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公開番号2024136716
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023047925
出願日2023-03-24
発明の名称眼科装置
出願人株式会社ニデック
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類A61B 3/00 20060101AFI20240927BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】表示部が通常位置(チルトダウン)と反転位置(チルトアップ)のそれぞれに対応可能な眼科装置において高重心化の抑制を図る眼科装置を提供する。
【解決手段】被検眼を検査するための眼科装置1であって、光学系を備え、被検眼を検査する検査部2と、検査部2における検査情報を表示する表示部100と、表示部100を検査部2に対して、垂直軸J1周りに回動可能に支持すると共に、水平軸J2周りに回動可能に支持する支持機構200を備え、支持機構200は、検査部2に対して垂直軸J1周りに回動可能に接続される境界面を水平方向に広げた境界水平面Hとしたときに、水平軸J2周りの回動中心が境界水平面Hよりも下方に位置する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被検眼を検査するための眼科装置であって、
光学系を備え、前記被検眼を検査する検査部と、
前記検査部における検査情報を表示する表示部と、
前記表示部を前記検査部に対して、垂直軸周りに回動可能に支持すると共に、水平軸周りに回動可能に支持する支持機構を備え、
前記支持機構は、前記検査部に対して前記垂直軸周りに回動可能に接続される境界面を水平方向に広げた境界水平面としたときに、前記水平軸周りの回動中心が前記境界水平面よりも下方に位置する眼科装置。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
請求項1に記載の眼科装置であって、
前記支持機構は、
前記表示部を前記検査部に対して前記垂直軸周りに回動可能に支持する水平旋回機構と、
前記表示部を前記検査部に対して前記水平軸周りに回動可能に支持するチルト機構と、を備え、
前記水平旋回機構は、前記検査部上において前記垂直軸周りに回動可能に前記表示部を支持する支持部材を有し、
前記支持部材は、前記検査部を覆う外装の上部から前記外装の外周面よりも外方に張り出した位置まで延出することで前記チルト機構が前記支持部材を介して前記外装よりも外方の位置に構成されており、
前記支持部材は、前記境界水平面よりも下方に向かって延出する下方延出部を有し、
前記下方延出部の下端側に前記チルト機構における回動中心が設けられることで前記表示部が支持されている眼科装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の眼科装置であって、
前記水平軸周りの回動中心における前記境界水平面よりも下方の位置は、
前記表示部を前記水平軸周りに回動させて前記表示部の上下を反転させて表示エリアを反転表示させた状態において、前記表示エリアと前記支持機構が重ならないことにより前記表示エリア全体が視認可能な関係で配置構成されている眼科装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、被検眼を検査するための眼科装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、被検眼を検査するための眼科装置が知られている。ここで、「被検眼の検査」は、例えば被検眼の各種測定、被検眼の各種撮影などが含まれ得る。例えば、眼科装置としては、眼屈折力測定装置、角膜曲率測定装置、眼圧測定装置、眼底カメラ、OCT、SLO等が知られている。これらの装置は、本体に表示部を備え、検者は、表示部の表示を見ながら装置のアライメントおよび検査結果の確認等を行う。
【0003】
従来、特許文献1のように被検眼を検査する検査部に対して表示部を水平軸周りに回動させて表示部の上下を反転させ、さらに表示部を垂直軸周りに回動させることによって、検査室のレイアウトに応じて表示部の位置を変更する眼科装置が知られている。ここで、眼科装置は、表示部を水平軸周りに下方に回動させて表示部を水平軸から垂下させて表示エリアを表示させた通常位置の状態(チルトダウン)にさせることができる。また、眼科装置は、表示部を水平軸周りに上方に回動させて表示部の上下を反転(検査部上方側に表示部が立設した状態)させて表示エリアを反転表示させた反転位置の状態(チルトアップ)にさせることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6705313号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、表示部を通常位置の状態(チルトダウン)と反転位置の状態(チルトアップ)のそれぞれに対応する態様では、表示部を支持する支持部が装置全体において相対的に高い位置に配置される傾向となる。そのため、表示部が高い位置に配置されることで装置全体の重心位置が上方となることに伴い検査部のトラッキング時の揺れに影響を及ぼすことが懸念され、更なる改善が求められていた。
【0006】
本開示は、従来の問題点に鑑み、表示部が通常位置(チルトダウン)と反転位置(チルトアップ)のそれぞれに対応可能な眼科装置において高重心化の抑制を図る眼科装置を提供することを技術課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示は以下のような構成を備えることを特徴とする。
【0008】
上記課題を解決する眼科装置の一つの特徴は、被検眼を検査するための眼科装置であって、光学系を備え、前記被検眼を検査する検査部と、前記検査部における検査情報を表示する表示部と、前記表示部を前記検査部に対して、垂直軸周りに回動可能に支持すると共に、水平軸周りに回動可能に支持する支持機構を備え、前記支持機構は、前記検査部に対して前記垂直軸周りに回動可能に接続される境界面を水平方向に広げた境界水平面としたときに、前記水平軸周りの回動中心が前記境界水平面よりも下方に位置する。
【0009】
上記構成の一つの特徴及び利点として、支持機構が検査部に対して垂直軸周りに回動可能に接続される境界面を水平方向に広げた境界水平面としたときに、水平軸周りの回動中心が境界水平面よりも下方に位置する。そのため、表示部が通常位置(チルトダウン)と反転位置(チルトアップ)のそれぞれに対応可能な眼科装置において高重心化の抑制を図る眼科装置を提供することができる。
【0010】
上記眼科装置について、前記支持機構は、前記表示部を前記検査部に対して前記垂直軸周りに回動可能に支持する水平旋回機構と、前記表示部を前記検査部に対して前記水平軸周りに回動可能に支持するチルト機構と、を備え、前記水平旋回機構は、前記検査部上において前記垂直軸周りに回動可能に前記表示部を支持する支持部材を有し、前記支持部材は、前記検査部を覆う外装の上部から前記外装の外周面よりも外方に張り出した位置まで延出することで前記チルト機構が前記支持部材を介して前記外装よりも外方の位置に構成されており、前記支持部材は、前記境界水平面よりも下方に向かって延出する下方延出部を有し、前記下方延出部の下端側に前記チルト機構における回動中心が設けられることで前記表示部が支持されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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