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公開番号
2024126504
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023034907
出願日
2023-03-07
発明の名称
生ゴミ処理装置
出願人
株式会社エルム
代理人
弁理士法人京都国際特許事務所
主分類
B09B
3/60 20220101AFI20240912BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約
【課題】既存の生ごみ処理装置の欠点を補い、安価に、電池や商用電源を使用することなく、しかも処理対象物の投入や処理終了物の排出を容易にした生ごみ処理装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る生ごみ処理装置10は、両端面と側周を有し、該側周に開閉可能な開口部12A、12bを有する回転ドラム11A、11Bと、前記回転ドラム11A、11Bを回転自在に支える架台部13と、前記架台部13に固定されたモーター部18と、前記モーター部18の回転動力を前記回転ドラム11A、11Bに伝達する、クラッチ機構17を有する動力伝達機構と、前記モーター部18に電力を供給する太陽光発電パネル19とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
a) 両端面と側周を有し、該側周に開閉可能な開口部を有する回転ドラムと、
b) 前記回転ドラムを回転自在に支える架台部と、
c) 前記架台部に固定されたモーター部と、
d) 前記モーター部の回転動力を前記回転ドラムに伝達する、クラッチ機構を有する動力伝達機構と、
e) 前記モーター部に電力を供給する太陽光発電パネルと
を備えることを特徴とする生ごみ処理装置。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記回転ドラムの回転軸が該ドラムの内部を貫通していない請求項1に記載の生ごみ処理装置。
【請求項3】
前記回転ドラムが2個以上並設されている請求項1又は2に記載の生ごみ処理装置。
【請求項4】
さらに、
f) 前記太陽光発電パネルで生成された電力を貯蔵する蓄電器
を備える請求項1又は2に記載の生ごみ処理装置。
【請求項5】
さらに、
g) 気温及び前記回転ドラム内の温度を測定する温度センサーと、
h) 前記温度センサーの出力に基づき、前記モーター部の回転を制御する制御部
を備える請求項4に記載の生ごみ処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に一般家庭において排出される食品残渣や落ち葉などを分解して堆肥化するための生ゴミ処理装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年SDGsなどの提唱もあり社会活動の環境負荷低減が重要なテーマとなっている。それに呼応して様々な形態の家庭用生ゴミ処理装置が販売されおり、地方自治体も補助金を出すなど普及活動も盛んである。
【0003】
家庭用生ゴミ処理装置の一つに、樽型の製品で一部を地中に埋めて生ゴミを処理するコンポスト容器と呼ばれる装置がある。これは、上から生ゴミを投入し、一定時間放置して微生物による分解を待つ形式であるため安価であるが、攪拌が困難で、嫌気性の腐敗や虫が発生するなど臭く汚いなどのマイナスポイントがある。また、出来上がった堆肥も汚く使いづらい。
【0004】
より高級なものとして、モーターやヒーター等を備えた装置も製造販売されている。この装置では、処理部に大鋸屑等をベースにして腐食菌が繁殖した基材を投入しておき、そこに生ごみを投入してモーターで攪拌することにより好気性発酵を促進する。これは臭いも殆ど無く短時間で処理できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平10-028958号公報
【非特許文献】
【0006】
「エココンポスト EX-101 ブラック」、株式会社アイリスプラザ(https://www.irisplaza.co.jp/index.php?KB=SHOSAI&SID=G182749)
「室内用生ゴミ処理機ナクスル」、株式会社伝然(https://001.naxlu.com/?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=gss_01&gclid=CjwKCAiA5sieBhBnEiwAR9oh2rmFqITXqGysVSwGLwFci8eC534HoxVLht8A6On7s9sBOUlvjC786hoCLn8QAvD_BwE)
「ダスクリンくるくる3型」、パネフリ工業株式会社(https://edgeband.com/product/%E3%83%80%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%81%8F%E3%82%8B%E3%81%8F%E3%82%8B3%E5%9E%8B-1%E5%8F%B0/)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
非特許文献1に示されるコンポスト容器と呼ばれる安価なパッシブ型(静置型)は、ごみの攪拌が成されないため主に嫌気性の細菌による腐敗により分解されるため悪臭が生じやすく、更にウジやナメクジなどが発生する上に出来上がる堆肥の品質が悪いという問題がある。一方、非特許文献2に示される装置は、部屋内で使用できる程度の臭いしか出ず、処理後の生ごみは殆ど無くなるなど、使い勝手は非常に良いが、10万円以上と高価な点が問題である。非特許文献3に示される装置は、その中間の手動で攪拌する形式で、高級機と同様に好気性発酵を利用するので悪臭も殆ど出ないが、人間が攪拌する必要がある為忘れると嫌気性の腐敗が進むなど管理が面倒である。特許文献1に記載の装置は、回転処理槽を低速で回転することにより分解処理水を用いて有機廃棄物を分解処理することができるとされているが、処理対象物の投入や排出に課題を残している。
【0008】
本発明は、上述した既存の生ごみ処理装置の欠点を補い、安価に、電池や商用電源を使用することなく、しかも処理対象物の投入や処理終了物の排出を容易にした生ごみ処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために成された本発明に係る生ごみ処理装置は、
a) 回転軸が貫く両端面と該回転軸が貫かない側周を有し、該側周に開閉可能な開口部を有する回転ドラムと、
b) 前記回転ドラムを回転自在に支える架台部と、
c) 前記架台部に固定されたモーター部と、
d) 前記モーター部の回転動力を前記回転ドラムに伝達する、クラッチ機構を有する動力伝達機構と、
e) 前記モーター部に電力を供給する太陽光発電パネルと
を備えることを特徴とする。
【0010】
本発明による生ごみ処理装置は、屋外若しくはベランダ等の、1日に1時間程度以上太陽光が当たる場所に設置して使用することができる。その際、太陽光発電パネルを、太陽光が最も良く当たる方向に向けておく。
(【0011】以降は省略されています)
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