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公開番号
2024143779
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023056649
出願日
2023-03-30
発明の名称
作業機械
出願人
株式会社日立建機ティエラ
代理人
弁理士法人開知
主分類
E02F
9/20 20060101AFI20241003BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】物体検知センサの数を抑制しつつ、検知された物体の車体に対する相対的な位置をオペレータに知らせることが可能な作業機械を提供する。
【解決手段】作業機械は、車体と、車体に取り付けられ、所定の検知範囲内の物体を検知する単一の物体検知センサと、物体検知センサにより物体が検知された場合に警報する警報装置と、備える。物体検知センサの所定の検知範囲は、車体の動作方向に複数に区画された複数の検知領域からなる。物体検知センサは、複数の検知領域毎に検知信号を出力可能に構成される。警報装置は、検知領域毎の検知信号に基づいて警報する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
車体と、
前記車体に取り付けられ、所定の検知範囲内の物体を検知する単一の物体検知センサと、
前記物体検知センサにより物体が検知された場合に警報する警報装置と、
を備える作業機械において、
前記物体検知センサの前記所定の検知範囲は、前記車体の動作方向に複数に区画された複数の検知領域からなり、
前記物体検知センサは、前記複数の検知領域毎に検知信号を出力可能に構成され、
前記警報装置は、前記検知領域毎の前記検知信号に基づいて警報する
ことを特徴とする作業機械。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の作業機械において、
前記複数の検知領域のうちの一の検知領域は、隣接する他の検知領域と重複する重複領域を有する
ことを特徴とする作業機械。
【請求項3】
請求項2に記載の作業機械において、
前記一の検知領域である第1検知領域は、一側に隣接する第2検知領域と重複する第1重複領域と、他側に隣接する第3検知領域と重複する第2重複領域とを有し、
前記警報装置は、前記単一の物体検知センサにより前記第1重複領域で前記物体が検知された場合と、前記単一の物体検知センサにより前記第2重複領域で前記物体が検知された場合とで異なる警報を実行する
ことを特徴とする作業機械。
【請求項4】
請求項3に記載の作業機械において、
前記車体は、
旋回体と、
前記旋回体の一側に取り付けられる作業装置と、を有し、
前記単一の物体検知センサは、前記旋回体のうち前記作業装置と反対側を検知するように前記旋回体に取り付けられ、
前記第1検知領域は、前記旋回体の後側に配置され、
前記第2検知領域は、前記旋回体の後側、かつ前記第1検知領域の左側に配置され、
前記第3検知領域は、前記旋回体の後側、かつ前記第1検知領域の右側に配置される
ことを特徴とする作業機械。
【請求項5】
請求項1に記載の作業機械において、
前記車体は、
走行体と、
前記走行体に対して旋回可能に設けられる旋回体と、
前記旋回体の一側に取り付けられる作業装置と、を有し、
前記単一の物体検知センサは、前記旋回体のうち前記作業装置と反対側を検知するように前記旋回体に取り付けられ、
前記所定の検知領域の幅は、前記走行体の幅以上である
ことを特徴とする作業機械。
【請求項6】
請求項5に記載の作業機械において、
前記複数の検知領域のうちの一の検知領域は、隣接する他の検知領域と重複する重複領域を有し、
前記重複領域の幅は、前記走行体の幅以上である
ことを特徴とする作業機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業機械に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
車体の周囲に存在する障害物を検知する物体検知センサを備えた作業機械が知られている。特許文献1には、車体に対してそれぞれ異なる方向の障害物を検知するように配置された複数の物体検知センサと、複数の物体検知センサの何れかにより障害物が検知されたことを示す接近情報を記憶する記憶手段と、接近情報を表示手段に表示するために出力する出力手段と、を備えた作業機械が開示されている。上記表示手段は、複数の物体検知センサのうちどのセンサが反応したかというセンサ反応毎に物体が検知された回数を、作業機械を示す画像とともに表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-141314号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
作業機械では、所定の検知範囲内に物体が有るか否かだけでく、検知された物体の車体に対する相対的な位置をオペレータに知らせる報知技術が要望されている。複数の物体検知センサを備えた作業機械では、物体を検知した物体検知センサを特定することにより、車体に対して、どの方向の物体を検知したかの把握が可能である。しかしながら、物体の検知方向の数を増加させるほど、物体検知センサの数が増加することになり、コストやメンテナンスの頻度が増加してしまう。
【0005】
本発明は、物体検知センサの数を抑制しつつ、検知された物体の車体に対する相対的な位置をオペレータに知らせることが可能な作業機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様による作業機械は、車体と、前記車体に取り付けられ、所定の検知範囲内の物体を検知する単一の物体検知センサと、前記物体検知センサにより物体が検知された場合に警報する警報装置と、備える。前記物体検知センサの前記所定の検知範囲は、前記車体の動作方向に複数に区画された複数の検知領域からなる。前記物体検知センサは、前記複数の検知領域毎に検知信号を出力可能に構成される。前記警報装置は、前記検知領域毎の前記検知信号に基づいて警報する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、物体検知センサの数を抑制しつつ、検知された物体の車体に対する相対的な位置をオペレータに知らせることが可能な作業機械を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は油圧ショベルの側面図である。
図2は油圧ショベルの平面図である。
図3は油圧ショベルに搭載される周囲監視システムのハードウェア構成図である。
図4は車体コントローラの機能ブロック図である。
図5は物体検知センサの検知範囲を模式的に示す平面図である。
図6は第1実施形態に係る検知コントローラにより設定された複数の検知領域を模式的に示す平面図である。
図7は車体コントローラにより実行される警報制御の処理の流れを示すフローチャートである。
図8はモニタを示す図である。
図9は第2実施形態に係る検知コントローラにより設定された複数の検知領域を模式的に示す平面図である。
図10は第2実施形態に係る車体コントローラに記憶されている方向特定テーブルを示す図である。
図11Aは第1実施形態の検知範囲の所定の位置に物体が位置している状態を示す図である。
図11Bは第2実施形態の検知範囲の所定の位置に物体が位置している状態を示す図である。
図12は第2実施形態の変形例に係る検知範囲を示す図である。
図13は第2実施形態の変形例に係る車体コントローラに記憶されている方向特定テーブルを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図面を参照して、本発明の実施形態に係る作業機械としての油圧ショベルについて説明する。
【0010】
<第1実施形態>
図1~図8を参照して、本発明の第1実施形態に係る油圧ショベル1について説明する。図1は油圧ショベル1の側面図であり、図2は油圧ショベル1の平面図である。なお、油圧ショベル1が図1及び図2に示す基準姿勢であるときに、オペレータが運転席に着座した場合におけるオペレータの前側(図1において右側)、後側(図1において左側)、左側(図2において左側)、右側(図2において右側)を、単に前側、後側、左側、右側と称する。
(【0011】以降は省略されています)
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