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公開番号
2024131574
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023041923
出願日
2023-03-16
発明の名称
リード及びリードの製造方法
出願人
ヤマハ株式会社
代理人
弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類
G10D
9/035 20200101AFI20240920BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】植物材料以外で形成されたリードによって様々な音色を実現する。
【解決手段】一実施形態によれば、気鳴楽器用のリードであって、前記リードの長手方向に垂直な方向に積層された複数のプラスチックシートを含み、前記複数のプラスチックシートのうち少なくとも一つのプラスチックシートが積層方向及び前記長手方向の両方に垂直な方向における弾性率よりも前記長手方向における弾性率の方が大きい、リードが提供される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
気鳴楽器用のリードであって、
前記リードの長手方向に垂直な方向に積層された複数のプラスチックシートを含み、
前記複数のプラスチックシートのうち少なくとも一つのプラスチックシートが積層方向及び前記長手方向の両方に垂直な方向における弾性率よりも前記長手方向における弾性率の方が大きい、リード。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記長手方向の弾性率は、前記リードの短手方向の弾性率の1.1倍以上2.0倍以下である、請求項1に記載のリード。
【請求項3】
前記少なくとも一つのプラスチックシートは、第1層、及び前記第1層に対して前記積層方向に隣接する第2層を含み、
前記第1層の弾性率の異方性は、前記第2層の弾性率の異方性とは異なる、請求項1に記載のリード。
【請求項4】
前記積層方向は、前記リードの短手方向である、請求項1に記載のリード。
【請求項5】
前記積層方向は、前記長手方向及び前記リードの短手方向に対して垂直な方向である、請求項1に記載のリード。
【請求項6】
各々が異方性を有する複数のプラスチックシートを準備し、
前記異方性が揃うように前記複数のプラスチックシートを重ねて積層体を形成し、
前記積層体から短手方向よりも長手方向の弾性率が大きい板を切り出すこと、
を含む、リードの製造方法。
【請求項7】
前記積層体の前記長手方向の弾性率は、前記短手方向の弾性率の1.1倍以上2.0倍以下である、請求項6に記載のリードの製造方法。
【請求項8】
前記前記複数のプラスチックシートのうち少なくとも一つのプラスチックシートは、第1層、及び前記第1層に対して前記複数のプラスチックシートを積層した方向に隣接する第2層を含み、
前記第1層の弾性率の異方性は、前記第2層の弾性率の異方性とは異なる、請求項6に記載のリードの製造方法。
【請求項9】
前記板を切り出すことは、前記複数のプラスチックシートを積層した方向に沿って前記積層体から前記板を切り出すことを含む、請求項6に記載のリードの製造方法。
【請求項10】
前記板を切り出すことは、前記複数のプラスチックシートを積層した方向に対して垂直な方向に沿って前記積層体から前記板を切り出すことを含む、請求項6に記載のリードの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、管楽器のリード及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
管楽器のマウスピースに取り付けられるリードは、一般的にはケーンといわれる植物材料によって形成される。近年では、樹脂材料によって形成されたリードも開発されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-075556号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
植物材料で形成されたリード(以下、植物由来リードという)は、樹脂材料で形成されたリード(以下、樹脂由来リードという)とは物性が異なる。具体的には、植物由来リードは、その先端部において、リード本体の延在方向(縦方向)に略直交する横方向の剛性が、縦方向の剛性に比べて相対的に低く、縦方向に比べて横方向の弾性率が低く曲がり易いという特徴を有している。このような剛性の異方性により、植物由来リードは様々な音色を実現することができる。一方、樹脂由来リードは、植物由来リードとは異なり、縦方向及び横方向の剛性に異方性がない。そのため、樹脂由来リードは、植物由来リードの音色を再現することができない。樹脂由来リードによる発音を、植物由来リードによる発音に近づけることを含め、樹脂由来リードによって様々な音色を実現することが望まれている。
【0005】
樹脂材料から削り出す又は射出成形により作製される樹脂由来リードには、所望の剛性の異方性を付与することが困難である。
【0006】
本発明の目的の一つは、植物材料以外で形成されたリードによって様々な音色を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一実施形態によると、気鳴楽器用のリードであって、前記リードの長手方向に垂直な方向に積層された複数のプラスチックシートを含み、前記複数のプラスチックシートのうち少なくとも一つのプラスチックシートが積層方向及び前記長手方向の両方に垂直な方向における弾性率よりも前記長手方向における弾性率の方が大きいリード、が提供される。
【0008】
本開示の一実施形態によると、各々が異方性を有する複数のプラスチックシートを準備し、前記異方性が揃うように前記複数のプラスチックシートを重ねて積層体を形成し、前記積層体から短手方向よりも長手方向の弾性率が大きい板切り出すこと、を含む、リードの製造方法が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一実施形態によれば、樹脂材料で形成されたリードによって様々な音色を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態に係る吹き込み部を示す図である。
一実施形態に係るリードとマウスピースとを示す図である。
一実施形態に係るリードのヒールを長手方向から見た拡大図である。
一実施形態に係る複数のプラスチックシートを含む積層体を示す概略図である。
図4におけるA1-A2に沿ったプラスチックシートの積層体の断面図の一例である。
一実施形態に係るリードの製造方法の一例を示すフロー図である。
一実施形態に係るリードの製造工程を説明するための図である。
一実施形態に係るリードの製造工程を説明するための図である。
一実施形態に係るリードの製造工程を説明するための図である。
別の実施形態に係るリードのヒールを長手方向から見た拡大図である。
別の実施形態に係る複数のプラスチックシートを含む積層体を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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