲している位置に光学センサが配置されている場合などでは、用紙後端がセンサを通過するタイミングで用紙がセンサの検知可能範囲を超えてしまい、用紙後端が抜けたことを検知できず、誤検知を起こしてしまう場合がある。この場合、紙詰りが生じていないのに誤検知により装置を停止することになり、印刷の生産性が低下する、という問題がある。
【0004】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、シート状の被搬送物の先端のセンサ到達以外(搬送途中やシート状の被搬送物の後端センサ抜け)を正しく検知することが困難なシート状の被搬送物においても、誤検知を防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、シート状の被搬送物を搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送される前記被搬送物の経路を形成するカーブした搬送経路と、前記搬送経路のカーブ位置に配され、前記被搬送物の有無を検知する搬送センサと、前記搬送センサの出力結果から前記被搬送物の詰まりを判断する判断部と、を備え、特定の種別の前記被搬送物が搬送される場合、前記判断部は、前記被搬送物の先端の通過を検知されてから前記被搬送物の後端が前記搬送センサを通過するまでの期間、前記被搬送物の詰まりの判断を停止する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、シート状の被搬送物の先端のセンサ到達以外(搬送途中やシート状の被搬送物の後端センサ抜け)を正しく検知することが困難なシート状の被搬送物においても、誤検知を防止することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施の形態にかかるMFPの構成を概略的に示す図である。
図2は、MFPのハードウェア構成図である。
図3は、MFPの機能構成を示すブロック図である。
図4は、カーブした搬送経路を用紙が搬送されている状態を示す図である。
図5は、用紙を搬送した際の搬送センサの検知信号例を示す図である。
図6は、紙詰まり判断部による判断例を示す図である。
図7は、紙詰まり判断処理の流れを示すフローチャートである。
図8は、紙詰まり判断処理の流れを示すフローチャートの変形例である。
図9は、搬送経路および両面搬送経路に搬送センサを備えている例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に添付図面を参照して、シート搬送装置および画像形成装置の実施の形態を詳細に説明する。
【0009】
図1は、実施の形態にかかるMFP1000の構成を概略的に示す図である。本実施形態は、シート搬送装置および画像形成装置として、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有するMFP(Multifunction Peripheral/Product/Printer:複合機)1000を適用したものである。MFP1000は、プリンタ部100およびスキャナ部500を備えている。
【0010】
図1に示すように、プリンタ部100は、給紙ローラ101、中継ローラ102、レジストローラ103、感光体104、帯電装置105、LED106、転写ローラ107、定着ローラ108、搬送センサ109、排紙ローラ110を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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