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公開番号2024129943
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023039364
出願日2023-03-14
発明の名称スポイラ状表示板および自動車
出願人個人
代理人個人
主分類B60Q 7/00 20060101AFI20240920BHJP(車両一般)
要約【課題】自動車運転時に事故等が発生したり急病が発症したりしたとき、周囲に適切なメッセージを表示することができるスポイラ状表示板および自動車を提供する。
【解決手段】自動車2の後部またはルーフ部に設けられるスポイラ状の表示板であって、 自動車2の後部またはルーフ部に回動可能に設けられ、リアスポイラまたはルーフスポイラとして機能するスポイラ位置P1と、このスポイラ位置P1から回動して起立した表示位置P2とを選択的に取り得、表示位置P2にあるとき自動車2の少なくとも後方Rに向けて第1メッセージM1を表示する第1表示板10と、表示位置P2にある第1表示板10から上方に突出し、自動車2の少なくとも後方Rに向けて第2メッセージM2を表示する第2表示板20とを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
自動車(2)の後部に設けられるスポイラ状の表示板であって、
自動車(2)の後部に回動可能に設けられ、リアスポイラとして機能するスポイラ位置(P1)と、このスポイラ位置(P1)から回動して起立した表示位置(P2)とを選択的に取り得、表示位置(P2)にあるとき自動車(2)の少なくとも後方(R)に向けて第1メッセージ(M1)を表示する第1表示板(10)と、
表示位置(P2)にある第1表示板(10)から上方に突出し、自動車(2)の少なくとも後方(R)に向けて第2メッセージ(M2)を表示する第2表示板(20)と、
を備えていることを特徴とするスポイラ状表示板。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
自動車(2)のルーフ上部に設けられるスポイラ状の表示板であって、
自動車(2)のルーフ上部に回動可能に設けられ、ルーフスポイラとして機能するスポイラ位置(P1)と、このスポイラ位置(P1)から回動して起立した表示位置(P2)とを取り得、表示位置(P2)にあるとき自動車(2)の前方(F)および後方(R)に向けて第1メッセージ(M1)を表示する第1表示板(10)と、
表示位置(P2)にある第1表示板(10)から上方に突出し、自動車(2)の前方(F)および後方(R)に向けて第2メッセージ(M2)を表示する第2表示板(20)と、
を備えていることを特徴とするスポイラ状表示板。
【請求項3】
請求項1または2において、
前記第1表示板(10)を回動させる回動駆動機構(30)と、第1表示板(10)から第2表示板(20)を突出させる突出機構(40)とを備えていることを特徴とするスポイラ状表示板。
【請求項4】
請求項1または2において、
前記第1表示板(10)および/または第2表示板(20)は第1メッセージ(M1)および/または第2メッセージ(M2)を照明する照明手段(60)を備えていることを特徴とするスポイラ状表示板。
【請求項5】
請求項1または2のスポイラ状表示板を備えていることを特徴とする自動車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スポイラ状表示板および自動車に関するものである。より詳しくは、自動車運転時に事故等が発生したり急病が発症したりしたとき、自動車を停止して周囲に適切なメッセージを表示することができるようにするスポイラ状表示板および自動車に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
<特許文献1>実公平6-24279号公報
特許文献1には、
「自動車の車体後部のリアスポイラーに三角表示板を一体的に内蔵させることにより、非常時には内蔵された三角表示板を引き出すことにより、迅速に表示することを可能とした三角表示板付きリアスポイラーを提供すること」を課題とし(同文献〔考案が解決しようとする課題〕の欄)、
「車体後部に取り付けられる収納可能な三角表示板付きリアスポイラーにおいて、上記三角表示板が、底辺表示板と二つの斜辺表示板とで成り、底辺表示板がリアスポイラーの上面に設けた凹部内でほぼ平坦に折り畳んだ収納状態から、該リアスポイラー上面から略直角に立ち上がることにより起立状態となるとともに、二つの斜辺表示板が該底辺表示板の下方でリアスポイラー内の切り込み部へ垂直状態で内蔵され且つそれぞれ反対側の端部を支点として該リアスポイラーの斜め上方へ引き出されてその各自由端が互いに固定されることにより、リアスポイラー上で実質的に垂直な三角形状の組立状態となるよう構成した」(同文献〔課題を解決するための手段〕の欄)
三角表示板付きリアスポイラーが記載されている。
【0003】
しかし、この三角表示板付きリアスポイラーは、三角表示板を表示できるだけであり、他のメッセージを表示できない。
また、表示面積も大きくはないので、周囲に対する注意喚起力にも乏しい。
【0004】
<特許文献2>特開平2-241883号公報
特許文献2には、
「進行方向に対して直角となる立上り部が設けられたスポイラ本体と、所定値以上の減速度を検出する減速度センサと、前記減速度センサの出力に応動する駆動部とから成り、前記減速度センサの出力による前記駆動部の応動で前記立上り部を地表と直角に立ち上がらせ、前記減速度センサの出力の停止による前記駆動部の復帰で前記立上り部を地表と平行位置とすることを特徴とする車両用リアスポイラを提供し、更に、その立上り部の下面に文字あるいは電光による表示部を設けることで、高速走行時の急制動の場合の性能向及び追突事故防止を図」った(同文献「課題を解決するための手段」の欄)
車両用リアスポイラが記載されている。
【0005】
しかし、この車両用リアスポイラは、追突事故防止を図ったものであり、表示されるメッセージも同文献第5図に示されるような「急制動中!!」というものであるから、事故等が発生したり急病が発症したりしたときに、周囲に注意を喚起する表示としては適していない。
また、仮に表示内容を変えたとしても、表示面積も大きくはないので、周囲に対する注意喚起力にも乏しい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実公平6-24279号公報
特開平2-241883号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、自動車運転時に事故等が発生したり急病が発症したりしたとき、周囲に適切なメッセージを表示することができるスポイラ状表示板および自動車を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明のスポイラ状表示板は、
自動車の後部に設けられるスポイラ状の表示板であって、
自動車の後部に回動可能に設けられ、リアスポイラとして機能するスポイラ位置と、このスポイラ位置から回動して起立した表示位置とを選択的に取り得、表示位置にあるとき自動車の少なくとも後方に向けて第1メッセージを表示する第1表示板と、
表示位置にある第1表示板から上方に突出し、自動車の少なくとも後方に向けて第2メッセージを表示する第2表示板と、
を備えていることを特徴とする。
【0009】
上記の構成となっているので、本発明のスポイラ状表示板によれば、次のような作用効果が得られる。
自動車の通常運転時には、第1表示板をスポイラ位置とし、リアスポイラとして機能させることができる。なお、通常運転時には、第2表示板は第1表示板から突出していない。
一方、事故等が発生したり急病が発症したりした非常時には、自動車を安全な場所へ駐停車し、第1表示板をスポイラ位置から表示位置へ起立させるとともに、第2表示板を第1表示板から上方に突出させ、第1表示板には第1メッセージを、第2表示板には第2メッセージを、それぞれ少なくとも自動車の後方へ向けて表示させることができる。
メッセージは、起立した第1表示板だけでなくこの第1表示板から上方へ突出した第2表示板にも表示することができるので、表示面積を広くできるとともに第1,第2表示板にそれぞれ適切なメッセージを表示でき、結果として、周囲に適切なメッセージを表示して周囲に対する注意を十分に喚起することができる。
以上のようにこの本発明によれば、自動車運転時に事故等が発生したり急病が発症したりしたとき、周囲に適切なメッセージを表示して周囲に対する注意を十分に喚起することができる。
【0010】
また、上記課題を解決するために本発明のスポイラ状表示板は、
自動車のルーフ上部に設けられるスポイラ状の表示板であって、
自動車のルーフ上部に回動可能に設けられ、ルーフスポイラとして機能するスポイラ位置と、このスポイラ位置から回動して起立した表示位置とを取り得、表示位置にあるとき自動車の前方および後方に向けて第1メッセージを表示する第1表示板と、
表示位置にある第1表示板から上方に突出し、自動車の前方および後方に向けて第2メッセージを表示する第2表示板と、
を備えていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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