TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024129741
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-27
出願番号
2023039137
出願日
2023-03-13
発明の名称
設備機器設置台及び設備機器設置台の設置構造
出願人
株式会社SAICON
代理人
個人
主分類
E02D
27/44 20060101AFI20240919BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】傾斜角度が異なる種々の設置面に対して、設置面にアンカー等の部材を取り付けることなく、コンクリート板のような重量物である設置台を、労力と手間をかけることなく、容易かつ正確に水平に設置できるようにする。
【解決手段】設備機器を保持し傾斜した基礎コンクリート面2に設置される設備機器設置台1であって、コンリート製の平板状のベースブロック4、5からなり前記設備機器を保持する保持面を有する設置台本体3と、設置台本体3の異なる位置に取り付けられ、設置台本体3の底面と基礎コンクリート面2との距離を独立して調整して前記保持面を水平にする調整ボルト11、12、13、14とを備え、前記保持面が水平な状態で設置台本体3の底面と基礎コンクリート面2との間に形成される空間に充填されて設置台本体3を基礎コンクリート面2に固定する充填剤を充填する充填口5Fが設置台本体3に設けられている設備機器設置台1。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
設備機器を保持し傾斜した設置面に設置される設備機器設置台であって、
コンリート製の平板状のベースブロックからなり前記設備機器を保持する保持面を有する設置台本体と、
前記設置台本体の異なる位置に取り付けられ、前記設置台本体の底面と前記設置面との距離を独立して調整して前記保持面を水平にする複数の調整部材と
を備え、
前記保持面が水平な状態で前記設置台本体の底面と前記設置面との間に形成される空間に充填されて前記設置台本体を前記設置面に固定する充填剤を充填する充填口が前記設置台本体に設けられていることを特徴とする設備機器設置台。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
前記調整部材は前記設置台本体に螺合するネジ部と前記設置面に当接する台座部を備えた調整ボルトであり、該調整ボルトは前記設置台本体の隅部に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の設備機器設置台。
【請求項3】
前記設置台本体の底面には、前記設置面に当接し前記空間に充填された前記充填剤を前記空間内に封入する弾性部材からなる封入枠体が設けられていることを特徴とする請求項1記載の設備機器設置台。
【請求項4】
前記充填剤はグラウトモルタルであることを特徴とする請求項1記載の設備機器設置台。
【請求項5】
前記充填剤は前記空間に充填された後硬化して前記設置台本体の底面を支持することを特徴とする請求項1記載の設備機器設置台。
【請求項6】
前記保持面の前側には前記設備機器を載置する前方架台が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の設備機器設置台。
【請求項7】
前記保持面の前記前方架台の後方には前記設備機器を載置又は支持するための後方架台が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の設備機器設置台。
【請求項8】
前記設置台本体は複数の前記ベースブロックからなり、該複数のベースブロックは前記前方架台及び前記後方架台により連結されていることを特徴とする請求項6又は請求項7記載の設備機器設置台。
【請求項9】
設備機器を保持し傾斜した設置面に設置される設備機器設置台の設置構造であって、
設備機器設置台は、
コンリート製の平板状のベースブロックからなり前記設備機器を保持する保持面を有する設置台本体と、
前記設置台本体の異なる位置に取り付けられ、前記設置台本体の底面と前記設置面との距離を独立して調整して前記保持面を水平にする複数の調整部材と
を備え、
前記保持面が水平な状態で前記設置台本体の底面と前記設置面との間に形成される空間に充填剤が充填されて前記設置台本体が前記設置面に固定されることを特徴とする設備機器設置台の設置構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、家庭用の充電機器、蓄電池、給湯器、エアコン室外機等の設備機器を設置面に設置する設備機器の設置台及び設備機器の設置台設置構造に関するものである。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
家庭用の充電機器、蓄電池、給湯器、エアコン室外機等の設備機器を屋外に設置する場合、コンクリート面や地面等の設置面に設置台を置き、設置台の上に設備機器を載せて固定する。
この場合、設置面が傾斜し、設備機器が傾いて設置されると、安定性が悪くなり、設備機器が転倒しやくなる等の問題が生ずることから、設置面が傾斜していても設備機器を水平設置する必要がある。
このため傾斜した設置面に対して設備機器を水平に設置できるようにする設置台に関し、種々の提案がなされている。
【0003】
例えば、特許文献1(特開平7-4877号公報)には、合成樹脂製ブロック本体の上面にブロック本体の長手方向に沿って上面が傾斜するレベル調整部材をセットし、上面がほぼ水平状態となったレベル調整部材の上にエアコン室外機を載せて据え付けるように構成したエアコン室外機の設置構造が開示されている。
この特許文献1のエアコン室外機の設置構造では、合成樹脂製ブロック本体を置く地面の傾斜角度が異なることに対応するため、傾斜角度が異なる複数種類のレベル調整部材を用意するようになっている(特許文献1の段落[0009])。
しかしながら、地面(設置面)の傾斜角度は、場所によって異なり、特許文献1のエアコン室外機の設置構造では、傾斜角度の異なるすべての地面(設置面)に対して、エアコン室外機(設備機器)を水平に設置することができないのみならず、複数種類のレベル調整部材を用意しておくことから、使用しないレベル調整部材が生じ、材料の無駄となる。
しかも、特許文献1のエアコン室外機の設置構造は、合成樹脂製ブロックを使用することから、コンクリート製のブロックより強度が劣り、重量のある設備機器には適用できない。
【0004】
次に、特許文献2(特開2010-271008号公報)には、設置面(床面3)に接地する接地面13と、設置物(エアコン室外機2)が載置される載置面14とを有し、接地面13と載置面14との間に傾斜角度θを設け、この傾斜角度θを、設置面3に付与される排水勾配としての一般的な角度と同等以上に設定した設置台1であり、この設置台1は積み重ね可能に形成され、積み重ねた時に、下側の設置台1の載置面14の傾斜角度よりも、上側の設置台1の載置面14の傾斜角度の方が急傾斜になるように構成された設置台が開示されている。
しかしながら、設備機器が設置される設置面のすべてに一定の排水勾配が設けられているとは限らず、一般的な排水勾配(0.5度~1.5度)とは異なる傾斜角度の設置面に対しては、特許文献2の設置台では、設備機器を水平に設置することができない。
また、特許文献2の設置台では、設置台1は積み重ね可能となっており、載置面の傾斜角度を大きくすることができるが、積み重ねた載置面の傾斜角度と異なる傾斜角度の設置面に対しては、設備機器を水平に設置することができない。
しかも、特許文献2の設置台は、熱可塑性で硬質な合成樹脂材料を用いて一体成形されたものであり(特許文献2の段落[0031])、特許文献1と同様にコンクリート製のブロックより強度が劣り、重量のある設備機器には適用できない。
【0005】
この点、特許文献3(特開2015-55061号公報)には、設置部材34、第1固定部材としてのアンカーナット48及び第2固定部材としての長ボルト50を備えた付加構造物の設置構造であって、設置部材34には充電装置20が固定され、駐車スペース18の底面18Aにはアンカーナット48が打ち込まれ、長ボルト50が設置部材34の四隅の円筒部38とアンカーナット48に螺合されることにより、設置部材34が底面18Aに対して水平となるように固定され、設置部材34と底面18Aとの間には隙間52が形成され、隙間52にはケーブル54が挿通されるスポンジ材58が挿入され、隙間52の周縁部がコンクリート60によって埋められている付加構造物の設置構造が開示されている。
しかしながら、特許文献3では、設置面にアンカーナット48を打ち込む必要があり、手間がかかるのみならず、アンカーナット48を打ち込む位置がずれると、長ボルト50をアンカーナット48に螺号することができず、設置部材34を底面18Aに設置できないという問題がある。
また、特許文献3では、設置部材34と底面18Aとの間の隙間52にコンクリート60を打設するため、設置部材34を底面18Aから離して取り付ける必要があり、設置部材34がコンクリート板のような重量物の場合、設置部材34の取り付け作業に多大の労力を要するという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平7-4877号公報
特開2010-271008号公報
特開2015-55061号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、傾斜角度が異なる種々の設置面に対して、設置面にアンカー等の部材を取り付けることなく、コンクリート板のような重量物である設置台を、労力と手間をかけることなく、容易かつ正確に水平に設置できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明は、設備機器を保持し傾斜した設置面に設置される設備機器設置台であって、コンリート製の平板状のベースブロックからなり前記設備機器を保持する保持面を有する設置台本体と、前記設置台本体の異なる位置に取り付けられ、前記設置台本体の底面と前記設置面との距離を独立して調整して前記保持面を水平にする複数の調整部材とを備え、前記保持面が水平な状態で前記設置台本体の底面と前記設置面との間に形成される空間に充填されて前記設置台本体を前記設置面に固定する充填剤を充填する充填口が前記設置台本体に設けられている設備機器設置台を提供して、上記課題を解決するものである。
【0009】
請求項2の発明は、前記調整部材は前記設置台本体に螺合するネジ部と前記設置面に当接する台座部を備えた調整ボルトであり、該調整ボルトは前記設置台本体の隅部に取り付けられている設備機器設置台を提供して、上記課題を解決するものである。
【0010】
請求項3の発明は、前記設置台本体の底面には、前記設置面に当接し前記空間に充填された前記充填剤を前記空間内に封入する弾性部材からなる封入枠体が設けられている設備機器設置台を提供して、上記課題を解決するものである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
砂防ダム及び導流堤
1日前
大和ハウス工業株式会社
柱脚
22日前
株式会社高知丸高
仮締切構造体
24日前
日本ソリッド株式会社
防舷材の保護方法
1か月前
住友建機株式会社
ショベル
8日前
株式会社エスイー
対土石流構造物
17日前
日立建機株式会社
作業機械
29日前
住友重機械工業株式会社
ショベル
8日前
住友重機械工業株式会社
ショベル
8日前
住友重機械工業株式会社
作業機械
16日前
清水建設株式会社
杭圧入機
17日前
株式会社テクアノーツ
浮桟橋の係留装置
11日前
住友重機械工業株式会社
ショベル
10日前
エバタ株式会社
地下構造物の浮上防止方法
22日前
株式会社西原鉄工所
コンクリートブロック
1か月前
コベルコ建機株式会社
電動式作業機械
9日前
日本ソリッド株式会社
水中汚濁防止装置の展張方法
9日前
西部電機株式会社
水門開閉装置
29日前
鹿島建設株式会社
運搬機構および管体の搬送方法
1か月前
ゼニヤ海洋サービス株式会社
通船ゲートシステム
8日前
C技研株式会社
切削装置
1か月前
株式会社田口クリエイト
バケット
22日前
株式会社不二越
回転継手
22日前
株式会社不動テトラ
流動化砂組成物及びその製造方法。
23日前
ジオファーム株式会社
地盤補強工法
16日前
岡部株式会社
地中排水具及び地中排水構造
8日前
岡部株式会社
地中排水具及び地中排水構造
8日前
日立建機株式会社
建設機械の油圧制御システム
1か月前
株式会社笹山工業所
土壌の製造方法及び土壌の再利用方法
16日前
スエヒロシステム株式会社
長尺アンカ一体型ライナー
18日前
コベルコ建機株式会社
作業機械及び搭載物の搭載方法
9日前
住友重機械工業株式会社
作業機械の情報処理システム
8日前
オリエンタル白石株式会社
仮設足場を用いた施工方法
16日前
株式会社大林組
フェンス用基礎及びその形成方法
8日前
株式会社アイ・ティ・シ・コンサルティング
塔状構造物
29日前
パナソニックホームズ株式会社
住宅の構造
17日前
続きを見る
他の特許を見る