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公開番号
2024131491
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023041771
出願日
2023-03-16
発明の名称
車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物および車両用冷却液輸送チューブ
出願人
住友理工株式会社
代理人
個人
主分類
C08L
23/10 20060101AFI20240920BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】低温押出での平滑性を確保できるとともに物性を確保できる車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物および車両用冷却液輸送チューブを提供する。
【解決手段】下記の(A)および(B)を含有し、ポリマー成分100質量%中、前記(A)が75質量%以上99質量%以下、前記(B)が1質量%以上25質量%以下である車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物とする。車両用冷却液輸送チューブは、車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物からなる。
(A)230℃、2.16kg荷重で測定されるメルトフローレートが0.2g/10分以上1.5g/10分以下であるプロピレン-α-オレフィンブロック共重合体
(B)230℃、2.16kg荷重で測定されるメルトフローレートが2g/10分以上50g/10分以下であるプロピレン単独重合体
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
下記の(A)および(B)を含有し、ポリマー成分100質量%中、前記(A)が75質量%以上99質量%以下、前記(B)が1質量%以上25質量%以下である、車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物。
(A)230℃、2.16kg荷重で測定されるメルトフローレートが0.2g/10分以上1.5g/10分以下であるプロピレン-α-オレフィンブロック共重合体
(B)230℃、2.16kg荷重で測定されるメルトフローレートが2g/10分以上50g/10分以下であるプロピレン単独重合体
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記(A)と前記(B)の230℃、2.16kg荷重で測定されるメルトフローレートの差が、5g/10分以上である、請求項1に記載の車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物。
【請求項3】
前記(B)の230℃、2.16kg荷重で測定されるメルトフローレートが、10g/10分以上50g/10分以下である、請求項1または請求項2に記載の車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物。
【請求項4】
ポリマー成分100質量%中、前記(A)が90質量%以上97質量%以下、前記(B)が3質量%以上10質量%以下である、請求項1または請求項2に記載の車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物。
【請求項5】
前記(A)が、エチレン-プロピレンブロック共重合体である、請求項1または請求項2に記載の車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物。
【請求項6】
前記(A)と前記(B)の230℃、2.16kg荷重で測定されるメルトフローレートの差が、5g/10分以上であり、
前記(B)の230℃、2.16kg荷重で測定されるメルトフローレートが、10g/10分以上50g/10分以下であり、
ポリマー成分100質量%中、前記(A)が90質量%以上97質量%以下、前記(B)が3質量%以上10質量%以下であり、
前記(A)が、エチレン-プロピレンブロック共重合体である、請求項1に記載の車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物。
【請求項7】
請求項1に記載の車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物からなる車両用冷却液輸送チューブ。
【請求項8】
前記(B)は、前記車両用冷却液輸送チューブの径方向の内部よりも外部に多く存在している、請求項7に記載の車両用冷却液輸送チューブ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物および車両用冷却液輸送チューブに関し、さらに詳しくは、自動車等の冷却システムにおける冷却液を輸送するためのチューブとして好適な車両用冷却液輸送チューブ用の樹脂組成物および車両用冷却液輸送チューブに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ガソリン車や電気自動車などの冷却システムにおける冷却液を輸送するためのチューブとして、冷却液輸送チューブがある。冷却液輸送チューブには、耐熱性の観点から、ポリアミド樹脂がよく採用されている。近年、冷却液輸送チューブの材料として、コスト的に有利なポリプロピレン系樹脂が検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-091730号公報
特開2006-194318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
冷却液輸送チューブは、長尺であり、配管においてコーナー部が多い。このため、流れ抵抗が大きい。チューブ内面の平滑性が低いと、局所的に応力がかかり、亀裂が生じる可能性がある。そして、チューブの押出温度が低いと、チューブ内面の平滑性が低下しやすい。一方、チューブの押出温度を高くすると、チューブの物性が低下しやすい。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、低温押出での平滑性を確保できるとともに物性を確保できる車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物および車両用冷却液輸送チューブを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物は、下記の(A)および(B)を含有し、ポリマー成分100質量%中、前記(A)が75質量%以上99質量%以下、前記(B)が1質量%以上25質量%以下である。
(A)230℃、2.16kg荷重で測定されるメルトフローレートが0.2g/10分以上1.5g/10分以下であるプロピレン-α-オレフィンブロック共重合体
(B)230℃、2.16kg荷重で測定されるメルトフローレートが2g/10分以上50g/10分以下であるプロピレン単独重合体
【0007】
前記(A)と前記(B)の230℃、2.16kg荷重で測定されるメルトフローレートの差は、5g/10分以上であるとよい。前記(B)の230℃、2.16kg荷重で測定されるメルトフローレートは、10g/10分以上50g/10分以下であるとよい。ポリマー成分100質量%中、前記(A)は90質量%以上97質量%以下、前記(B)は3質量%以上10質量%以下であるとよい。前記(A)は、エチレン-プロピレンブロック共重合体であるとよい。
【0008】
そして、本発明に係る車両用冷却液輸送チューブは、上記車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物からなる。
【0009】
前記(B)は、前記車両用冷却液輸送チューブの径方向の内部よりも外部に多く存在しているとよい。
【0010】
(1)本発明に係る車両用冷却液輸送チューブ用樹脂組成物は、下記の(A)および(B)を含有し、ポリマー成分100質量%中、前記(A)が75質量%以上99質量%以下、前記(B)が1質量%以上25質量%以下である。
(A)230℃、2.16kg荷重で測定されるメルトフローレートが0.2g/10分以上1.5g/10分以下であるプロピレン-α-オレフィンブロック共重合体
(B)230℃、2.16kg荷重で測定されるメルトフローレートが2g/10分以上50g/10分以下であるプロピレン単独重合体
(【0011】以降は省略されています)
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