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公開番号2024136207
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023047242
出願日2023-03-23
発明の名称シュリンクフィルムの異常検査装置及び異常検査方法
出願人東罐興業株式会社
代理人弁理士法人太田特許事務所
主分類B65B 57/02 20060101AFI20240927BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】容器本体が透明なシュリンクフィルムに包装されたフィルム包装体に対して高い精度でフィルムの異常を検出する。
【解決手段】フィルム包装体の異常検査装置は、上蓋の表面に位置するシュリンクフィルムを撮像する撮像手段と、この撮像手段によって撮像されるシュリンクフィルムの像にハレーションが発生するように上蓋の表面に位置するシュリンクフィルムに対して所定の角度で照明光を照射する照明手段と、撮像手段で得られた画像におけるハレーションの状況に基づいてシュリンクフィルムの異常を判定するフィルム異常判定手段と、を備えてなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
容器本体がシュリンクフィルムによって包装されてなるフィルム包装体の異常検査装置であって、
上蓋の表面に位置する前記シュリンクフィルムを撮像する撮像手段と、
前記撮像手段によって撮像される前記シュリンクフィルムの像にハレーションが発生するように、前記上蓋の表面に位置する前記シュリンクフィルムに対して所定の角度で照明光を照射する照明手段と、
前記撮像手段で得られた前記ハレーションの状況に基づいて前記シュリンクフィルムの異常を判定するフィルム異常判定手段と、
を備えてなるフィルム包装体の異常検査装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記フィルム包装体を搬送する搬送手段をさらに含み、
前記撮像手段及び前記照明手段は、前記搬送手段を挟むように前記搬送手段の側方にそれぞれ配置されてなり、
複数の前記フィルム包装体が前記搬送手段で搬送されながら前記照明手段で順次照明されることで、前記複数のフィルム包装体における各々の上蓋の表面に位置するシュリンクフィルムが前記撮像手段によって撮像される、
請求項1に記載のフィルム包装体の異常検査装置。
【請求項3】
前記搬送手段を介して移動する前記フィルム包装体の通過を検出する検出センサをさらに含み、
前記照明手段は、前記検出センサの検出結果に基づいて前記上蓋の表面に位置する前記シュリンクフィルムに対して前記照明光を照射する、
請求項2に記載のフィルム包装体の異常検査装置。
【請求項4】
前記搬送手段を介して移動する前記フィルム包装体を前記搬送手段から排出する排出手段をさらに含み、
前記排出手段は、前記フィルム異常判定手段によってフィルムの異常が判定されたフィルム包装体を前記搬送手段から排出する、
請求項3に記載のフィルム包装体の異常検査装置
【請求項5】
前記照明手段は、前記搬送手段の上流側において一方の側に配置される第1照明装置と、前記第1照明装置よりも下流側において前記一方の側とは反対側である他方の側に配置される第2照明装置と、を備え、
前記撮像手段は、前記搬送手段に対して前記第1照明装置に対応して前記他方の側に配置される第1撮像装置と、前記搬送手段に対して前記第2照明装置に対応して前記一方の側に配置される第2撮像装置と、を備え、
前記第1撮像装置および前記第2撮像装置は、前記上蓋の表面に位置するシュリンクフィルムのうち前記照明手段に近い領域をそれぞれ撮像する、
請求項4に記載のフィルム包装体の異常検査装置。
【請求項6】
前記フィルム異常判定手段は、
前記容器本体の底部又は胴部の表面に位置するシュリンクフィルムの破損に起因する上蓋表面のシュリンクフィルムでの異常を検出する、
請求項1~5のいずれか一項に記載のフィルム包装体の異常検査装置。
【請求項7】
容器本体がシュリンクフィルムによって包装されてなるフィルム包装体の異常を検査するフィルム包装体の異常検査方法であって、
撮像手段によって撮像される前記シュリンクフィルムの像にハレーションが発生するように、上蓋の表面に位置する前記シュリンクフィルムに対して所定の角度で照明光を照射する工程と、
前記照明光が照射された状態の前記シュリンクフィルムを前記撮像手段で撮像する工程と、
前記撮像手段で得られた前記ハレーションの状況に基づいて前記シュリンクフィルムの異常を判定する工程と、
を含んでなるフィルム包装体の異常検査方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、食品などの物品が貯留されたカップなどの容器を包装するシュリンクフィルムの良否を判定可能なシュリンクフィルムの異常検査装置および異常検査方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、食品や物品などを貯留するカップ状の容器が用いられている。かような容器には、水分や埃などが侵入しないように樹脂製の包装材(封緘材、シュリンクフィルム、透明ラップなどとも称される。以下、かような包装材を「シュリンクフィルム」と総称する。)でラッピングされることも多い。
【0003】
シュリンクフィルムは、上述した水分や汚れなどから容器や内容物を保護する機能に加え、そのラッピングされた容器が未開封であることを証明する機能も有している。従って製造過程においてシュリンクフィルムの破損は上記機能の喪失につながることから、下記の特許文献に例示されるようにシュリンクフィルムの破損を検査することは重要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-177742号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば特許文献1によれば、高周波蛍光照明装置から発する光の反射光をカメラで撮影することによりその明暗を検知することが提案されている。たしかに特許文献1によれば、シュリンクフィルムの有無による反射光の明暗度合いを解析することで、ある程度の精度でフィルムの欠失部を検知することはできる。
【0006】
しかしながら特許文献1の構成では、単純に容器の検査面からの反射光をカメラで撮影することに留まっており、良否判定の肝となる明暗度合いを最大化するには未だに改善の余地があると言える。また、特許文献1の構成では、フィルムの穴や破れ等の大きな異常は検知できたとしても、より高精度に例えばシワやフィルム弛みなど小さな異常までは検知することが出来ない。加えて特許文献1はカメラに直接映る異常を検出することに留まるものであるが、必要に応じてカメラに直接映らない箇所の不良も間接的に検知できることが望ましいと言える。
【0007】
本発明は、上記した課題を一例に鑑みて為されたものであり、容器本体が透明なシュリンクフィルムに包装されたフィルム包装体に対して高い精度でフィルムの異常を検出可能なフィルム包装体の異常検査装置および異常検査方法を提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態におけるフィルム包装体の異常検査装置は、(1)容器本体がシュリンクフィルムによって包装されてなるフィルム包装体の異常検査装置であって、上蓋の表面に位置する前記シュリンクフィルムを撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像される前記シュリンクフィルムの像にハレーションが発生するように、前記上蓋の表面に位置する前記シュリンクフィルムに対して所定の角度で照明光を照射する照明手段と、前記撮像手段で得られた前記ハレーションの状況に基づいて前記シュリンクフィルムの異常を判定するフィルム異常判定手段と、を備えてなる。
【0009】
また、上記(1)に記載のフィルム包装体の異常検査装置においては、(2)前記フィルム包装体を搬送する搬送手段をさらに含み、前記撮像手段及び前記照明手段は、前記搬送手段を挟むように前記搬送手段の側方にそれぞれ配置されてなり、複数の前記フィルム包装体が前記搬送手段で搬送されながら前記照明手段で順次照明されることで、前記複数のフィルム包装体における各々の上蓋の表面に位置するシュリンクフィルムが前記撮像手段によって撮像されることが好ましい。
【0010】
また、上記(2)に記載のフィルム包装体の異常検査装置においては、(3)前記搬送手段を介して移動する前記フィルム包装体の通過を検出する検出センサをさらに含み、前記照明手段は、前記検出センサの検出結果に基づいて前記上蓋の表面に位置する前記シュリンクフィルムに対して前記照明光を照射することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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