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公開番号
2024140666
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023051930
出願日
2023-03-28
発明の名称
建設機械
出願人
日立建機株式会社
代理人
弁理士法人広和特許事務所
主分類
E02F
9/00 20060101AFI20241003BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】地面と上部旋回体の上面との間を迅速に移動する。
【解決手段】油圧ショベル1は、下部走行体2と、下部走行体2に旋回可能に搭載される上部旋回体3と、上部旋回体3に搭載された燃料タンク9とを備え、燃料タンク9には階段面9Dが設けられている。油圧ショベル1は、燃料タンク9を覆うために階段面9Dに対応する階段状に形成されたタンクカバー11と、タンクカバー11を格納位置と昇降位置との間で移動させるカバー移動装置13とを備える。カバー移動装置13によってタンクカバー11を昇降位置に移動させることにより、燃料タンク9の階段面9Dと階段状のタンクカバー11とにより、上部旋回体3の下方から燃料タンク9の上面9Eへと階段状に連続する足場を形成することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
下部走行体と、前記下部走行体に旋回可能に搭載される上部旋回体と、前記上部旋回体に搭載された貯油タンクとを備えた建設機械において、
前記貯油タンクの外面は、前記貯油タンクの上面に上がるときの足場となる階段面が形成されており、
前記階段面に対応する階段形状に形成されたタンクカバーと、
前記タンクカバーを、前記貯油タンクの前記階段面の上方に重なる格納位置と前記貯油タンクの前記階段面の下段側に隣接して前記上部旋回体よりも下側へと延びる昇降位置とに移動させるカバー移動装置と、を備えることを特徴とする建設機械。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記カバー移動装置の動作を制御する制御装置を備え、
前記カバー移動装置は、前記上部旋回体と前記タンクカバーとの間を連結するリンク機構と、前記制御装置によって制御され、前記リンク機構を駆動する駆動源とを含んで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
【請求項3】
油圧アクチュエータと油圧ポンプとの間に設けられたコントロールバルブに対するパイロット信号の出力を遮断するパイロット信号遮断装置を備え、
前記制御装置は、前記パイロット信号遮断装置により前記パイロット信号の出力が遮断されていないときには、前記タンクカバーを前記格納位置に保持することを特徴とする請求項2に記載の建設機械。
【請求項4】
前記制御装置は、前記タンクカバーが前記昇降位置にあるときには、前記パイロット信号遮断装置により前記パイロット信号の出力を遮断することを特徴とする請求項3に記載の建設機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、油圧ショベル等の建設機械に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
建設機械を代表する油圧ショベルは、下部走行体と上部旋回体とを備えた自走可能な車体と、上部旋回体の前側に設けられた作業装置とを備えている。上部旋回体は、ベースとなる旋回フレームと、旋回フレーム上に搭載された原動機、油圧ポンプ、熱交換器等の搭載機器と、これら搭載機器を収容する外装カバーと、アクチュエータに供給される作動油あるいは原動機に供給される燃料を貯留する貯油タンクと、運転席を形成するキャブとを含んで構成されている。
【0003】
原動機、油圧ポンプ、熱交換器等の搭載機器は、定期的にメンテナンスを行う必要がある。作業者は、例えば外装カバーの上面に設けられた原動機カバーを開くことにより、外装カバー内に収容された搭載機器に対するメンテナンス作業を行う。このように、メンテナンス作業時に作業者が外装カバーの上面に移動するため、旋回フレームに搭載された燃料タンクに階段状のステップが形成された建設機械が提案されている(特許文献1)。
【0004】
また、旋回フレームの側面に設けられた歩行用の通路に、折畳み式の昇降装置が取付けられ、この昇降装置を足場として地面と歩行用の通路との間を乗降することができるようにした建設機械が提案されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-1790号公報
特開2005-83033号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1によるステップは、旋回フレームに搭載された燃料タンクに形成されており、旋回フレームと外装カバーの上面(メンテナンスフロア)との間を移動するときの足場を形成している。このため、作業者は、例えば下部走行体に設けられた梯子状のステップやシュー(履帯)を足場として、地面と旋回フレームとの間を垂直に移動する必要があり、迅速な移動が困難であるという問題がある。
【0007】
一方、特許文献2による昇降装置は、2基のラダーを折畳み可能に連結した大掛かりな構造であるため、上部旋回体に充分な設置スペースが確保できる大型の油圧ショベルにしか適用することができないという問題がある。
【0008】
本発明の目的は、地面と上部旋回体の上面との間を迅速に移動することができるようにした建設機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、下部走行体と、前記下部走行体に旋回可能に搭載される上部旋回体と、前記上部旋回体に搭載された貯油タンクとを備えた建設機械において、前記貯油タンクの外面は、前記貯油タンクの上面に上がるときの足場となる階段面が形成されており、前記階段面に対応する階段形状に形成されたタンクカバーと、前記タンクカバーを、前記貯油タンクの前記階段面の上方に重なる格納位置と前記貯油タンクの前記階段面の下段側に隣接して前記上部旋回体よりも下側へと延びる昇降位置とに移動させるカバー移動装置とを備えている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、タンクカバーを昇降位置に移動させることにより、貯油タンクの階段面と階段形状のタンクカバーとが、上部旋回体の下方から貯油タンクの上面へと階段状に連続する足場を形成する。これにより、作業者は、貯油タンクの上面と地面との間を迅速に移動することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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