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公開番号2024133792
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023043757
出願日2023-03-20
発明の名称構真柱建て込み用ガイド管の鉛直度の管理装置
出願人丸五基礎工業株式会社,有限会社関技
代理人個人,個人
主分類E02D 29/05 20060101AFI20240926BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】場所打ち杭に構真柱を建て込む際に使用されるガイド管を建て込む際に、ガイド管の鉛直度を正確かつ簡易に管理するための構真柱建て込み用ガイド管の鉛直度の管理装置を提供すること。
【解決手段】ガイド管4の外壁に沿って、ガイド管4の中心軸と平行に設置した、底部にターゲット板71を配置した測定管7と、測定管7の上方に設置した、ターゲット板71に向けて鉛直下方にレーザ光を照射するレーザ照射装置81、レーザ光が照射されるターゲット板71を撮影するカメラ82、ガイド管4内を照らす照明具83、カメラ82で撮影した画像を携帯端末で共有できるようにするための無線通信手段84及びターゲット板71を視認するための望遠鏡85とを備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
場所打ち杭に構真柱を建て込む際に使用されるガイド管を建て込む際に、ガイド管の鉛直度を管理するための構真柱建て込み用ガイド管の鉛直度の管理装置において、
前記ガイド管の外壁に沿って、ガイド管の中心軸と平行に設置した、底部にターゲット板を配置した測定管と、
前記測定管の上方に設置した、ターゲット板に向けて鉛直下方にレーザ光を照射するレーザ照射装置及びレーザ光が照射されるターゲット板を撮影するカメラと、
を備えるようにしたことを特徴とする構真柱建て込み用ガイド管の鉛直度の管理装置。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記カメラで撮影した画像を携帯端末で共有できるようにするための無線通信手段を備えるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の構真柱建て込み用ガイド管の鉛直度の管理装置。
【請求項3】
前記測定管の上方に設置した、ガイド管内を照らす照明具を備えるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の構真柱建て込み用ガイド管の鉛直度の管理装置。
【請求項4】
前記測定管の上方に設置した、ターゲット板を視認するための望遠鏡を備えるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の構真柱建て込み用ガイド管の鉛直度の管理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、本発明は、場所打ち杭に構真柱を建て込む際に使用されるガイド管の鉛直度の管理装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、地下躯体を有する建物を施工する手法として、工期短縮や山留架構の安全性の確保を目的として、順打ち工法に代えて、逆打ち工法が採用されている。特に、建物の高層化とともに地下構造物の大規模化、大深度化の傾向が急速に進むにつれて、周囲環境への影響等の面で逆打ち工法の優位性が認められている。
【0003】
逆打ち工法では、まず、掘削外周部に沿って山留壁を構築する。次に、本設杭である場所打ち杭を打設し、このとき、場所打ち杭に構真柱を建て込む。次に、例えば、1階の床及び梁を先行床として構築し、この先行床を構真柱に支持させる。次に、先行床の下側を掘削しながら地下躯体を上階から下階に向かって構築するとともに、先行床の上側の躯体を下階から上階に向かって構築する。地下躯体の施工では、地下を掘削して、地下各階毎に床及び梁を構築する作業を繰り返す。
【0004】
ところで、場所打ち杭に構真柱を建て込む際、杭穴の上に架台を設置し、この架台で構真柱を支持することで、構真柱の位置や建て入れを調整するようにしている。
その際、構真柱に取り付けた水管や光学式の鉛直器を用いて、構真柱の鉛直度を管理するようにしている(特許文献1~2参照。)。
【0005】
一方、場所打ち杭に構真柱を埋設して一体化させる構真柱の建て込み方法として、図1に示すように、回転式掘削機1で掘削した杭穴2にコンクリートを打設して場所打ち杭3を形成した後、断面矩形のガイド管4を備えた構真柱建て込み装置5を設置し、図2に示すように、ガイド管4に誘導されるようにして、構真柱6を杭穴2内に吊り下ろして、図3に示すように、構真柱6を未硬化の場所打ち杭3に建て込む方法が提案され、実用化されている(特許文献3~4参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平7-301527号公報
特開2014-80836号公報
特開平11-61812号公報
特開2019-131990号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、特許文献3~4に記載された、場所打ち杭3に構真柱6を建て込む際に使用されるガイド管4を建て込む場合、まず、予めガイド管4に傾斜計41及びジャッキ42を取り付けておき、ガイド管4を揚重機(図示省略)で吊り上げて、建て込み架台51を貫通してケーシング21の内部に配置し、建て込み架台51の位置で、ガイド管4の水平方向の位置を位置決めする。
次に、傾斜計41でガイド管4の鉛直度を測定しながら、ジャッキ42を駆動して、ガイド管4の建て入れ(鉛直度)を調整する。
【0008】
本発明は、上記場所打ち杭に構真柱を建て込む際に使用されるガイド管を建て込む際に
、ガイド管の鉛直度を正確かつ簡易に管理するための構真柱建て込み用ガイド管の鉛直度の管理装置を提供することを第一の目的とする。
【0009】
また、本発明は、ガイド管の鉛直度の情報を、携帯端末で管理できるようにした構真柱建て込み用ガイド管の鉛直度の管理装置を提供することを第二の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記第一の目的を達成するため、本発明の構真柱建て込み用ガイド管の鉛直度の管理装置は、場所打ち杭に構真柱を建て込む際に使用されるガイド管を建て込む際に、ガイド管の鉛直度を管理するための構真柱建て込み用ガイド管の鉛直度の管理装置において、
前記ガイド管の外壁に沿って、ガイド管の中心軸と平行に設置した、底部にターゲット板を配置した測定管と、
前記測定管の上方に設置した、ターゲット板に向けて鉛直下方にレーザ光を照射するレーザ照射装置及びレーザ光が照射されるターゲット板を撮影するカメラと、
を備えるようにしたことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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