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公開番号2024134233
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023044432
出願日2023-03-20
発明の名称運行管理システム
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社小松製作所
代理人弁理士法人中部国際特許事務所
主分類G08G 1/00 20060101AFI20240926BHJP(信号)
要約【課題】鉱山での作業効率の低下を抑制することができる運行管理システムを提供する。
【解決手段】本発明において、コンピュータ10は、路面状態を検出する路面状態検出装置2が搭載された登録モビリティから取得した位置情報と路面情報とに基づいて、地図データ上の位置と路面情報とを関連付けて路面地図データを作成し、散水車M3による路面への散水に関する情報である散水情報又は特定エリアの天気情報と路面地図データとに基づいて、水溜まりが形成された位置を算出し、複数の登録モビリティから指定モビリティを指定し、水溜まりの位置に基づいて、指定モビリティの目標ルートを修正し、指定モビリティに修正後の目標ルートを指令する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
未舗装路を含み一般道を含まない限定された特定エリアにおいて、それぞれ位置情報を取得可能な複数の登録モビリティの運行を、各前記登録モビリティに目標ルート及び走行速度を指令することで管理するように構成された運行管理システムであって、
コンピュータを備え、
前記コンピュータは、
路面状態を検出する路面状態検出装置が搭載された前記登録モビリティから取得した前記位置情報と路面情報とに基づいて、地図データ上の位置と前記路面情報とを関連付けて路面地図データを作成し、
散水車による路面への散水に関する情報である散水情報又は前記特定エリアの天気情報と前記路面地図データとに基づいて、水溜まりが形成された位置を算出し、
複数の前記登録モビリティから指定モビリティを指定し、前記水溜まりの位置に基づいて、前記指定モビリティの前記目標ルートを修正し、
前記指定モビリティに修正後の前記目標ルートを指令する、
運行管理システム。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記コンピュータには、各前記登録モビリティのタイヤの配置位置に関する諸元情報が記憶されており、
前記コンピュータは、前記指定モビリティのタイヤが前記水溜まりを通過するように、前記指定モビリティの前記目標ルートを修正する、
請求項1に記載の運行管理システム。
【請求項3】
前記コンピュータは、前記水溜まりを走行する際の前記指定モビリティの走行速度を、自動運転時の走行速度よりも低い特定速度に修正し、前記指定モビリティに走行速度として前記特定速度を指令する、
請求項2に記載の運行管理システム。
【請求項4】
前記特定エリアは、鉱山であり、
複数の前記登録モビリティには、重機、前記重機よりも軽量な車両、及び前記散水車が含まれ、
前記コンピュータは、1台以上の前記車両を前記指定モビリティに設定する、
請求項2又は3に記載の運行管理システム。
【請求項5】
前記コンピュータは、前記散水車の後続車のうち目的地が前記散水車の目的地と同じである前記車両が複数存在する場合、その複数の前記車両のうち最も全体質量が小さい前記車両を前記指定モビリティに設定する、
請求項4に記載の運行管理システム。
【請求項6】
前記コンピュータは、前記散水車の後続車のうち目的地が前記散水車の目的地と同じで且つ無人である前記車両を前記指定モビリティに設定する、
請求項4に記載の運行管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、運行管理システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特開2020-84431号公報には、鉱山の路面に対して散水などの土煙抑制作業が必要であると判定した場合、土煙抑制作業の実行指示信号を出力する路面管理システムが開示されている。鉱山では、未舗装路上を重機(作業機械)やライトビークル等が走行している。乾燥した未舗装路に対して散水車により散水が実行されると、土煙や砂埃が抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-84431号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、散水の結果、窪み等の凹部が形成された路面には、水溜まりが形成される可能性がある。水溜まりは、その部分の路面摩擦係数を小さくし、スリップを誘発する可能性がある。また、水溜まり上を走行するタイヤとそうでないタイヤとの間に、路面摩擦係数の差が発生することで、モビリティの走行に悪影響が出る可能性がある。例えば重機の走行が乱れると鉱山での作業効率は大きく低下する。
【0005】
本発明の目的は、鉱山での作業効率の低下を抑制することができる運行管理システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の運行管理システムは、未舗装路を含み一般道を含まない限定された特定エリアにおいて、それぞれ位置情報を取得可能な複数の登録モビリティの運行を、各前記登録モビリティに目標ルート及び走行速度を指令することで管理するように構成されたシステムである。運行管理システムは、コンピュータを備える。前記コンピュータは、路面状態を検出する路面状態検出装置が搭載された前記登録モビリティから取得した前記位置情報と路面情報とに基づいて、地図データ上の位置と前記路面情報とを関連付けて路面地図データを作成する。前記コンピュータは、散水車による路面への散水に関する情報である散水情報又は前記特定エリアの天気情報と前記路面地図データとに基づいて、水溜まりが形成された位置を算出する。前記コンピュータは、複数の前記登録モビリティから指定モビリティを指定し、前記水溜まりの位置に基づいて、前記指定モビリティの前記目標ルートを修正する。前記コンピュータは、前記指定モビリティに修正後の前記目標ルートを指令する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、水溜まりの位置に基づいて指定モビリティの目標ルートを修正することができる。これにより、鉱山での作業効率の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態の運行管理システムの構成図である。
本実施形態の目標ルートの修正を説明するための概念図である。
本実施形態の制御例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の一実施形態である運行管理システムを、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、本発明は、下記実施例の他、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の形態で実施することができる。本実施形態の運行管理システム1は、未舗装路を含み一般道を含まない限定された特定エリアとしての鉱山で運用されるシステムである。
【0010】
図1に示すように、運行管理システム1は、それぞれ位置情報を取得可能な複数の登録モビリティの運行を、目標ルート及び走行速度を指令することで管理するように構成されている。運行管理システム1は、各登録モビリティのタイヤの配置位置に関する諸元情報が記憶されたコンピュータ10を備えている。本実施形態の運行管理システム1は、コンピュータ10により構成されているといえる。登録モビリティは、予めコンピュータ10に登録されている管理対象のモビリティである。モビリティは、路面を走行する移動体(例えば車両等)である。各登録モビリティには、例えばGNSS(Global Navigation Satellite System:全球測位衛星システム)の受信機4、及び自動運転制御を実行する自動運転ECU3が搭載されている。
(【0011】以降は省略されています)

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