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公開番号
2024134072
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-03
出願番号
2023044174
出願日
2023-03-20
発明の名称
非焼成骨材および非焼成骨材の製造方法、フレッシュコンクリート、水硬性硬化体
出願人
鹿島建設株式会社
,
日本メサライト工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C04B
28/02 20060101AFI20240926BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】CO
2
の排出量を抑制し、強度を増進できる非焼成骨材および非焼成骨材の製造方法、ならびに非焼成骨材を含むフレッシュコンクリートおよび水硬性硬化体を提供する。
【解決手段】非焼成骨材は、SO
3
を3.00重量%以上4.00重量%以下含む高炉スラグ微粉末とセメントとを含有し、前記高炉スラグ微粉末に対する前記セメントの含有比(セメント重量/高炉スラグ微粉末重量)は、10以上40以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
SO
3
を3.00重量%以上4.00重量%以下含む高炉スラグ微粉末とセメントとを含有し、前記高炉スラグ微粉末に対する前記セメントの含有比(セメント重量/高炉スラグ微粉末重量)は、10以上40以下である、非焼成骨材。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
前記非焼成骨材の絶乾密度は1.70g/cm
3
以上である、請求項1に記載の非焼成骨材。
【請求項3】
前記高炉スラグ微粉末の平均粒径は12μm以下である、請求項1に記載の非焼成骨材。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の非焼成骨材を含むフレッシュコンクリート。
【請求項5】
請求項1~3のいずれか1項に記載の非焼成骨材を含む水硬性硬化体。
【請求項6】
SO
3
を3.00重量%以上4.00重量%以下含む高炉スラグ微粉末とセメントと水とを含有する混錬物から焼成せずに非焼成造粒物を造粒する造粒工程と、
前記非焼成造粒物を湿潤養生、保水養生、封緘養生または促進養生して硬化させ、前記高炉スラグ微粉末に対する前記セメントの含有比(セメント重量/高炉スラグ微粉末重量)が10以上40以下である非焼成骨材を得る硬化工程と
を有する非焼成骨材の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、非焼成骨材および非焼成骨材の製造方法、フレッシュコンクリート、水硬性硬化体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的に、コンクリートやモルタルなどの水硬性硬化体には、水硬性硬化体の所望特性に応じて、様々な骨材が含まれている。例えば、人工骨材は、各種原料を混合して焼成することで製造できる。このように、骨材の製造時には、焼成によって多量の二酸化炭素(CO
2
、炭酸ガス)が排出されることがある。
【0003】
例えば、特許文献1には、石炭灰およびセメントを主要成分として成形してなり、石炭灰の平均粒径を12μm以下とした非焼成型の人工骨材が記載されている。特許文献1では、大型の焼成設備や繁雑な焼成温度管理が不要で、製造やメンテナンスも容易であることから、骨材の製造時に焼成を行っておらず、結果的に骨材製造時のCO
2
排出量が抑制されている。
【0004】
セメントは、製造時に原料の脱炭酸および焼成時の燃焼により多量のCO
2
を排出し、特許文献1の骨材には最大で50%含まれている。特に近年では、気候変動抑制に対する関心の高まりを受けて、従来よりもCO
2
排出量を抑制することが求められている。しかしながら、特許文献1では、CO
2
排出量の抑制について何ら言及されておらず、さらには検討もされていない。また、骨材には、CO
2
排出量の抑制と共に、水硬性硬化体用として使用するために強度を増進することも求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平9-12349号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、CO
2
の排出量を抑制し、強度を増進できる非焼成骨材および非焼成骨材の製造方法、ならびに非焼成骨材を含むフレッシュコンクリートおよび水硬性硬化体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1] SO
3
を3.00重量%以上4.00重量%以下含む高炉スラグ微粉末とセメントとを含有し、前記高炉スラグ微粉末に対する前記セメントの含有比(セメント重量/高炉スラグ微粉末重量)は、10以上40以下である、非焼成骨材。
[2] 前記非焼成骨材の絶乾密度は1.70g/cm
3
以上である、上記[1]に記載の非焼成骨材。
[3] 前記高炉スラグ微粉末の平均粒径は12μm以下である、上記[1]または[2]に記載の非焼成骨材。
[4] 上記[1]~[3]のいずれか1つに記載の非焼成骨材を含むフレッシュコンクリート。
[5] 上記[1]~[3]のいずれか1つに記載の非焼成骨材を含む水硬性硬化体。
[6] SO
3
を3.00重量%以上4.00重量%以下含む高炉スラグ微粉末とセメントと水とを含有する混錬物から焼成せずに非焼成造粒物を造粒する造粒工程と、前記非焼成造粒物を湿潤養生、保水養生、封緘養生または促進養生して硬化させ、前記高炉スラグ微粉末に対する前記セメントの含有比(セメント重量/高炉スラグ微粉末重量)が10以上40以下である非焼成骨材を得る硬化工程とを有する非焼成骨材の製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、CO
2
の排出量を抑制し、強度を増進できる非焼成骨材および非焼成骨材の製造方法、ならびに非焼成骨材を含むフレッシュコンクリートおよび水硬性硬化体を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態に基づき詳細に説明する。
【0010】
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、SO
3
を所定量含む高炉スラグ微粉末を用い、高炉スラグ微粉末とセメントの含有比を所定範囲に設定することで、非焼成骨材の製造時のCO
2
排出量を抑制できると共に、非焼成骨材の強度を増進できることを見出し、かかる知見に基づき本発明を完成させるに至った。
(【0011】以降は省略されています)
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