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公開番号2024137535
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-07
出願番号2023049087
出願日2023-03-24
発明の名称リッド開閉装置
出願人豊田合成株式会社
代理人弁理士法人 共立特許事務所
主分類B60K 15/05 20060101AFI20240927BHJP(車両一般)
要約【課題】リッド閉位置でリッドと車体ボデーとの凍結による固着を防止すること。
【解決手段】リッド開閉装置は、供給口を収容する収容空間と、収容空間を車体外部に露出させる開口部と、を有し、車体ボデーに取り付けられるリッドボックスと、開口部を開閉するリッドと、リッドの閉位置でリッドボックスとリッドとに挟まれて弾性変形するシール部と、リッドの閉位置で生じるリッドの外縁部と車体ボデーとの隙間箇所に配置され、リッドの閉位置でリッドの外縁部から離間しかつ車体ボデーに接する隙間配置部と、を備える。隙間配置部は、車体ボデーに比べて撥水性のある材料により形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
供給口を収容する収容空間と、前記収容空間を車体外部に露出させる開口部と、を有し、車体ボデーに取り付けられるリッドボックスと、
前記開口部を開閉するリッドと、
前記リッドの閉位置で前記リッドボックスと前記リッドとに挟まれて弾性変形するシール部と、
前記リッドの閉位置で生じる前記リッドの外縁部と前記車体ボデーとの隙間箇所に配置され、前記リッドの閉位置で前記リッドの前記外縁部から離間しかつ前記車体ボデーに接する隙間配置部と、
を備え、
前記隙間配置部は、前記車体ボデーに比べて撥水性のある材料により形成されている、リッド開閉装置。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記リッドの閉位置で前記リッドボックスの前記開口部の周縁部と前記リッドとの間に介在するリップシールを備え、
前記リップシールは、前記シール部と前記隙間配置部とを一体に含む、請求項1に記載されたリッド開閉装置。
【請求項3】
前記リップシールの全体は、前記材料を含むゴムにより構成されている、請求項2に記載されたリッド開閉装置。
【請求項4】
前記隙間配置部は、前記車体ボデーにおける前記リッドの前記外縁部に対向する面に塗布され又は貼り付けられている、請求項1に記載されたリッド開閉装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車体ボデーに取り付けられるリッドボックスの開口部をリッドを用いて開閉させるリッド開閉装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載され、リッドボックスの開口部をリッドを用いて開閉させるリッド開閉装置が知られている(例えば、特許文献1)。上記の特許文献1記載のリッド開閉装置は、リッドボックスと、リッドと、リップシールと、を備えている。
【0003】
リッドボックスは、車両の充電口や給油口などの供給口を収容すると共にその供給口を外部に露出させるベース部材である。リッドボックスは、車体ボデーに取り付けられている。リッドは、リッドボックスの開口部を開閉する蓋材である。リッドは、例えばヒンジ部材を介してリッドボックスに開閉動作可能に支持されている。リップシールは、リッド閉位置でリッドボックスの開口部の周縁部とリッドとの間に介在するシール部品である。
【0004】
リップシールは、リッド閉位置でリッドの外縁部と車体ボデーとの間に生じる隙間箇所の手前側よりも奥側に配置されている。リップシールは、リッド閉位置において、リッドボックスの開口部の周縁部とリッドとに挟まれた状態になり、リッドボックスとリッドとの隙間を塞ぐ。このリップシールによれば、リッド閉位置で上記の隙間箇所の手前側からその隙間箇所へ進入する水や雪,塵などがリッドボックス内へ進入するのを防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
中国実用新案第211663189号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記のリップシールがリッドボックスの開口部の周縁部とリッドとの間に介在していても、リッド閉位置において上記の隙間箇所の手前側からリップシールのシール部に至るまでの空間形成部位で水の付着を防ぐことは困難である。このため、金属製の車体ボデーが空間形成部位として空間側に露出している構造では、0°以下の低温環境において車体ボデーに付着した水が凍結すると、凍結の進行によりリッドの外縁部と車体ボデーとが固着し易くなり、その結果として、リッドの開放が困難となるおそれがある。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、リッド閉位置でリッドと車体ボデーとの凍結による固着を防止することが可能なリッド開閉装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、供給口を収容する収容空間と、前記収容空間を車体外部に露出させる開口部と、を有し、車体ボデーに取り付けられるリッドボックスと、前記開口部を開閉するリッドと、前記リッドの閉位置で前記リッドボックスと前記リッドとに挟まれて弾性変形するシール部と、前記リッドの閉位置で生じる前記リッドの外縁部と前記車体ボデーとの隙間箇所に配置され、前記リッドの閉位置で前記リッドの前記外縁部から離間しかつ前記車体ボデーに接する隙間配置部と、を備え、前記隙間配置部は、前記車体ボデーに比べて撥水性のある材料により形成されている、リッド開閉装置である。
【0009】
この構成によれば、リッド閉位置でリッドと車体ボデーとの凍結による固着を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る車両に搭載されたリッド開閉装置のリッド閉位置での正面図である。
一実施形態のリッド開閉装置のリッド開位置での正面図である。
一実施形態のリッド開閉装置の分解図である。
一実施形態のリッド開閉装置を図1に示すIV-IVで切断した際の断面図である。
対比例のリッド開閉装置においてリッドと車体ボデーとの隙間箇所で凍結が生じる状況を表した図である。
一実施形態のリッド開閉装置においてリッドと車体ボデーとの隙間箇所で凍結が生じ難い状況を表した図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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