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公開番号
2024157384
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-07
出願番号
2023071719
出願日
2023-04-25
発明の名称
段ボール箱開梱機
出願人
株式会社イシダテック
代理人
個人
,
個人
主分類
B65B
69/00 20060101AFI20241030BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】内袋や梱包物をカッターで傷付けることなく、自動的に取り出すことができる段ボール箱開梱機を提供する。
【解決手段】段ボール箱Aを一対の挟込み板19、19で挟込む。挟込み板は二層構造になっており、段ボール箱Aの側面部a1の外面に対しては、圧力を加えられたことにより強力に摩擦保持されると共に、エキスパンドメタル材の並列突出したボンド部の起伏部分が弾力性のある段ボール材に食い込んだことにより係止保持される。押圧板45を下降させて天面部a2の中心部を押し潰していく。これにより、段ボール箱の底抜け面部a3側が破断する。この破断のタイミングで右側の挟込み板が右方に僅かに後退移動して、一対の挟込み板の挟込み圧力を開放する。内袋Cと側面部との間に隙間ができるか、または当接しているだけで摩擦力が殆ど消失して、内袋側が自重により落下していく。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
左右方向でそれぞれ対面側に向かって複数の食い込み突起が並列突出し、段ボール箱を左右両側から挟んだ状態で圧力を加えて保持する保持機構と、前記保持機構で保持された段ボール箱に対して上側から突く押圧部材を有する押圧機構とを備え、
段ボール箱が前記保持機構で保持された状態で、前記押圧機構の押圧部材で押圧されて、その底面側が破断したタイミングで、前記保持機構で加える圧力が開放されることで、段ボール箱側は前記食い込み突起に対して係止保持される中で、梱包物側は段ボール箱の底抜け側から落下して取り出されることを特徴とする段ボール箱開梱機。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
請求項1に記載した段ボール箱開梱機において、
複数の食い込み突起は、エキスパンドメタル材のボンド部の起伏部分で構成されていることを特徴とする段ボール箱開梱機。
【請求項3】
請求項2に記載した段ボール箱開梱機において、
エキスパンドメタル材は背当て板に当てられており、前記背当て板側にロードセルを介して電動シリンダが連結されていることを特徴とする段ボール箱開梱機。
【請求項4】
請求項1に記載した段ボール箱開梱機において、
押圧機構の押圧部材の左右方向の位置は調整可能になっていることを特徴とする段ボール箱開梱機。
【請求項5】
請求項4に記載した段ボール箱開梱機において、
ハンドル操作により押圧部材の左右方向の位置は調整可能になっていることを特徴とする段ボール箱開梱機。
【請求項6】
請求項1に記載した段ボール箱開梱機において、
係止保持と協働する、吸着パットによる補助保持機構を備えることを特徴とする段ボール箱開梱機。
【請求項7】
請求項6に記載した段ボール箱開梱機において、
吸着パッドは押圧部材に一体に備え付けられていることを特徴とする段ボール箱開梱機。
【請求項8】
請求項1から7のいずれかに記載した段ボール箱開梱機と、段ボール箱の底抜け側に封易破断部を形成する易破断形成機が段ボール箱の乗り継ぎ可能に設置されてなる段ボール箱開梱設備。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、段ボール箱の開梱機に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
段ボール材の種類は原紙とフルートの組み合わせで決まるが、原紙やフルートの種類もそれぞれ複数あるので、生産国や梱包物の内容によって異なってくる。
また、段ボール材の組立構造も種々あり、段ボール箱には天面開きのものやラップタイプのものがある。更に、封函は、フラップの合わせ目にテープを貼り付けたり、重ね面どうしを糊着したりしている。
加えて、中敷きを入れておく場合もある。
そのため、開梱対象としての段ボール箱の強度はまちまちになっている。
その上、段ボール箱を梱包箱として使用すると、段ボール箱にはある程度の柔軟性があるので、搬送中に変形したり潰れたりする場合がある。
【0003】
段ボール箱を開梱して梱包物を取り出す際には、通常は、カッターで、テープを切り裂いたり、段ボール材に直接切込みを入れ、そこから押し広げたりして段ボール箱を開梱しているが、上記のような事情により、カッターの切込み先である段ボール箱の強度や形状にバラツキが出てしまっている。
【0004】
切込みが浅すぎるとその効果を果たせず、一方、切込みが深くなり過ぎると、カッターの鋭利な刃部に梱包物や梱包物を包んだ内袋が当たって梱包物そのものが傷ついたり、また内袋が破れて梱包物が露出してしまうが、既存の開梱機では、上記の個別の事情は考慮せず、常にカッターに向いた部位を一定の力で切り込んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開平5-77023号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特に、梱包物がチーズの大きな塊のような工場用に搬入される食品の場合には通常は保護のために内袋に包まれて段ボール箱にきちきちに収容されている。そのため、その内袋が破れるリスクが比較的高くなっているが、その内袋が破れてしまうと、食品が汚染されて使い物にならなくなる。
しかしながら、特許文献1に記載のように、段ボール箱側に開梱機構を設けるとなると、段ボール箱側の製造コストが嵩むため、上記のような用途での利用は現実的ではない。
それ故、その種の工場では、カッターの使用を前提とした既存の開梱機で、内袋を傷付けるリスクを承知の上で開梱しているのが現状である。
【0007】
本発明は上記従来の問題点に着目してなされたものであり、開梱用に持ち込まれてくる段ボール箱側の強度、変形や潰れ等の事情に違いがあっても、その違いを意識せずに、開梱処理部にセットするだけで、内袋や梱包物をカッターで傷付けることなく、自動的に取り出すことができる段ボール箱開梱機を提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、左右方向でそれぞれ対面側に向かって複数の食い込み突起が並列突出し、段ボール箱を左右両側から挟んだ状態で圧力を加えて保持する保持機構と、前記保持機構で保持された段ボール箱に対して上側から突く押圧部材を有する押圧機構とを備え、段ボール箱が前記保持機構で保持された状態で、前記押圧機構の押圧部材で押圧されて、その底面側が破断したタイミングで、前記保持機構で加える圧力が開放されることで、段ボール箱側は前記食い込み突起に対して係止保持される中で、梱包物側は段ボール箱の底抜け側から落下して取り出されることを特徴とする段ボール箱開梱機である。
【0009】
好ましくは、複数の食い込み突起は、エキスパンドメタル材のボンド部の起伏部分で構成されている。
より好ましくは、エキスパンドメタル材は背当て板に当てられており、前記背当て板側にロードセルを介して電動シリンダが連結されている。
好ましくは、押圧機構の押圧部材の左右方向の位置は調整可能になっている。
より好ましくは、ハンドル操作により押圧部材の左右方向の位置は調整可能になっている。
好ましくは、係止保持と協働する、吸着パットによる補助保持機構を備える。
より好ましくは、吸着パッドは押圧部材に一体に備え付けられている。
上記の段ボール箱開梱機と、段ボール箱の底抜け側に封易破断部を形成する易破断形成機を段ボール箱が乗り継ぎ可能に設置されてなる段ボール箱開梱設備として構築することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の開梱機によれば、開梱用に持ち込まれてくる段ボール箱側の強度、変形や潰れ等の事情に違いがあっても、その違いを意識せずに、開梱処理部にセットするだけで、内袋や梱包物をカッターで傷付けることなく、自動的に取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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