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公開番号2024132230
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023042932
出願日2023-03-17
発明の名称改札システム
出願人東海旅客鉄道株式会社,株式会社NTTドコモ
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類G07B 15/00 20110101AFI20240920BHJP(チェック装置)
要約【課題】携帯端末を近づける操作をすることなく利用者が入場できる改札システムを提供する。
【解決手段】本開示は、入退場ゲートとサーバとを備える改札システムである。入退場ゲートは、扉と、検出エリア内で利用者が所有する携帯端末の位置及びIDを取得する取得部と、利用者の顔画像を取得する撮影部と、扉制御部とを有する。サーバは、IDが顔画像と同一の利用者に属するペアリングIDであるか判定する判定部を有する。扉制御部は、携帯端末の位置が改札利用エリアに含まれ、かつ、判定部がIDをペアリングIDであると判定した場合に扉を開く。判定部は、ペアリングIDであると判定されたIDについては、携帯端末が検出エリアを通過するまで判定の対象から除外する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
入退場ゲートと、
前記入退場ゲートと通信を行うように構成されたサーバと、
を備え、
前記入退場ゲートは、
利用者の通過を規制するように構成された扉と、
検出エリア内で、前記利用者が所有する携帯端末の位置及びIDを取得するように構成された取得部と、
前記利用者の顔画像を取得するように構成された撮影部と、
前記ID及び前記顔画像を前記サーバに送信するように構成された通信部と、
前記扉の開閉を行うように構成された扉制御部と、
を有し、
前記サーバは、前記通信部から受信した前記IDが、前記通信部から受信した前記顔画像と同一の利用者に属するペアリングIDであるか判定する判定処理を行うように構成された判定部を有し、
前記扉制御部は、前記携帯端末の位置が改札利用エリアに含まれ、かつ、前記判定部が前記IDを前記ペアリングIDであると判定した場合に前記扉を開き、
前記判定部は、前記ペアリングIDであると判定された前記IDについては、前記携帯端末が前記検出エリアを通過するまで前記判定処理の対象から除外する、改札システム。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
請求項1に記載の改札システムであって、
前記判定部は、前記IDが入場可能登録されている場合に前記判定処理を行い、前記IDが入場可能登録されていない場合には前記判定処理を行わない、改札システム。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の改札システムであって、
前記判定部は、前記入退場ゲートから入場可能な利用エリアから退出していない前記利用者に属する顔画像を前記判定処理に用いない、改札システム。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の改札システムであって、
前記取得部は、近距離無線通信により前記携帯端末を検出した後に、前記近距離無線通信よりも帯域の広い広帯域無線通信を前記携帯端末と行う、改札システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、改札システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
乗物の搭乗エリア、建物の敷地内等に入場する際に、利用者の携帯端末のIDと顔認証とによって扉の開閉を行う改札システムが公知である(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-1567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の改札システムでは、IDを読み取るために携帯端末を読み取り部分にかざす必要がある。これに対し、検出エリア内の携帯端末との通信によってIDを取得することで、利用者が携帯端末を所定の位置に近づける作業が不要となる。
【0005】
しかしながら、このようなシステムでは、一度認証されて入場済みとなったIDが再度検出エリア内で検出された場合、入場済みのIDと判定されて通過が拒否される可能性がある。
【0006】
本開示の一局面は、携帯端末を近づける操作をすることなく利用者が入場できる改札システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様は、入退場ゲートと、入退場ゲートと通信を行うように構成されたサーバと、を備える改札システムである。入退場ゲートは、利用者の通過を規制するように構成された扉と、検出エリア内で、利用者が所有する携帯端末の位置及びIDを取得するように構成された取得部と、利用者の顔画像を取得するように構成された撮影部と、ID及び顔画像をサーバに送信するように構成された通信部と、扉の開閉を行うように構成された扉制御部とを有する。
【0008】
サーバは、通信部から受信したIDが、通信部から受信した顔画像と同一の利用者に属するペアリングIDであるか判定する判定処理を行うように構成された判定部を有する。扉制御部は、携帯端末の位置が改札利用エリアに含まれ、かつ、判定部がIDをペアリングIDであると判定した場合に扉を開く。判定部は、ペアリングIDであると判定されたIDについては、携帯端末が検出エリアを通過するまで判定処理の対象から除外する。
【0009】
このような構成によれば、顔画像のマッチング判定が行われたIDが再度判定されることが避けられる。そのため、検出エリア内での携帯端末からのIDの自動取得によって、携帯端末を近づける操作をすることなく、利用者が入退場ゲートを通過することができる。
【0010】
本開示の一態様では、判定部は、IDが入場可能登録されている場合に判定処理を行い、IDが入場可能登録されていない場合には判定処理を行わなくてもよい。このような構成によれば、入場できないIDが判定処理の対象から除外されるため、撮影部が取得した顔画像とデータベースに登録された顔画像とのマッチング処理の負荷を低減することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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