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公開番号2024139437
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023050377
出願日2023-03-27
発明の名称画像照射装置
出願人株式会社小糸製作所
代理人個人
主分類B60K 35/23 20240101AFI20241002BHJP(車両一般)
要約【課題】画像照射装置において、その画像生成ユニットからの出射光を画像表示部へ向けて反射させる反射鏡の向きを精度良くかつ無理なく調整可能な構成とする。
【解決手段】画像生成ユニットからの出射光を画像表示部へ向けて反射させる第2反射鏡40を、左右方向に延びる軸線Ax回りに回動させるためのアクチュエータ70として、上下方向に往復動する直動出力軸72を備えた構成とする。その上で、この直動出力軸72は、その先端部72aと回動可能に係合するように配置されたベアリング部材74を介して、第2反射鏡40に固定されたレバー部材46に連結された構成とする。その際、ベアリング部材74は、レバー部材46に対して装置前後方向に変位可能な態様で装着された構成とする。これによりレバー部材46が回動しても直動出力軸72との連結状態が無理なく維持されるようにする。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
画像表示部に表示用画像を映し出すように構成された画像照射装置において、
上記表示用画像を生成する画像生成ユニットと、上記画像生成ユニットからの出射光を上記画像表示部へ向けて反射させる反射鏡と、上記反射鏡を収容するハウジングとを備えており、
上記反射鏡は、上記ハウジングに対して左右方向に延びる軸線回りに回動可能に支持されており、
上記ハウジングに、上記反射鏡を上記軸線回りに回動させるためのアクチュエータが支持されており、
上記アクチュエータは、上下方向に往復動する直動出力軸を備えており、
上記アクチュエータは、上記直動出力軸の先端部と回動可能に係合するベアリング部材を介して上記反射鏡に連結されており、
上記ベアリング部材は、上記反射鏡に対して装置前後方向に変位可能な態様で装着されている、ことを特徴とする画像照射装置。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
上記直動出力軸の先端部は球状に形成されている、ことを特徴とする請求項1記載の画像照射装置。
【請求項3】
上記ベアリング部材は、上記直動出力軸の先端部に対して装置前後方向の両側から係合するように構成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の画像照射装置。
【請求項4】
上記ベアリング部材は、上記反射鏡に対して上記ベアリング部材の左右両側において係合するように構成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の画像照射装置。
【請求項5】
上記反射鏡に、装置前後方向に延びるレバー部材が固定されており、
上記レバー部材の先端部に係合孔が形成されており、
上記ベアリング部材は、上記係合孔に挿入された状態で上記レバー部材に対して装置前後方向に変位可能な態様で係合している、ことを特徴とする請求項1または2記載の画像照射装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、画像表示部に表示用画像を映し出すように構成された画像照射装置に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、車載用の画像照射装置として、車室内に配置された状態で、フロントウインドウ(すなわちウインドシールド)やその車室内側に配置された透光板等の画像表示部に表示用画像を映し出すように構成されたものが知られている。
【0003】
「特許文献1」には、このような画像照射装置として、表示用画像を生成する画像生成ユニットと、この画像生成ユニットからの出射光を画像表示部へ向けて反射させる反射鏡と、この反射鏡を収容するハウジングとを備えたものが記載されている。
【0004】
この「特許文献1」に記載された画像照射装置においては、反射鏡がハウジングに対して左右方向に延びる軸線回りに回動可能に支持されるとともに、この反射鏡を上記軸線回りに回動させるためのアクチュエータがハウジングに支持された構成となっている。その際、この「特許文献1」に記載された画像照射装置においては、アクチュエータが反射鏡の側方に配置された駆動力伝達機構を介して反射鏡に連結されており、これにより反射鏡の向きを調整し得る構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2020/110580号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記「特許文献1」に記載された画像照射装置においては、反射鏡に固定された扇形歯車とアクチュエータの回転出力軸に固定された平歯車とが噛合することによって駆動力伝達機構が構成されているので、バックラッシュの発生等による影響を考慮すると、反射鏡の向きを精度良く調整することは必ずしも容易でない。
【0007】
これに対し、アクチュエータとして上下方向に往復動する直動出力軸を備えた構成とし、その先端部がベアリング部材を介して反射鏡に連結された構成とすれば、反射鏡の向きを精度良く調整することが可能となるが、その際、反射鏡が回動しても直動出力軸との連結状態が無理なく維持される構成とすることが望まれる。
【0008】
このような課題は、車載用以外の画像照射装置においても同様に生じ得る課題である。
【0009】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、画像生成ユニットからの出射光によって画像表示部に表示用画像を映し出すように構成された画像照射装置において、画像生成ユニットからの出射光を画像表示部へ向けて反射させる反射鏡の向きを精度良くかつ無理なく調整することできる画像照射装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願発明は、アクチュエータの周辺構造に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
(【0011】以降は省略されています)

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