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公開番号2024134383
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023044652
出願日2023-03-20
発明の名称擁壁排水管用カバー
出願人株式会社サンライズ
代理人個人
主分類E02D 29/02 20060101AFI20240926BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】擁壁排水管へのいたずら防止、並びに、擁壁排水管における雑草の生育防止を可能にする擁壁排水管用カバーを提供する。
【解決手段】固定部と、キャップ部と、カバー部と、ねじ部とから成り、固定部は、排水管の裏面側開口部又は排水管内で、ねじ部の一部を固定し、キャップ部は、排水管の表面側開口部で、該排水管に嵌合する筒状部と、該筒状部の端部から径方向外側へ延在し擁壁の表面に当接するフランジ部と、該筒状部の径方向内側に張られた網状で、中央のねじ部を貫通する貫通穴があると共に、下側には滞留物を排出するための開口部をがあるフィルターとを有し、カバー部は、排水管の表面側開口部及びキャップ部を覆い、遮光性があり、フランジ部の径よりも大きく、弾性を持ち、縁部が排水管の開口部の周囲の擁壁の表面に密着し、その下部は、排水管内の水圧によって変形して水を排水管内から排出可能で、固定部とカバー部とは、ねじ部で固着される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
擁壁用排水管の開口部のカバーであって、
固定部と、キャップ部と、カバー部と、ねじ部とから成り、
該固定部は、排水管の裏面側開口部又は排水管内に配置され、ねじ部の一部を固定するねじ受部を持ち、
該キャップ部は、排水管の表面側開口部に配置され、該排水管に嵌合する筒状部と、該筒状部の端部から径方向外側へと延在し擁壁の表面に当接するフランジ部と、該筒状部の径方向内側に張られた網状のフィルタと、該フィルタには中央に配置されたねじ部を貫通する貫通穴があると共に、該フィルタの下側には滞留物を排出するための開口部があり、
該カバー部は、排水管の表面側開口部及びキャップ部を覆い、遮光性があり、フランジ部の径よりも大きく、弾性を持ち、縁部が排水管の開口部の周囲の擁壁の表面に密着し、該カバー部の下部は、排水管内の水圧によって変形して水を排水管内から排出可能となっており、
該固定部と該カバー部とは、該ねじ部で固着されていることを特徴とする擁壁排水管用カバー。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記ねじ部は、ねじ軸と、ねじソケットと、ボルトから成り、
前記擁壁の厚さに応じて、該ねじソケットへの該ボルトの外ねじ部のねじ込み量を変えることを特徴とする請求項1に記載の擁壁排水管用カバー。
【請求項3】
前記固定部は、前記排水管に嵌合する筒状部と、該筒状部の端部から径方向外側へと延在し該擁壁の裏面に当接するフランジ部と、該筒状部の径方向内側に張られた網状のフィルタと、該フィルタの中央に配置された、前記ねじ部の一端を固定する前記ねじ受部と、から成ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の擁壁排水管用カバー。
【請求項4】
前記固定部は、地盤側に前記固定部を固定する抜け止め部を持つことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の擁壁排水管用カバー。
【請求項5】
前記固定部は、ジャッキ構造を持つことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の記載の擁壁排水管用カバー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、擁壁排水管用カバーに関し、詳しくは、擁壁排水管へのいたずら防止、並びに、擁壁排水管における雑草の生育防止を可能にする技術に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
擁壁の排水管(以下、水抜き穴ともいう)は、擁壁から染み出す水を排水するものである。
排水管の裏面側には、擁壁の土や砕石等が流出しないように、小さな穴の開いたキャップを嵌めることが多い。また、より細かな砂や土の流出を防ぐために、キャップに代えて、透水性マットを裏面コンクリートに貼り付けることもあった。また近年では、キャップにマットを付け、流出を防止するものも開発されている。
【0003】
ところで、通常擁壁には、約1mごとに40φ程度の水抜き穴が設けられているが、普段は水抜き穴からは水は出ておらず、雨が降ってもさほど水は出てこない。そのため、擁壁排水管の開口部は、単に水平方向への穴であることもあって、いたずらの対象となりやすく、また、自然に土や植物の種等が入り込んで雑草が生えやすい。
いたずらという意味では、道路等の擁壁の水抜き穴に空き缶等を詰められてしまうことがある。
また、雑草という意味では、住宅の擁壁やがけ地の擁壁に於いても、水抜き穴から草が生えてしまい、景観を損なうこともある。
そこで、この様な状態のままにしておけず、数年ごとに空き缶やごみの撤去・雑草の撤去等手間が掛かるものであった。
【0004】
いたずらを防止するために、網状のキャップを取り付ける方法もある。しかし、網状のキャップでは、土や植物の種、光が入り込んでしまい、配管内に雑草が生えてしまう。
また、網状のキャップの場合、メンテナンスの面では、モルタルやコーキング等でキャップ等を押えても劣化してしまい、取り外した場合に再度取り付けるには、モルタルやコーキング等を綺麗に除去し、再度モルタルやコーキングで固定する必要があるため、手間が煩雑であった。
さらに、簡易的なキャップでは、外れたり風により飛んでしまう可能性もあった。
そこで、確実にいたずらを防止でき、且つ、排水管内に雑草が生えない構造が求められていた。
【0005】
このような問題に対して、従来からも様々な技術が提案されている。例えば、排水管用防草キャップ(特許文献1参照)が提案され、公知技術となっている。
より詳しくは、筒状の本体と、本体の内部空間を軸方向に遮断する遮断板と、本体の外周面に装着して排水口の内周面に対して着脱可能に密着するリング状のシーリング部材とを備えると共に、遮断板には全体に多数の細孔を穿設することによって、擁壁の排水口について防草する内容が記載されている。
しかしながら、本先行技術による構造では、容易にキャップを外すことができることから、いたずらや盗難等への対応が不十分であると共に、細孔から土や埃、植物等が入ってしまい、雑草の生育を防止できないことから、上記問題の解決には至っていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
登録実用新案第3148088号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の課題は、擁壁排水管へのいたずら防止、並びに、擁壁排水管における雑草の生育防止を可能にすると共に、風等によって簡単に外れることのない擁壁排水管用カバーを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明に係る擁壁排水管用カバーは、固定部と、キャップ部と、カバー部と、ねじ部とから成り、固定部は、排水管の裏面側開口部又は排水管内に配置され、ねじ部の一部を固定するねじ受部を持ち、キャップ部は、排水管の表面側開口部に配置され、該排水管に嵌合する筒状部と、該筒状部の端部から径方向外側へと延在し擁壁の表面に当接するフランジ部と、該筒状部の径方向内側に張られた網状のフィルタと、該フィルタには中央に配置されたねじ部を貫通する貫通穴があると共に、該フィルタの下側には滞留物を排出するための開口部があり、カバー部は、排水管の表面側開口部及びキャップ部を覆い、遮光性があり、フランジ部の径よりも大きく、弾性を持ち、縁部が排水管の開口部の周囲の擁壁の表面に密着し、カバー部の下部は、排水管内の水圧によって変形して水を排水管内から排出可能となっており、固定部とカバー部とは、ねじ部で固着されている手段を採る。
【0009】
また、本発明は、固定部とカバー部とが、ねじ部で固着されている手段を採る。
【0010】
さらに、本発明は、ねじ部が、ねじ軸と、ねじソケットと、ボルトから成り、擁壁の厚さに応じて、ねじソケットへのボルトの外ねじ部のねじ込み量を変える手段を採る。
(【0011】以降は省略されています)

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