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公開番号2024132628
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-01
出願番号2023043473
出願日2023-03-17
発明の名称沈降物洗浄装置
出願人株式会社サンエイ
代理人弁理士法人ATEN
主分類B09B 5/00 20060101AFI20240920BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約【課題】沈降物から有機物質等を多く取り除く。
【解決手段】沈降物洗浄装置1は、洗浄槽2と、揚水管4と、気体供給管5と、浮遊物流入領域6と、分離部材8とを備える。洗浄槽2には、水が供給される。揚水管4は、洗浄槽2内に配置されている。揚水管4は、上下方向に延びている。気体供給管5は、揚水管4の下部へ気体を供給する。浮遊物流入領域6およびトラフ7は、揚水管4と洗浄槽2の側部との間に設けられている。浮遊物流入領域6は浮遊物排出口2Bに連通している。分離部材8は、浮遊物流入領域6およびトラフ7によって構成される浮遊物流入部の上部、または、揚水管4と浮遊物流入部の間から揚水管4に向かって延びている。分離部材8は、揚水管4に向かって水平に延びる部分、または、揚水管4に近付くにつれて下方に傾斜する方向に延びる部分を有する。分離部材8に、複数の孔が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水が供給される洗浄槽と、
前記洗浄槽内に配置され、上下方向に延びた揚水管と、
前記揚水管の下部へ気体を供給する気体供給管と、
前記揚水管と前記洗浄槽の側部との間に設けられ、前記洗浄槽の側部に形成された浮遊物排出口に連通し、浮遊物および水が流入する浮遊物流入部と、
前記浮遊物流入部の上部または前記浮遊物流入部と前記揚水管との間から前記揚水管に向かって延びる分離部材と、
を備え、
前記分離部材は、前記揚水管に向かって水平に延びる部分、または、前記揚水管に近付くにつれて下方に傾斜する方向に延びる部分を有し、
前記分離部材に複数の孔が形成されている
ことを特徴とする沈降物洗浄装置。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記分離部材の水平方向に対する角度を調整可能な角度調整機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の沈砂洗浄装置。
【請求項3】
前記角度調整機構は、
前記分離部材を、前記浮遊物流入部に対し、回転可能に接続する接続部材と、
前記分離部材を前記浮遊物流入部に対して回転させることが可能な分離部材角度調整装置と
を有することを特徴とする請求項2に記載の沈砂洗浄装置。
【請求項4】
前記洗浄槽内における前記分離部材の位置を上下方向に調整可能な分離部材上下調整機構を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の沈砂洗浄装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、砂等の沈降物を洗浄する沈降物洗浄装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
家庭や工場で発生した汚水は下水処理場に運ばれ、沈砂池に送られる。沈砂池で、汚水に含まれる砂を沈め、ゴミを除去する。沈砂池に沈んだ砂(沈砂)は廃棄や再利用等される。
【0003】
沈砂には有機物質等が付着や混合している。有機物質等が付着や混合した状態で沈砂を処理すると、処理が煩雑になる。そのため沈砂から有機物質等を取り除いてから、沈砂を処理する。特許文献1には、沈砂に付着や混合した有機物質等を取り除く装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6283892号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した有機物質等を沈砂から多く取り除くことが望ましい。
【0006】
本発明は、沈降物に付着や混合した有機物質等を多く取り除くことができる装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書に記載された沈降物洗浄装置は、水が供給される洗浄槽と、前記洗浄槽内に配置され、上下方向に延びた揚水管と、前記揚水管の下部へ気体を供給する気体供給管と、前記揚水管と前記洗浄槽の側部との間に設けられ、前記洗浄槽の側部に形成された浮遊物排出口に連通し、浮遊物および水が流入する浮遊物流入部と、前記浮遊物流入部の上部または前記浮遊物流入部と前記揚水管との間から前記揚水管に向かって延びる分離部材と、を備え、前記分離部材は、前記揚水管に向かって水平に延びる部分、または、前記揚水管に近付くにつれて下方に傾斜する方向に延びる部分を有し、前記分離部材に複数の孔が形成されている。
【発明の効果】
【0008】
沈降物に付着や混合した有機物質等を多く取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る沈降物洗浄装置の構成を示す図である。
第1実施形態に係る沈降物洗浄装置の蓋が無い状態の平面図である。
浮遊物流入部および分離部材の周辺の拡大図である。
第2実施形態に係る沈降物洗浄装置の浮遊物流入部および分離部材の周辺の拡大図である。
図4に示すトラフ取付部材およびトラフをVの方向からみた図である。
第3実施形態に係る沈降物洗浄装置の浮遊物流入部および分離部材の周辺の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔第1実施形態〕
沈降物洗浄装置1は、図1に示すように、洗浄槽2と、洗浄槽2の上端を覆う蓋3と、洗浄槽2内に配置された揚水管4と、気体供給管5と、浮遊物流入領域6と、トラフ7と、分離部材8とを備える。図2に、蓋3が無い状態の沈降物洗浄装置1の平面図を示している。
(【0011】以降は省略されています)

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