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公開番号2024129368
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038526
出願日2023-03-13
発明の名称バイオガス生成装置
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人弁理士法人いくみ特許事務所
主分類B09B 3/65 20220101AFI20240919BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約【課題】バイオガスの生成可能量を算出できるバイオガス生成装置を提供すること。
【解決手段】バイオガス生成装置1は、バイオガス生成部2と、バイオガス算出部3とを、備える。バイオガス生成部2は、槽21と、攪拌部22とを備える。バイオガス算出部3は、記憶部31と、演算処理部32とを、備える。記憶部31には、第1テーブルと、第2テーブルと、が記憶される。第1テーブルでは、含水原料Mから受けるトルクと、含水原料における含水率とが関連付けられる。第2テーブルでは、含水率と、槽21に収容される含水原料Mから生成可能なバイオガスの生成可能量とが、特定条件下において関連付けられる。演算処理部32は、ステップ(1)と、ステップ(2)と、を実行可能である。ステップ(1)では、第1テーブルに基づいて、トルクから、含水率を算出する。ステップ(2)では、特定条件および第2テーブルに基づいて、ステップ(1)で算出された含水率から、バイオガスの生成可能量を算出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
バイオ原料および水を含む含水原料からバイオガスを生成可能なバイオガス生成装置であり、
バイオガス生成装置は、バイオガス生成部と、バイオガス算出部とを、備え、
前記バイオガス生成部は、
含水原料を収容する槽と、
前記槽内に配置され、回転可能な攪拌部とを備え、
前記バイオガス算出部は、
記憶部と、
演算処理部とを、備え、
前記記憶部には、
前記攪拌部が前記含水原料を攪拌するときに、前記含水原料から受けるトルクと、前記含水原料における含水率とが関連付けられた第1テーブルと、
前記含水率と、前記槽に収容される前記含水原料から生成可能なバイオガスの生成可能量とが、特定条件下において関連付けられた第2テーブルと、が記憶され、
前記演算処理部は、
前記第1テーブルに基づいて、前記トルクから、前記含水率を算出するステップ(1)と、
前記特定条件および前記第2テーブルに基づいて、前記ステップ(1)で算出された含水率から、前記バイオガスの前記生成可能量を算出するステップ(2)と、
を実行可能である、バイオガス生成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バイオガス生成装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
バイオ原料および水を含む含水原料を混練しながら、バイオ原料からバイオガスを生成するバイオガス生成装置が知られている(例えば、下記特許文献1参照。)。特許文献1に記載のバイオガス生成装置は、攪拌機と、制御装置と、を備える。攪拌機は、含水原料を攪拌する。検知装置は、バイオ原料の加水分解状況を、攪拌機のトルクを指標として検知して、推定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-12974号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
バイオガス生成装置では、目的および用途に応じて、バイオガスの生成可能量を算出する必要がある。
【0005】
特許文献1のバイオガス生成装置では、バイオ原料の加水分解状況を推定するだけで、バイオガスの生成可能量を算出しない。
【0006】
本発明は、バイオガスの生成可能量を算出できるバイオガス生成装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明[1]は、バイオ原料および水を含む含水原料からバイオガスを生成可能なバイオガス生成装置であり、前記バイオガス生成装置は、バイオガス生成部と、バイオガス算出部とを、備え、と、前記バイオガス生成部は、前記含水原料を収容する槽と、前記槽内に配置され、回転可能な攪拌部とを備え、前記バイオガス算出部は、記憶部と、演算処理部とを、備え、前記記憶部には、前記攪拌部が前記含水原料を攪拌するときに、前記含水原料から受けるトルクと、前記含水原料における含水率とが関連付けられた第1テーブルと、前記含水率と、前記槽に収容される前記含水原料から生成可能なバイオガスの生成可能量とが、特定条件下において関連付けられた第2テーブルと、が記憶され、前記演算処理部は、前記第1テーブルに基づいて、前記トルクから、前記含水率を算出するステップ(1)と、前記特定条件および前記第2テーブルに基づいて、前記ステップ(1)で算出された前記含水率から、前記バイオガスの生成可能量を算出するステップ(2)と、を実行可能である、バイオガス生成装置を含む。
【0008】
このバイオガス生成装置によれば、演算処理部が、特定条件および第2テーブルに基づいて、ステップ(1)で算出された含水率から、バイオガスの生成可能量を算出するステップ(2)を実行することによって、バイオガスの生成可能量を算出できる。
【発明の効果】
【0009】
本発明のバイオガス生成装置は、バイオガスの生成可能量を算出できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
バイオガス生成装置の一実施形態の概略図である。
第1テーブルのグラフである。
第2テーブルのグラフである。
演算処理部におけるフローチャートである。
バイオガス計画発電システムの概略図である。
発電部における発電のフローチャートである。
運転スケジュールの作成のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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