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公開番号
2024132687
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-01
出願番号
2023043558
出願日
2023-03-17
発明の名称
半導体記憶装置及びメモリシステム
出願人
キオクシア株式会社
代理人
弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類
G11C
7/04 20060101AFI20240920BHJP(情報記憶)
要約
【課題】パッケージの信頼性を検知することができる半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】本実施形態の半導体記憶装置は、熱履歴モニタと、判定回路とを備える。熱履歴モニタは、コントローラ又はホスト装置から信頼性検知コマンドが入力されると、メモリセルの特性変動に基づいた熱履歴を出力する。判定回路は、熱履歴モニタから出力された熱履歴に基づき、パッケージ信頼性を判定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
コントローラ又はホスト装置から信頼性検知コマンドが入力されると、メモリセルの特性変動に基づいた熱履歴を出力する熱履歴モニタと、
前記熱履歴モニタから出力された前記熱履歴に基づき、パッケージ信頼性を判定する判定回路と、
を備える半導体記憶装置。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記判定回路は、前記熱履歴が前記パッケージ信頼性の許容値以上か否かを判定し、前記許容値以上の場合、アラームを出力する請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項3】
前記熱履歴は、所定の読み出しレベルにおけるFBC(Fail Bit Count)である請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項4】
前記熱履歴モニタは、選択ゲートの又はダミーゲートの特性変動に基づいた前記熱履歴を出力する請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項5】
前記判定回路は、前記メモリセルの特性変動の線形性が得られなくなった場合、前記メモリセルのデータを初期化し、初期化回数を保存する請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項6】
コントローラと、
前記コントローラの制御に基づきデータを記憶する半導体記憶装置と、
を有し、
前記半導体記憶装置は、前記コントローラ又はホスト装置から信頼性検知コマンドが入力されると、メモリセルの特性変動に基づいた熱履歴を出力する熱履歴モニタを有し、
前記コントローラは、前記熱履歴モニタから出力された前記熱履歴に基づき、パッケージ信頼性を判定する判定回路を備える、メモリシステム。
【請求項7】
前記判定回路は、前記熱履歴が前記パッケージ信頼性の許容値以上か否かを判定し、前記許容値以上の場合、アラームを出力する請求項6に記載のメモリシステム。
【請求項8】
前記熱履歴は、所定の読み出しレベルにおけるFBC(Fail Bit Count)である請求項6に記載のメモリシステム。
【請求項9】
前記熱履歴モニタは、選択ゲートの又はダミーゲートの特性変動に基づいた前記熱履歴を出力する請求項6に記載のメモリシステム。
【請求項10】
前記判定回路は、前記メモリセルの特性変動の線形性が得られなくなった場合、前記メモリセルのデータを初期化し、初期化回数を保存する請求項6に記載のメモリシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本実施形態は、半導体記憶装置及びメモリシステムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
半導体記憶装置の一種として、NAND型メモリが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2012/0268995号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本実施形態は、パッケージの信頼性を検知することができる半導体記憶装置及びメモリシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本実施形態の半導体記憶装置は、熱履歴モニタと、判定回路とを備える。熱履歴モニタは、コントローラ又はホスト装置から信頼性検知コマンドが入力されると、メモリセルの特性変動に基づいた熱履歴を出力する。判定回路は、熱履歴モニタから出力された熱履歴に基づき、パッケージ信頼性を判定する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1の実施形態のメモリシステムの構成の一例を示すブロック図である。
図1中の不揮発性メモリ2の一例を示すブロック図である。
3次元構造のメモリセルアレイ20のブロックの構成の一例を示す図である。
熱ストレスによる閾値電圧分布の変化とFBCとの関係の一例を示す図である。
熱ストレスの積算時間とFBCの関係の一例を示す図である。
選択ゲートの閾値と熱ストレスによる閾値電圧分布の変化の一例を示す図である。
長時間放置によりFBCの変動量が飽和したときの閾値電圧分布の変化の一例を示す図である。
パッケージ信頼性の判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
第2の実施形態のメモリシステムの構成の一例を示すブロック図である。
図9中の不揮発性メモリ5の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
(メモリシステムの構成)
図1は、第1の実施形態のメモリシステムの構成の一例を示すブロック図である。本実施形態のメモリシステム1は、複数のNAND型不揮発性メモリと、メモリコントローラ3とを備える。図1では、4つのNAND型不揮発性メモリ2A~2Dを備える例を示している。以下、4つのNAND型不揮発性メモリ2A~2Dを区別する必要がない場合には代表してNAND型不揮発性メモリ2という。また、NAND型不揮発性メモリのことを単に不揮発性メモリともいう。メモリシステム1は、ホスト装置4から送信された信号に応じて、ユーザデータの読み出し、書き込み、消去等を行う。ホスト装置4は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯端末などの電子機器である。
【0008】
メモリシステム1は、ホスト装置4が搭載されたマザーボード上に、メモリシステム1を構成する複数のチップを実装して構成してもよいし、メモリシステム1を1つのモジュールで実現するシステムLSI(Large-Scale Integrated Circuit)またはSoC(System-on-a-Chip)として構成してもよい。メモリシステム1は、ユーザデータを記憶可能なシステムであり、例えば、SDカードのようなメモリカード、SSD(Solid-State-Drive)、あるいは、eMMC(embedded-Multi-Media-Card)である。
【0009】
不揮発性メモリ2は、複数のメモリセルを備えたNAND型メモリであり、データを不揮発に記憶する。不揮発性メモリ2は、半導体記憶装置の一例である。不揮発性メモリ2は、熱履歴モニタ30と、判定回路31とを備える。不揮発性メモリ2には、メモリコントローラ3又はホスト装置4からの信頼性検知コマンドが入力される。信頼性検知コマンドが入力されると、熱履歴モニタ30から熱履歴が判定回路31に出力され、判定回路31が熱履歴に基づきパッケージ信頼性を判定する。不揮発性メモリ2は、パッケージ信頼の判定結果をメモリコントローラ3又はホスト装置4に出力する。不揮発性メモリ2のその他の具体的な構成については後述する。
【0010】
メモリコントローラ3は、例えばホスト装置4からの命令に応答して、不揮発性メモリ2に対して書き込み(プログラムともいう)、読み出し、および消去などを命令する。また、メモリコントローラ3は、不揮発性メモリ2のメモリ空間を管理する。メモリコントローラ3は、ホストインターフェース(ホストI/F)回路10、プロセッサ11、RAM(Random Access Memory)12、バッファメモリ13、メモリインターフェース(メモリI/F)回路14、及び、ECC(Error Checking and Correcting)回路15などを備える。
(【0011】以降は省略されています)
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