TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024132479
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-01
出願番号
2023043254
出願日
2023-03-17
発明の名称
サンドイッチパネル、及び耐火間仕切壁とその施工方法
出願人
株式会社フジタ
,
日本インシュレーション株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E04C
2/36 20060101AFI20240920BHJP(建築物)
要約
【課題】耐火性と断熱性、及び製作性に優れたサンドイッチパネルと、耐火性と断熱性、及び施工性に優れた耐火間仕切壁とその施工方法を提供すること。
【解決手段】サンドイッチパネル70は、中空セル11を備え、一対の広幅面12と一対の縦小口13と一対の横小口14とを備えている芯材10、横方向の幅が芯材10よりも大きい複数の耐火面材21,31が横目地23,33を介して縦方向に並べられて形成され、芯材10の一対の広幅面12にそれぞれ当接される一対の耐火面材ユニット40、一対の縦小口13と一対の耐火面材21,31とにより形成される側方隙間45に挿入されて縦方向に延びる一対の鋼製の縦桟15、芯材10と耐火面材ユニット40との間における横目地23,33に対応する位置に配設されて横方向に延びる板状の横桟50を有し、耐火面材21,31が縦桟15と横桟50に対して軸状の固定部材60により固定されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の中空セルを備え、一対の広幅面と、縦方向に延びる一対の縦小口と、横方向に延びる一対の横小口とを備えている、芯材と、
横方向の幅が前記芯材よりも大きい複数の耐火面材が横目地を介して縦方向に並べられて形成され、前記芯材の前記一対の広幅面にそれぞれ当接される、一対の耐火面材ユニットと、
前記一対の縦小口と、前記一対の耐火面材とにより形成される側方隙間に挿入され、縦方向に延びる、一対の鋼製の縦桟と、
前記芯材と前記耐火面材ユニットとの間における前記横目地に対応する位置に配設され、横方向に延びる板状の横桟と、を有し、
前記耐火面材が、前記縦桟と前記横桟に対して、軸状の固定部材により固定されていることを特徴とする、サンドイッチパネル。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記耐火面材ユニットが、前記芯材側にある内張り耐火面材ユニットと、前記内張り耐火面材ユニットに積層される外張り耐火面材ユニットとを備え、
前記内張り耐火面材ユニットは、前記耐火面材に含まれる複数の内張り耐火面材により形成され、複数の前記内張り耐火面材の間には、前記横目地に含まれる内側横目地が介在し、
前記外張り耐火面材ユニットは、前記耐火面材に含まれる複数の外張り耐火面材により形成され、複数の前記外張り耐火面材の間には、前記横目地に含まれる外側横目地が介在し、
前記芯材と前記内張り耐火面材ユニットとの間における前記内側横目地と前記外側横目地のそれぞれに対応する位置に、前記横桟が配設され、
前記内張り耐火面材と前記外張り耐火面材が、前記縦桟と前記横桟に対して、前記固定部材により固定されていることを特徴とする、請求項1に記載のサンドイッチパネル。
【請求項3】
前記横桟が、当接する前記耐火面材に対して無機系接着剤を介して固定されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のサンドイッチパネル。
【請求項4】
前記横桟が鋼板であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のサンドイッチパネル。
【請求項5】
前記縦桟が溝形鋼により形成され、
前記溝形鋼の開口が前記芯材に対向するようにして前記側方隙間に挿入されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のサンドイッチパネル。
【請求項6】
前記中空セルは、その長手方向に直交する断面形状がハニカム状を呈し、前記長手方向が前記一対の広幅面を繋ぐ方向に設定されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のサンドイッチパネル。
【請求項7】
前記中空セルの内部に、無機系発泡材が充填されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のサンドイッチパネル。
【請求項8】
前記内張り耐火面材が、ケイ酸カルシウム板であり、
前記外張り耐火面材が、石膏ボードであることを特徴とする、請求項2に記載のサンドイッチパネル。
【請求項9】
前記一対の耐火面材と前記縦桟とにより、縦方向に延びる繋ぎ用隙間が形成され、
複数の請求項1又は2に記載のサンドイッチパネルが横方向に並べられ、双方の前記繋ぎ用隙間に対して嵌め込まれているパネル継手材を介して、双方の前記サンドイッチパネルが接合されることにより形成されることを特徴とする、耐火間仕切壁。
【請求項10】
施工現場以外の場所でサンドイッチパネルとパネル継手材を製作する、製作工程と、
施工現場において、複数のサンドイッチパネルを前記パネル継手材を介して接合することにより、耐火間仕切壁を施工する、施工工程とを有し、
前記製作工程では、
前記サンドイッチパネルが、
複数の中空セルを備え、一対の広幅面と、縦方向に延びる一対の縦小口と、横方向に延びる一対の横小口とを備えている、芯材と、
横方向の幅が前記芯材よりも大きい複数の耐火面材が横目地を介して縦方向に並べられて形成され、前記芯材の前記一対の広幅面にそれぞれ当接される、一対の耐火面材ユニットと、
前記一対の縦小口と、前記一対の耐火面材とにより形成される側方隙間に挿入され、縦方向に延びる、一対の鋼製の縦桟と、
前記芯材と前記耐火面材ユニットとの間における前記横目地に対応する位置に配設され、横方向に延びる板状の横桟と、を有し、
前記縦桟と前記横桟に対して、前記耐火面材を軸状の固定部材によって固定することにより前記サンドイッチパネルを製作することを特徴とする、耐火間仕切壁の施工方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、サンドイッチパネル、及び耐火間仕切壁とその施工方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
有機系断熱材により形成される芯材の一対の広幅面が、一対の耐火面材にて挟持されているサンドイッチパネルは、パネル一式が工場生産され、コンクリートやALC(軽量気泡コンクリート、Autoclaved light weight concrete)等からなる面材に比べて軽量であることから、従来の建物の現場組み立て式の乾式耐火間仕切壁の代替として適用されることにより、現場施工時の省力化と工期短縮を可能にした部材である。このサンドイッチパネルは、上記する軽量性の他にも、芯材により奏される断熱性(空間保温性)や耐火面材により奏される耐火性、さらには、製造時における二酸化炭素の排出量縮減による環境影響負荷低減性といった様々な効果を有している。
【0003】
ここで、特許文献1には、表面材と裏面材との間に、接着剤層を介してハニカム芯材が一体に介在されている耐火複合パネルが提案されている。この耐火複合パネルは、ハニカム芯材を不燃化するとともに、接着剤層をシート材に含浸させた構造とし、ハニカム芯材の少なくとも両面材端部側の一方には、難燃フォーム、高熱下で発泡炭化層を形成する不燃未発泡層が順に積層一体化されている。ここで、接着剤層は、表面材や裏面材等の広幅面に均一に塗布されるとし、エポキシ樹脂やポリエステル樹脂、フェノール樹脂、ポリエチレン樹脂といった有機系接着剤が適用されるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-231568号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載される耐火複合パネル(上記サンドイッチパネルに相当)によれば、ハニカム芯材を適用することにより、軽量化を図り、強度を高めることができるとしている。しかしながら、パネルの内部に、有機系接着剤からなる接着剤層が面状に広がっていることから、火災時におけるサンドイッチパネルの燃焼拡大が促進され、初期の耐火性能を確保できないことが懸念される。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、耐火性と断熱性、及び製作性に優れたサンドイッチパネルと、耐火性と断熱性、及び施工性に優れた耐火間仕切壁とその施工方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成すべく、本発明によるサンドイッチパネルの一態様は、
複数の中空セルを備え、一対の広幅面と、縦方向に延びる一対の縦小口と、横方向に延びる一対の横小口とを備えている、芯材と、
横方向の幅が前記芯材よりも大きい複数の耐火面材が横目地を介して縦方向に並べられて形成され、前記芯材の前記一対の広幅面にそれぞれ当接される、一対の耐火面材ユニットと、
前記一対の縦小口と、前記一対の耐火面材とにより形成される側方隙間に挿入され、縦方向に延びる、一対の鋼製の縦桟と、
前記芯材と前記耐火面材ユニットとの間における前記横目地に対応する位置に配設され、横方向に延びる板状の横桟と、を有し、
前記耐火面材が、前記縦桟と前記横桟に対して、軸状の固定部材により固定されていることを特徴とする。
【0008】
本態様によれば、複数の中空セルを備えている芯材の一対の広幅面にそれぞれ、複数の耐火面材が横目地を介して縦方向に並べられて形成されている、一対の耐火面材ユニットが配設され、芯材の一対の縦小口の側方隙間において縦方向に延びる一対の鋼製の縦桟が配設され、芯材と耐火面材ユニットとの間における横目地に対応する位置に板状の横桟が配設されている構成において、耐火面材が縦桟と横桟に対して軸状の固定部材により固定されていることにより、面状に広がる有機系接着剤からなる接着剤層を介して耐火面材が接着されていないことから、この接着剤層に起因する火災時におけるサンドイッチパネルの燃焼拡大が防止され、耐火性に優れたサンドイッチパネルが形成される。さらに、複数の中空セルを備えている芯材の一対の広幅面に、一対の耐火面材が配設され、芯材の一対の縦小口に一対の縦桟が配設されている構成であることから、可及的に軽量であって製作性に優れ、さらに断熱性に優れたサンドイッチパネルとなる。
【0009】
ここで、芯材の備える「複数の中空セル」とは、多数の中空セルが相互に隣接している構造のことを意味しており、中空セルの輪郭形状は、四角形(正四角形を含む)や六角形(正六角形を含む)、八角形(正八角形を含む)、もしくはこれらの組合せ等を例示できる。また、「軸状の固定部材」には、ビスや釘、ボルト(ラグスクリューボルトを含む)、ステープル等が含まれる。
【0010】
また、本発明によるサンドイッチパネルの他の態様において、
前記耐火面材ユニットが、前記芯材側にある内張り耐火面材ユニットと、前記内張り耐火面材ユニットに積層される外張り耐火面材ユニットとを備え、
前記内張り耐火面材ユニットは、前記耐火面材に含まれる複数の内張り耐火面材により形成され、複数の前記内張り耐火面材の間には、前記横目地に含まれる内側横目地が介在し、
前記外張り耐火面材ユニットは、前記耐火面材に含まれる複数の外張り耐火面材により形成され、複数の前記外張り耐火面材の間には、前記横目地に含まれる外側横目地が介在し、
前記芯材と前記内張り耐火面材ユニットとの間における前記内側横目地と前記外側横目地のそれぞれに対応する位置に、前記横桟が配設され、
前記内張り耐火面材と前記外張り耐火面材が、前記縦桟と前記横桟に対して、前記固定部材により固定されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
塗装ユニット
19日前
個人
テント補強構造
1か月前
個人
軽トラ用テント
2か月前
個人
防護用浮上シート
1か月前
宗教法人常妙寺
墓石
27日前
積水樹脂株式会社
フェンス
1か月前
個人
屋根の雪下し装置
2か月前
セーレン株式会社
屋根下葺材
1か月前
三協立山株式会社
構造体
2か月前
三協立山株式会社
構造体
1か月前
三協立山株式会社
手すり
20日前
三協立山株式会社
構造体
2か月前
三協立山株式会社
構造体
2か月前
三協立山株式会社
構造体
1か月前
鹿島建設株式会社
接合構造
1か月前
ミサワホーム株式会社
建物
19日前
ミサワホーム株式会社
住宅
19日前
平岡織染株式会社
彩色遮熱シート
2か月前
和田装備株式会社
目地装置
2か月前
ミサワホーム株式会社
建物
1か月前
ミサワホーム株式会社
建物
1か月前
株式会社英知
建築物及び建築方法
2か月前
ミサワホーム株式会社
住宅
2か月前
ミサワホーム株式会社
建物
1か月前
ミサワホーム株式会社
建物
1か月前
アイジー工業株式会社
スターター
2か月前
ミサワホーム株式会社
建物
1か月前
積水ハウス株式会社
耐力壁
2か月前
株式会社竹中工務店
接合構造
2か月前
大和ハウス工業株式会社
巾木
2か月前
大和ハウス工業株式会社
建物
1か月前
日精株式会社
機械式駐車装置
1か月前
三洋工業株式会社
膜天井構造
1か月前
三協立山株式会社
簡易構造物
2か月前
明正工業株式会社
建材パネル
1か月前
ミサワホーム株式会社
庇構造
1か月前
続きを見る
他の特許を見る