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公開番号2024134299
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023044529
出願日2023-03-20
発明の名称製袋包装機
出願人株式会社イシダ
代理人個人,個人,個人
主分類B65B 41/12 20060101AFI20240926BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】フィルムロールの交換を自動で行うことができる製袋包装機を提供する。
【解決手段】製袋包装機1は、製袋包装部3と、フィルム供給部5と、を備える。フィルム供給部5は、フィルムロール支持部に支持された交換用フィルムロールFRの始端部を接合部25に搬送するフィルム搬送部27を有する。フィルム搬送部27は、交換用フィルムロールFRの始端部に貼付されたテープTを保持するクランプ部53と、クランプ部53によって保持された第二フィルムFを交換用フィルムロールFRから引き出す引出機構58と、を有する。フィルムロール支持部は、交換用フィルムロールFRが装着されると、交換用フィルムロールFRを回転させ、クランプ部53は、フィルムロール支持部によって回転される交換用フィルムロールのテープTを保持する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
シート状のフィルムを筒状に成形し、筒状に成形された前記フィルムをシールして袋状に成形する製袋包装部と、
シート状の前記フィルムが巻き回されたフィルムロールを保持し、前記フィルムロールから繰り出される前記フィルムを前記製袋包装部に順次供給するフィルム供給部と、を備える製袋包装機であって、
前記フィルム供給部は、
前記フィルムロールを回転可能に支持するフィルムロール支持部と、
前記製袋包装部に前記フィルムを供給する前記フィルムロールの終端部と、交換用の前記フィルムロールの始端部とを接合する接合部と、
前記フィルムロール支持部に支持された交換用の前記フィルムロールの前記始端部を前記接合部に搬送するフィルム搬送部と、を有し、
前記フィルム搬送部は、
交換用の前記フィルムロールの前記始端部又は前記始端部に貼付されたテープを保持する保持部と、
前記保持部によって保持された前記フィルムを前記フィルムロールから引き出す引出部と、を有し、
前記フィルムロール支持部は、交換用の前記フィルムロールが装着されると、前記フィルムロールを回転させ、
前記保持部は、前記フィルムロール支持部によって回転される前記フィルムロールの前記始端部又は前記テープを保持する、製袋包装機。
続きを表示（約 570 文字）【請求項２】
交換用の前記フィルムロールに設けられた位置調整用のマークを検出する検出部と、
前記検出部による検出結果に基づいて、前記フィルム搬送部における前記フィルムの搬送を停止させる制御部と、を備える、請求項１に記載の製袋包装機。
【請求項３】
前記フィルム搬送部による前記フィルムの搬送の停止後、前記フィルムの前記始端部を切断し、前記保持部による前記フィルムの保持を解除する、請求項２に記載の製袋包装機。
【請求項４】
前記保持部は、交換用の前記フィルムロールの直径の中心よりも上下方向において上方の高さ位置において、前記フィルムロールの前記始端部又は前記テープを保持する、請求項１又は２に記載の製袋包装機。
【請求項５】
前記保持部を上下方向に移動させる移動機構を備える、請求項１又は２に記載の製袋包装機。
【請求項６】
前記フィルム搬送部は、前記保持部に前記フィルムロールの前記始端部又は前記テープを案内するガイド部を有し、
前記ガイド部には非粘着加工が施されている、請求項１又は２に記載の製袋包装機。
【請求項７】
前記保持部は、前記フィルムロールと対向する位置に配置されているローラを有する、請求項１又は２に記載の製袋包装機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、製袋包装機に関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
製袋包装機は、シート状のフィルムを筒状に成形し、筒状に成形されたフィルムをシールして袋状に成形する製袋包装部と、シート状のフィルムが巻き回されたフィルムロールを保持し、フィルムロールから繰り出されるフィルムを製袋包装部に供給するフィルム供給部と、を備えている。フィルム供給部は、一フィルムロールを回転可能に支持するフィルムロール支持部と、フィルムロール支持部にフィルムロールを取り付ける際に、フィルムロールに巻き回されたフィルムの始端部近傍が手動で仮置きされるフィルム仮置部と、フィルムロール支持部に支持されたフィルムロールを回転させる回転機構と、フィルムの始端部が正規位置に位置していることを検出する始端部検出センサと、フィルムの始端部近傍がフィルム仮置部に仮置きされた後に、回転機構によりフィルムロールを回転させることで、端部検出センサが正規位置にフィルムの始端部が位置していることを検出するまでフィルムを所定の搬送経路に沿って搬送する回転機構の制御部と、を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－５９５０８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
製袋包装機が設置される工場等においては、全行程の自動化が望まれている。従来の製袋包装機では、作業者がフィルム仮置部にフィルムを仮置きする必要がある。そのため、従来の製袋包装機では、フィルムロールの交換について、自動化を実現することができない。
【０００５】
本発明の一側面は、フィルムロールの交換を自動で行うことができる製袋包装機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
（１）本発明の一側面に係る製袋包装機は、シート状のフィルムを筒状に成形し、筒状に成形されたフィルムをシールして袋状に成形する製袋包装部と、シート状のフィルムが巻き回されたフィルムロールを保持し、フィルムロールから繰り出されるフィルムを製袋包装部に順次供給するフィルム供給部と、を備える製袋包装機であって、フィルム供給部は、フィルムロールを回転可能に支持するフィルムロール支持部と、製袋包装部にフィルムを供給するフィルムロールの終端部と、交換用のフィルムロールの始端部とを接合する接合部と、フィルムロール支持部に支持された交換用のフィルムロールの始端部を接合部に搬送するフィルム搬送部と、を有し、フィルム搬送部は、交換用のフィルムロールの始端部又は始端部に貼付されたテープを保持する保持部と、保持部によって保持されたフィルムをフィルムロールから引き出す引出部と、を有し、フィルムロール支持部は、交換用のフィルムロールが装着されると、フィルムロールを回転させ、保持部は、フィルムロール支持部によって回転されるフィルムロールの始端部又はテープを保持する。
【０００７】
本発明の一側面に係る製袋包装機では、フィルム供給部は、フィルムロール支持部に支持された交換用のフィルムロールの始端部を接合部に搬送するフィルム搬送部を備える。フィルム搬送部は、交換用のフィルムロールの始端部又は始端部に貼付されたテープを保持する保持部を有し、保持部は、フィルムロール支持部によって回転されるフィルムロールの始端部又はテープを保持する。これにより、製袋包装機では、交換用のフィルムロールの始端部又はテープを保持して、フィルム供給部に搬送することができる。そのため、製袋包装機では、フィルムロールの交換において、作業者による作業を必要としない。したがって、製袋包装機では、フィルムロールの交換を自動で行うことができる。
【０００８】
（２）上記（１）の製袋包装機において、交換用のフィルムロールに設けられた位置調整用のマークを検出する検出部と、検出部による検出結果に基づいて、フィルム搬送部におけるフィルムの搬送を停止させる制御部と、を備えていてもよい。この構成では、製袋包装部にフィルムを供給するフィルムロールの終端部と、交換用のフィルムロールの始端部とにおいて、包装の印刷内容等の位置合わせを適切に行うことができる。
【０００９】
（３）上記（２）の製袋包装機において、フィルム搬送部によるフィルムの搬送の停止後、フィルムの始端部を切断し、保持部によるフィルムの保持を解除してもよい。この構成では、交換用のフィルムロールにおいて、位置合わせに不要な始端部を排除することができる。
【００１０】
（４）上記（１）～（３）のいずれか一つの製袋包装機において、保持部は、交換用のフィルムロールの直径の中心よりも上下方向において上方の高さ位置において、フィルムロールの始端部又はテープを保持してもよい。この構成では、フィルムロールの直径の中心においてフィルムロールの始端部又はテープを保持する場合に比べて、保持部が始端部又はテープに対して角度を有して進入する。そのため、保持部においてフィルムロールの始端部又はテープをより確実に保持することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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