TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024135459
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023046150
出願日2023-03-23
発明の名称収容箱
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H02G 3/14 20060101AFI20240927BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】止水性能を調整可能な収容箱を提供する。
【解決手段】収容箱1は、開口部23を形成する本体部2と、開口部23を覆って本体部に取り付けられるアッパカバー3と、を備え、本体部2は、取付方向Zに沿って形成される内壁25及び外壁26を有し、内壁25と外壁26の間に進入した水Wを外部に排水する排水部27を形成し、アッパカバー3は、取付方向Zに沿って形成される内壁34、中壁35及び外壁36を有し、中壁35と内壁34の間の基端部分に収容空間33を形成し、アッパカバー3が本体部2に取り付けられた状態において、内壁25を内壁34と中壁35の間に挿入し、外壁26を中壁35と外壁36の間に挿入したラビリンス構造6を形成し、ラビリンス構造6により本体部2とアッパカバー3との間の止水を行うように構成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
内部に収容物を収容可能とし、内外を連通する開口部を形成する本体部と、
前記開口部を覆って前記本体部に取り付けられるカバー部と、を備え、
前記本体部は、前記カバー部が取り付けられる端部において前記カバー部の取付方向に沿って形成される本体部側内壁及び本体部側外壁を有し、前記本体部側内壁と前記本体部側外壁の間に進入した水を外部に排水する排水部を形成し、
前記カバー部は、前記本体部に取り付けられる端部において前記取付方向に沿って形成されるカバー部側内壁、中壁及びカバー部側外壁を有し、前記中壁と前記カバー部側内壁の間の基端部分にパッキン部材を収容可能な収容空間を形成し、
前記カバー部が前記本体部に取り付けられた状態において、前記本体部側内壁を前記カバー部側内壁と前記中壁の間に挿入し、前記本体部側外壁を前記中壁と前記カバー部側外壁の間に挿入したラビリンス構造を形成し、前記ラビリンス構造により前記本体部と前記カバー部との間の止水を行う、
収容箱。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記収容空間に対する前記パッキン部材の設置の有無により、前記本体部と前記カバー部との間の止水性能を調整可能とした、
請求項1に記載の収容箱。
【請求項3】
前記収容空間に設置され、前記本体部及び前記カバー部と接触して前記本体部と前記カバー部との間の止水を行う前記パッキン部材を備える、
請求項1又は2に記載の収容箱。
【請求項4】
前記収容空間は、前記カバー部が前記本体部に取り付けられた状態において前記本体部と前記カバー部との間に空洞を形成している、
請求項1又は2に記載の収容箱。
【請求項5】
車両に搭載され、前記収容物として電子部品を収容する電気接続箱である、
請求項1又は2に記載の収容箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、収容箱に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、収容箱として、例えば、特許文献1に記載されるように、筐体に対し開閉可能な蓋体を備えた収容箱が知られている。この収容箱は、蓋体において筐体と突き当たる位置にパッキンが配置され、このパッキンにより筐体と蓋体の間の止水を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-072116号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、この種の収容箱は、設置する場所や環境などによって、要求される止水性能が異なる場合がある。この場合、要求される止水性能に応じて収容箱の構造を設計変更することも考えられるが、製造コストが高くなってしまう。そこで、必要に応じて止水性能を調整することができる収容箱の開発が望まれている。
【0005】
そこで、本発明は、止水性能を調整可能な収容箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち、本発明に係る収容箱は、内部に収容物を収容可能とし、内外を連通する開口部を形成する本体部と、前記開口部を覆って前記本体部に取り付けられるカバー部と、を備え、前記本体部は、前記カバー部が取り付けられる端部において前記カバー部の取付方向に沿って形成される本体部側内壁及び本体部側外壁を有し、前記本体部側内壁と前記本体部側外壁の間に進入した水を外部に排水する排水部を形成し、前記カバー部は、前記本体部に取り付けられる端部において前記取付方向に沿って形成されるカバー部側内壁、中壁及びカバー部側外壁を有し、前記中壁と前記カバー部側内壁の間の基端部分にパッキン部材を収容可能な収容空間を形成し、前記カバー部が前記本体部に取り付けられた状態において、前記本体部側内壁を前記カバー部側内壁と前記中壁の間に挿入し、前記本体部側外壁を前記中壁と前記カバー部側外壁の間に挿入したラビリンス構造を形成し、前記ラビリンス構造により前記本体部と前記カバー部との間の止水を行うように構成されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る収容箱によれば、止水性能を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る収容箱の分解斜視図である。
図2は、実施形態に係る収容箱の斜視図である。
図3は、図2のIII-IIIにおける収容箱の断面図である。
図4は、収容箱の断面図であってパッキン部材を設置しない場合を示す図である。
図5は、図2のV-Vにおける収容箱の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
[実施形態]
本実施形態は、収容箱に関する。以下の説明では、互いに交差する第1方向、第2方向、及び、第3方向のうち、第1方向を「奥行方向X」といい、第2方向を「幅方向Y」といい、第3方向を「取付方向Z」という。ここでは、奥行方向Xと幅方向Yと取付方向Zとは、相互に直交する。取付方向Zは、本体部に対するカバー部の取付方向であり、本体部及びカバー部の高さ方向に相当する。奥行方向Xと幅方向Yとは、取付方向Zと交差する交差方向に相当する。また、以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、各部が相互に組み付けられた状態での方向を表すものとする。なお、ここでいう直交は、ほぼ直交を含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社東光高岳
充電器
9日前
株式会社アイシン
回転電機
15日前
株式会社村田製作所
電源装置
9日前
帝国繊維株式会社
作業用車両
11日前
株式会社SUBARU
充電装置
11日前
日置電機株式会社
電流制限回路
9日前
サンデン株式会社
モータ制御装置
9日前
キヤノン電子株式会社
ステッピングモータ
1日前
本田技研工業株式会社
回転電機
10日前
株式会社豊田自動織機
駆動装置
9日前
株式会社サタケ
電動機の端子箱
9日前
株式会社ダイヘン
充電システム
3日前
富士電機株式会社
電力変換装置
2日前
株式会社アイシン
巻線界磁型回転電機
11日前
株式会社日立製作所
動力装置
2日前
株式会社デンソー
電気機器
15日前
ミネベアミツミ株式会社
電子機器
15日前
株式会社B&GLOBAL
ポータブル電源
9日前
ヨツギ株式会社
固定具
11日前
ニチコン株式会社
電源装置
9日前
矢崎総業株式会社
グロメット
10日前
トヨタ自動車株式会社
駆動ユニット
10日前
株式会社プロテリアル
リニアモータ
9日前
矢崎総業株式会社
プロテクタ
1日前
個人
屏風型プラスチックダンボール太陽光発電器
10日前
矢崎総業株式会社
電線冷却装置
15日前
株式会社 神崎高級工機製作所
モータ
1日前
トヨタ自動車株式会社
冷却装置
16日前
矢崎総業株式会社
電線固定構造
15日前
矢崎総業株式会社
電線保護部材
3日前
矢崎総業株式会社
分岐クランプ
3日前
株式会社アイシン
給電システム
1日前
株式会社荏原製作所
浸水防止盤
9日前
トヨタ紡織株式会社
ロータの製造方法
2日前
株式会社デンソー
フィルタ装置
15日前
トヨタ紡織株式会社
ロータの製造方法
2日前
続きを見る