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公開番号
2024143205
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023055750
出願日
2023-03-30
発明の名称
バケット
出願人
大和ハウス工業株式会社
代理人
個人
主分類
E02F
3/40 20060101AFI20241003BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】隙間幅を異ならせた複数種類のバケットを用意しなくても、1つのバケットで、現場において対象地盤の土質に応じて、適切な隙間部を設定して、土塊を粉砕・細断できるバケットを提供する。
【解決手段】バケット1は、重機のアーム部に装着される。このバケット1は、開口11aが形成された底部11および左右の側板部12を有しており、上記底部11には、上記開口11aを部分的に遮って複数の隙間部を形成する複数の細断部材2が、上記隙間部の幅を変更可能に取り付けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
重機のアーム部に装着されるバケットであって、開口が形成された底部を有しており、上記底部には、上記開口を部分的に遮って複数の隙間部を形成する細断部材が、上記隙間部の幅を変更可能に取り付けられることを特徴とするバケット。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のバケットにおいて、上記細断部材を着脱可能に有しており、上記細断部材の配置個数の変更によって上記隙間部の幅が変更されることを特徴とするバケット。
【請求項3】
請求項2に記載のバケットにおいて、上記細断部材は、当該細断部材の長辺方向を当該バケットの左右の側板部に対して平行に配置されるとともに、上記左右の側板部間に渡って着脱可能に取り付けられる支持軸部材が挿通される孔部を有しており、上記支持軸部材には、隣り合う上記細断部材の間隔を規定するスペーサが外嵌されることを特徴とするバケット。
【請求項4】
請求項2に記載のバケットにおいて、上記細断部材は、当該細断部材の長辺方向を当該バケットの左右の側板部に対して平行に配置されるとともに、当該バケットのすくい縁部の近傍には、上記細断部材を係止するスリットが横並びで複数形成されており、上記スリットに通されて係止される上記細断部材の個数が変更可能であることを特徴とするバケット。
【請求項5】
請求項4に記載のバケットにおいて、上記細断部材を保持する細断部材保持体が当該細断部材を上記スリットに挿通させた状態で当該バケットが備える背板部に装着されることを特徴とするバケット。
【請求項6】
請求項3~請求項5のいずれか1項に記載のバケットにおいて、上記細断部材は、当該バケットのすくい縁部側に、先鋭部を有することを特徴とするバケット。
【請求項7】
請求項3に記載のバケットにおいて、上記細断部材の他にさらに細断部材を備えており、このさらに備えた細断部材は、当該細断部材の長辺方向を当該バケットの左右の側板部に交差させて配置されており、当該左右の側板部に上記細断部材が着脱可能に取り付けられることを特徴とするバケット。
【請求項8】
請求項1に記載のバケットにおいて、上記細断部材は、当該バケットの内側に向く縁および底側に向く縁の少なくとも一方に刃部を有することを特徴とするバケット。
【請求項9】
請求項1に記載のバケットにおいて、上記細断部材は、当該バケットの底側に向く縁が、上記底部に平行であることを特徴とするバケット。
【請求項10】
請求項1に記載のバケットにおいて、上記開口を塞ぐ塞ぎ板が上記底部に着脱自在に取り付けられることを特徴とするバケット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、バックホー等の重機のアーム部の先端に取り付けて使用されるバケットに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、バケット本体が、重機のアームの揺動する方向の両先端部分に設けられて撹拌対象物をすくい取るための一対のすくい刃と、それらすくい刃間に配されて、すくい取られた撹拌対象物を下方に落とすための網状部とを備えたバケットが開示されている。
【0003】
ところで、地盤改良工法として、軟弱地盤の土にセメント系固化材を混合撹拌して固める乾式の表層改良工法が知られている。この表層改良工法において、粘性の強い土にセメント系固化材を均一に混合撹拌するには、土塊を破砕・細断することが必要である。そして、上記土塊を破砕・細断して撹拌効率を向上させるには、土質に対して適切となる幅の隙間(網目)を設けたバケットを用いることが必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-92315号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、適切となる隙間幅は、対象地盤の土質(主に粘性)によって大きく異なる上に、対象地盤の土質がどのようであるかは、現場に来て初めて分かることが多い。このため、隙間幅を異ならせた複数種類のバケットを用意しておくことが望まれるが、これでは複数種類のバケットを現場に搬送する非効率な運用になってしまう。
【0006】
この発明は、隙間幅を異ならせた複数種類のバケットを用意しなくても、1つのバケットで、現場において対象地盤の土質に応じて、適切な隙間部を設定して、土塊を粉砕・細断できるバケットを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明のバケットは、上記課題を解決するために、重機のアーム部に装着されるバケットであって、開口が形成された底部を有しており、上記底部には、上記開口を部分的に遮って複数の隙間部を形成する細断部材が、上記隙間部の幅を変更可能に取り付けられることを特徴とする。
【0008】
上記の構成であれば、上記細断部材間の隙間部の幅が変更できるので、隙間幅を異ならせた複数種類のバケットを用意しなくても、現場で、対象地盤の土質に応じて、適切な隙間部を設定して土塊を粉砕・細断することができる。
【0009】
上記細断部材は、上記細断部材を着脱可能に有しており、上記細断部材の配置個数の変更によって上記隙間部の幅が変更されてもよい。これによれば、上記細断部材が着脱可能であるので、摩損や破損した細断部材の交換も可能になる。
【0010】
上記細断部材は、当該細断部材の長辺方向を当該バケットの左右の側板部に対して平行に配置されるとともに、上記左右の側板部間に渡って着脱可能に取り付けられる支持軸部材が挿通される孔部を有しており、上記支持軸部材には、隣り合う上記細断部材の間隔を規定するスペーサが外嵌されてもよい。これによれば、上記細断部材が着脱可能で且つ上記隙間部の幅の変更が可能な構成が、比較的簡単な構造で得ることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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